みなさん、こんにちは!
チアダンスの情報を集めたポータルサイト「チア★コミュニティ」を運営しているチアコミスタッフです♪
子どものしつけはいつから始めたらいいのでしょうか。園に入る前にある程度しつけをしたい方もいるかと思います。
そこで今回は、1~3歳の子どもへのしつけの目安をご紹介いたします。
しつけの際にやってはいけないことや、注意点もまとめたので、子どものしつけに悩んでいる保護者はぜひ参考にしてみてください。
目次
子どものしつけはいつから始めるべき?
子どもはいつか保護者の手から離れて自立していきます。社会に出たときに困ることがないように、他人に迷惑をかけないように、しつけを意識しますよね。しつけは早い方がよいのか悩むかと思います。
まず、ここでは子どものしつけはいつから始めるべきか解説します。
子どものしつけをする前には、自己肯定感を育むことが重要とされています。しつけでは必要に応じて子どもを叱ることもありますよね。その際に、子どもが自分を否定してしまわないように、自己肯定感を育むことが重要です。
自己肯定感とは、自分の存在を肯定して認めること。自分は自分でいいのだ、このままでいいのだ、という感覚を持つことです。愛情を持って接してくださいね。
3歳までは子どもの考えを否定せずに、「そうだね」と共感することを意識してください。何があっても家族は味方だということを子どもに理解させましょう。3歳以降から本格的なしつけをしていくことをおすすめします。
【1歳の子ども】おすすめのしつけ
1歳から2歳は、本格的なしつけをする必要はありません。子どもの気持ちに寄り添って、自己肯定感を育むことを意識してください。
「そんなだから失敗するんだよ」、「こんなことで泣いちゃだめ!」と言いたくなるかもしれませんが、このような言い方だと、子どもの気持ちを否定することに…。
子どもが泣いていたら、「そうだね、悲しいね」、「ママもその気持ちよくわかるよ」と共感することを心がけてください。
1歳でおしゃべりができる子であれば、基本的なごあいさつができるようにしつけをしましょう。
「こんにちは」、「ありがとう」、「ごめんね」、「おはよう」、「さようなら」のあいさつ言葉がきちんと使えるようにしつけることをおすすめします。
あいさつ言葉ができれば、人見知りしない子になりやすいと言えます。モジモジしたら「なんて言えばいいのかな?」と子どもを促してください。「こんにちはでしょ!」と答えを与えず、自然に子どもが言葉を発するように促すことをおすすめします。
【2歳の子ども】おすすめのしつけ
2歳の子どもの場合は、そろそろオムツを卒業したい頃。トイレのしつけ、トイレトレーニングを始めましょう。
子どもがモジモジしたら「そろそろトイレじゃない? 行ってみようか」と声をかけましょう。トイレに行っておしっこが出たら、便器内を一緒に見て、「ちゃんとおしっこができたね」と声をかけてください。
オムツをつけていると、自分のおしっこやうんちを見る機会が少ないです。トイレで見せることで自分で排泄を認識できるようになります。
自宅内での布オムツの使用もおすすめです。布オムツでおしっこやうんちをすると、肌に触れて不快な感覚になります。これで子どもが自分の排泄に気がついて、オムツを卒業しやすくなります。
【3歳の子ども】おすすめのしつけ
3歳になると、子どもができることが増え、自分の言葉で気持ちが伝えられるようになります。
お友だちができて、外で一緒に遊ぶこともあるでしょう。しっかりと「ごめんね」が言える子どもにしつけましょう。
もしも子どもが他の子のオモチャを取ってしまったり、叩いてしまったりしたら、「ごめんなさいは?」と言うのではなくて、「なんて言うんだっけ?」と子どもに「ごめんなさい」という言葉が出てくるように促しましょう。
相手がどんな気持ちになっているかも考えさせてください。
「オモチャを取られてしまって~~ちゃんはどんな気持ちかな?」と声をかけて、相手の気持ちが理解できるようにしつけをしましょう。
絵本を読む際は、キャラクターはどんな気持ちになっているかも子どもに考えさせましょう。
3歳は幼稚園や保育園に行く子も多くなり、家族以外の人と接する機会が増えます。自分の気持ちが伝えられるようにしつけましょう。特に子どもが困ったときには、自分が今困っていることをおとなに伝えられるようにしつけてください。
まずは保護者が率先して、困ったときは他人に頼る態度を示してください。「ちょっとご飯のお手伝いをして」、「パパ今荷物がいっぱいで大変だから、これを持ってくれる?」と子どもに言ってみましょう。
子どもが保護者の行動を見て、「困ったときは誰かに助けてもらえばいいんだ」と理解できるようになっていきます。
また、お片付けも身につけさせてください。おうちで遊ぶときは、オモチャを自分で片付けさせましょう。遊び終わったらお片付けまでがセットだということを認識させましょう。
オモチャのボックス(大きめのものがよい)を用意して、自分で片付けさせてください。最初はぐちゃぐちゃに入れてもOKです。子どもが出したものを決まったボックスに入れるという行動ができるようにしつけましょう。
自分でお片付けをしたら、褒めてあげてください。
子どものしつけの注意点
子どものしつけをする際の注意点をご紹介します。
子どものしつけの注意点|他の子と比べない
子どもの成長には個人差があります。これを理解していても、ついつい他の子と成長を比べてしまうことがありますよね。
「~~ちゃんはできるのに、どうしてあなたはできないの?」と言ってしまいたくなる気持ちもわからなくはありません。
しかし、比べてしまうと子どもが自分を否定してしまうことがあるのでおすすめしません。
比べるのは過去の子どもと比べ、他の家庭の子どもとは比べないようにしましょう。
1か月前の子どもと比べて「前よりも~~できるようになったね、頑張ったね」と声をかけてください。
子どものしつけの注意点|保護者がお手本になる
子どものしつけは保護者がお手本になってください。
たとえば「お片付けしなさい!」と子どもに言っても、保護者が片付けていなければ「ママだってやってないじゃん」と思われてしまうのです。
子どもはよくおとなを見ています。保護者が見本となる行動を取りましょう。
子どものしつけの注意点|怖がらせる
子どものしつけでは怖がらせないようにしましょう。
極端な例ですが、「~~しないと叩くよ!」というのは脅迫にあたり、子どもが怯えてしまいます。怖がってきちんと行動するため、結果が伴いますが、同じように友だちにも「オモチャを貸してくれないと叩くよ!」と幼稚園などで子どもが言うことがあるのです。
怖がるような言い方にはくれぐれも注意をしてください。
また、罰も与えないようにしましょう。
2020年4月から児童福祉法などが改正され、家庭での体罰は禁止となりました。しつけと体罰の区別は非常に難しいですよね…。
保護者はしつけのつもりの行為でも、子どもの体や心に苦痛が与えられ、不快感をもたらす行為となった場合は、体罰に該当し法律で禁止されています。
参考:厚生労働省「体罰等によらない子育てのために~みんなで育児を支える社会に~」
「あなたなんて産まなければよかった」など、言葉によって子どもに苦痛を与える場合も体罰となります。
子どものしつけの注意点|ポジティブなワードで指示を出す
子どものしつけではポジティブなワードを使いましょう。
「~~はしないでね」、「~~はしちゃだめ」などの否定ワードではなく、「~~しようね」と肯定ワードを使用してください。
やってはいけない理由も伝えるのがおすすめです。
「~~をすると、~~になるから、~~しようね」がおすすめです。
習い事でしつけはできる?
習い事でしつけはできるのでしょうか。
習い事によっては、礼節を学ぶことができます。年齢の違う子と一緒にレッスンを受けることで、子どもなりに上下関係を学ぶこともできるでしょう。
年下の子と習い事のレッスンを受ければ、小さな子にはやさしくする、ということが学べるかと思います。
しかし、習い事はあくまで習い事のスキルを身につける場所です。
英会話スクールであれば、英会話を習う場所であって、しつけをしてもらう場所ではありません。
そのため、習い事先でのしつけは期待しないようにしましょう。
しつけに対する考えは家庭によって異なるかと思います。習い事先の講師に自分の考えとは違うしつけをされるのは、困りますよね…。しつけは習い事先ではなく、家庭でするようにしてください。
しつけ教室という子どものしつけ専門のスクールもあります。しつけに悩んでいる場合は、一度行ってみるとよいかもしれません。
しつけ教室に行く場合は、教室の特徴や方針を調べておくことをおすすめします。プロにしつけ相談もしやすいのでおすすめです。
まとめ
子どものしつけは3歳から本格的に始めましょう。それまでは子どもの自己肯定感を育むことを意識してください。
1歳は基本のあいさつができるように、2歳はトイレトレーニング、3歳はお友だちに「ごめんね」が言えるように、困ったときに困っていることを周囲に伝えられるようにしつけましょう。
しつけの見本は保護者です。保護者が率先して模範となる行動を取ってください。体罰は法律で禁止されている行為です。しつけと称したものであっても、子どもが苦痛を感じる場合は体罰に該当するので、注意してください。
習い事でのしつけは期待せず、家庭でしつけをするのが理想ですが、必要に応じてしつけ教室の利用も検討しましょう。
しつけで悩んだ場合は、保護者仲間や園、学校の先生に相談するのもおすすめです。園や学校の先生はしつけのプロ。毎年何人もの子どもたちの指導をしてきているので、よいアドバイスが得られるはず。
ひとりで抱えないでくださいね。
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