子どもの成長過程の特徴の目安と成長におすすめの習い事や保護者の接し方

2022年7月27日

習い事情報

みなさん、こんにちは!

チアダンスの情報を集めたポータルサイト「チア★コミュニティ」を運営しているチアコミスタッフです♪

幼い子どもを育てていると、その成長に悩むこともあるでしょう。「うちの子は成長が遅いのではないか」と心配になる方もいるかもしれません。ついつい他の子どもと比べてしまうこともありますよね。

そこで今回は、まず子どもの成長過程の特徴を目安としてご紹介します。

子どもの成長過程における保護者の接し方や、おすすめの習い事も解説。反抗期に悩んでいる方もぜひご参照ください。

子どもの成長過程の特徴と課題

文部科学省の「子どもの道徳に関する懇親会「審議の概要」(案)」3.子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題では、子どもの成長過程の特徴が記されています。

これを元に、子どもの成長過程について解説していきます。

【子どもの成長過程】乳幼児期

乳幼児期、つまり小学校入学前の子どもの特徴について解説します。

乳幼児期は父親や母親など特定のおとなとの間に愛着関係を作る時期です。この時期は特に愛情をたっぷりとかけるとよいでしょう。また、複数の人との関わりを深めて、興味や関心の対象を広げ、認知や情緒を育てていく時期でもあります。

食事、トイレ、着替えなどが少しずつできるようになっていき、生活リズムが形成されていきます。

このことから、乳幼児期の成長過程では次のことをさせるとよいでしょう。

  • 公園に連れて行き、他の子どもと積極的に触れ合う
  • 特に愛情をかけて育てる
  • 早寝早起きの習慣を身につけさせる

よい生活リズムが作れるよう、保護者が手本となることをおすすめします。

幼児期の成長には個人差が大きく、保護者が悩むこともあります。個人差があるので、他の子どもとは違って当然ですが、あまりにも成長過程に差を感じる場合は、専門機関に相談しましょう。

検診での相談や、子どもの発達に関する専門機関(発達障害者支援センター、児童発達支援センターなど)に相談することもおすすめです。

子どもの知見を広げる、興味を広げるためにも習い事がおすすめです。

小学校で必要になるスキルをこの時期に身につけておくとよいでしょう。

【おすすめの習い事】

  • 水泳
  • ダンス
  • チームスポーツ
  • ピアノ

【子どもの成長過程】小学校低学年

小学校低学年の子ども(1、2年生、6歳から8歳)は、おとながダメだと言うことはしない、などおとなの言うことを守ることで、善悪の判断ができるようになっていく時期です。

言語能力・認知能力も高まるとされていて、興味の範囲が広がるとされています。

また、家庭での子育てにおける不安や子ども同士の交流活動の少なさから、子どもが社会性を十分に身につけないまま入学して子どもがストレスを感じることがあります。クラスメイトとどうやって友だちになればいいのかわからない、集団生活になじめないなどです。

これを「小1問題」、「小1プロブレム」と呼びますが、低学年気に顕著に現れます。

これらの子どもの成長過程の特徴から、次のような行動をおすすめします。

  • ダメなことをしたら、ダメと叱るだけではなくダメな理由を説明し、子どもに考えさせる
  • 心を育むため、積極的に自然に触れさせる

小1問題、小1プロブレムで悩んでいる方も少なくはないでしょう。子どもが学校でなじめない、行き渋りがある場合は、その原因を探ってください。

  • 保護者と離れるのが不安
  • 友だちが怖い
  • 給食を食べたくない
  • 授業についていけない

など、トラブルの原因はさまざまです。必要に応じて子どもの登校に付き添う、担任の先生に相談して連携して解決できるようにする、など対応をしましょう。

給食が苦手の子には、家庭での食事で子どもが好きではないものにも挑戦させるようにしましょう。子どもが食べられるもの、子どもが好きなもののみを提供することもあるかと思いますが、さまざまな食べ物があるということを子どもに教えてください。

【おすすめの習い事】

  • 英会話
  • プログラミング

小学校3年生以降で必要になる知識がつく習い事がおすすめです。

【子どもの成長過程】小学校高学年

9歳以降の小学校高学年の時期は、ものごとをある程度対象化して認識できるようになるとされています。

対象との間に距離を置いた客観的な分析ができ、自分のことも客観視できるようになっていきます。9歳頃になると、発達の差が大きく見られるようになり、周囲との差にストレスを感じる子どもも増えます。

これを「9歳の壁」(10歳の壁と呼ばれることもあります)と呼び、悩む子ども・保護者も少なくはありません。

9歳頃は、思春期や反抗期に入り出す時期で、心も大きく成長します。このことで保護者との関係が変わることもあるのです。友だち関係を重要視するようになり、友だちとのトラブルに悩み出すことも。

子どもが自分を客観視できるようになり、周囲との差を感じ始める時期であるため、劣等感や羞恥心を抱くこともあります。

小学校高学年期の成長過程から、次のように子どもに接することをおすすめします。

  • 子どもを褒めて劣等感を抱かせないようにする
  • 子どものありのままを受け入れて、子どもの自己肯定感が増すようにする

【おすすめの習い事】

  • 英会話
  • 学習塾

【子どもの成長過程】中学生(青年前期)

中学生になると、思春期が始まります。自分の個にきがつき、保護者や友だちとは違う内面の世界があることを理解するため、その内面性の違いに悩むことがあります。

またこの時期は、おとなとの関係よりも友だちとの関係を重視することがあるため、保護者に対する反抗(第二反抗期)、保護者とのコミュニケーション不足が生じやすいのも特徴。

このことから子どもとの関わり方に悩む保護者も少なくはありません。

次のような対処や行動をおすすめします。

  • 反抗期をそういうもの、と受け入れる
  • 子どもを否定しない

反抗期はほとんどの子どもが成長過程で経験するもの。「育て方が悪かったのか…」と悩まずに、そういうものだと考えるようにしましょう。

反抗的な態度になる子どもに対して、「どうしてそんなに悪いの!」と頭ごなしに怒ってしまうと、子どもとの関係が悪化する可能性もあります。より反抗することもあるので、反抗期の子どもを受け入れ、叱るときのラインを決めましょう。

イライラしているときは、些細なことで子どもを叱ってしまうこともありますよね…。反抗期で態度が悪いと、ムッとすることもあるでしょう。

その日の気分で叱るのではなく、ここからは叱る、ここまでは許すというボーダーラインを決めて、ルールに基づいて怒ることをおすすめします。

【おすすめの習い事】

  • 学習塾

この時期になると、子どもがやりたいこと、好きなことがはっきりとしてくるので、子どもがやりたい! と言い出したことを習わせることをおすすめします。

【子どもの成長過程】高校生(青年中期)

高校生は、自立したおとなになるための移行期です。この時期になると思春期からの混乱から脱しつつあり、精神的に安定してきます。

年齢的には将来を考える時期ではあるものの、目の前の楽しさを追及する傾向にある若者が増えています。特定の仲間とは濃密な人間関係が築けても、それ以外とは無関心になる傾向もあります。

上記のような成長過程の特徴から、高校生の子どもには次のような対応がおすすめです。

  • 進路選択の候補となる経験をする(社会経験)
  • 社会の一員という自覚を持った行動を取らせる
  • 子どもの選択や意思を尊重する

保護者が手伝うことを減らし、少しずつ自立できるようにサポートしましょう。子どもが親離れをするだけでなく、親も子離れをします。

保護者としてはさみしい気持ちもありますが。子どもが自立してひとりの人間として生活していけるように、保護者も精神的に子どもと分離できるようにしていきましょう。

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成長過程に合った習い事をさせましょう

子どもの習い事選びは、その成長過程の特徴に合ったものがおすすめです。

小学校低学年までの社会性を身につける時期の習い事であれば、多くの子どもと接する習い事がよいでしょう。個人レッスンよりも集団レッスンをおすすめします。チームスポーツなど協力して楽しむ習い事もよいですよ。

小学校高学年以降になると、学校の授業が複雑化するため、その前に学習塾や英会話教室、プログラミングスクールに通うとよいかもしれません。

中学生以降は、新規で習い事をするよりも、これまで続けてきた習い事に力を入れるとよいかもしれません。高校生まで1つの習い事を継続できた場合は、それが仕事に活かせることや、一生の趣味になることも。

可能な限り子どものやりたいことを続けさせましょう。

子どもの成長過程は個人差があります

子どもの成長には個人差があります。

また成人するまでにたどる成長過程も違いがあるので、他の子と少し違うからといって深く悩む必要もないかもしれません。

他の子と違うことも、子どもの個性なので、可能な限り子どもを受け入れてあげてくださいね。

他の子との違いに悩む場合は、ひとりで抱えずに相談をしましょう。専門機関や医療機関、信頼できる担任の先生や保健師などがおすすめです。

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まとめ

子どもの成長過程によって保護者は接し方を変えましょう。

乳幼児期は愛着関係を築く重要な時期なので、このときに親子の触れ合いの時間を長く持ってください。興味の対象が触れるように公園に連れて行くなど、いろいろな体験をさせましょう。

小学校低学年の時期は、ものごとの善悪がわかるよう、叱るときはダメな理由を説明してください。この時期には自然と触れ合う時間も増やしましょう。

小学校高学年は劣等感や羞恥心を抱きやすい時期なので、子どもを認め、自己肯定感が増すように保護者もありのままの子どもを受け入れてください。

中学生では思春期が始まり、子どもとの関係性に悩むこともあるかと思います。反抗期はそういうものだと軽く受け止め、子どもを否定しないようにしましょう。

高校生は、自立したおとなになるための移行期で、この時期は保護者も子離れを積極的に。手伝っていたことを減らすように心がけてください。

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