年中の子どもは、いくつ習い事をしているのでしょうか。近年は子どもの習い事の低年齢化が進んでいるとされているため、年中から習い事を探している方も多いですよね。
そこで今回は、年中がいくつ習い事をしているのか、年中におすすめのダンスの習い事について解説します。
ダンスを習うメリットも記載したので、ダンス系の習い事を検討中の方はぜひご参照ください。
目次
年中の子どもの習い事数は何種類?
年中(4月1日の時点で4歳の子ども)は、いくつ習い事をしているのでしょうか。いこーよの2019年の調査によると、次のような結果になっています。
年中は、4月1日の時点で4歳の子どもなので、上記のグラフの「3-5歳」に該当します。年中の習い事の数は、61%が1つ、29%が2つ、10%が3つ以上です。
ちなみに、「6-8歳」を見てみると、習い事を2つ、3つ以上している子どもの割合は増えています。小学校低学年になると、1つ習い事が増える傾向にあるようです。
年中で習い事をいくつすればいいのか、悩んでいる方はまずは1つからがおすすめです。ライフスタイルに合わせて、習い事を増やすとよいでしょう。
年中で習い事をしている子・していない子の割合
年中でしている習い事の数は、1つが多いですが、そもそも習い事をしている割合はどれくらいでしょうか。
こちらも、いこーよの2019年の調査結果を解説します。
習い事をしている4歳(年中)の割合は51%、習い事をしていない4歳(年中)の割合は49%です。
- 習い事をしている51%
- 習い事をしていない49%
習い事をしている年中、していない年中の割合は、ほぼ半々です。
しかし、5歳になると、急激に習い事をする割合が増えます。5歳のグラフをご覧ください。習い事をしていない5歳の割合は23%まで減り、習い事をしている子どもは77%に増えています。
これは、小学校入学を意識することが背景にあると考えられます。
小学校の授業を見越して、水泳、英会話、プログラミングなどを始めているからでしょう。はじめての習い事も5歳からの子どもが多いです。
年中でダンスを習うのは早い?ダンスを習うメリット
年中から子どもにダンスを習わせたいと考える保護者もいますよね。年中でダンスを習うのは早いのか、年中でダンスを習うメリットを解説します。
年中からダンスは早いのか?
年中からダンスを習うのは、早すぎるわけではありません。実際に年中で習い事をしている子どもの割合は約半分。年中で習い事をするのが早いというわけではないのです。
3歳(年少)から入れるダンススクールはたくさん。3歳からダンスを習っている子どもも多くいます。
実際にプロのダンサーの多くは、幼少期から習っています。早く習えば、その分早期にスキルアップも目指せるので、メリットも多いのです。
年中でダンスを習うメリット|体の基本的な使い方が学べる
年中でダンスを習うメリットは、体の基本的な使い方が学べることです。
スキップ、片足ジャンプなど、まだ年中だと苦手な動きもあるでしょう。ダンスのレッスンを受けることで、体の使い方を学べ、子どもができる動きのバリエーションが増えるのです。
基本的な体の動かし方も学べるため、子どもの運動機能が向上します。
年中でダンスを習うメリット|リズム感が身につく
年中でダンスを習うメリットは、リズム感が身につくことです。
音楽に合わせて体を動かすのがダンスのレッスン。年中から始めることで、子どもにリズム感が身につくようになります。
リズム感が身につくことで、幼稚園・保育園のお遊戯も上手にできるでしょう。リズム感は、ダンス以外でも重要です。楽器を演奏するときもリズム感が必要なので、メリットも多いのです。
さらにスポーツでもリズム感は大切。たとえばテニスでも、飛んできたボールの前に移動をして、ラケットを後ろに引いて打つという流れがあります。この一連の流れには、一定のリズムがあるのです。
リズム感が悪いと、スポーツにも影響が出るので、年中のうちにダンスを始めてリズム感をつけるのもおすすめです。
年中でダンスを習うメリット|真似る力が身につく
年中でダンスを習うことで、真似る力が身につきます。
ダンスのレッスンは、基本的に講師のお手本を見て、それを真似ます。ダンスレッスンを続けることで、真似る力が養われます。
子どもはおとなの行動を見て学ぶため、真似る力があると、子どもがスキルを習得しやすいのです。
年中でダンスを習うメリット|体力がつく
年中でダンスを習うメリットは、体力がつくことです。
幼い子どもは、まだ体力があまりありません。行きは元気でも、帰りは疲れて寝てしまうこともありますよね。
年中だと、これから体力を少しずつつけていく時期。このときにダンスを習うことで、より体力がつくとされています。
体力がつくと、免疫力もアップして風邪を引きにくくもなるでしょう。健康にもよいので、年中からダンスを始めてみませんか。
感染症が気になる時期は、なかなか子どもと公園に行けないこともあるでしょう。運動不足が気になる方もいますよね。
ダンスを習えば、楽しく体を動かせるので、運動不足解消にもなります。
年中でダンスを習うメリット|協調性が身につく
年中でダンスを習うメリットは、協調性が身につくことです。
ダンスは基本的にひとりでは踊らず、みんなで振り付けを合わせて踊ります。(ソロダンスもありますが…)
誰かが勝手に違うことをしていると、レッスンに支障が出てしまうのです。
周りの様子を見て、レッスンの進行の邪魔をしないようにする、みんなと振り付けを合わせることで、子どもの協調性が身につきます。
年中でダンスを習うメリット|積極性が身につく
年中でダンスを習うメリットは、積極性が身につくことです。
ダンスのレッスンでは、みんなの前で踊る必要があります。発表会であれば、知らない人の前で踊ることにもなりますよね。
人前で踊ることで、積極的な性格になるでしょう。引っ込み思案な性格も改善するかもしれません。
年中でできるダンスの習い事とは
年中でできるダンスの習い事はどんなものがあるのでしょうか。ダンスの種類について解説します。
ヒップホップ
年中でできるダンスの習い事は、ヒップホップです。いわゆるキッズダンススクールというと、ヒップホップが多く、子どもにも人気のダンスのジャンルです。
カジュアルなファッションで、イマドキな音楽で踊るので、子どもにも大人気。子ども向けのヒップホップダンススクールは多いので、近所でスクールを見つけられるでしょう。
チアダンス
年中でできるダンスの習い事は、チアダンスです。
チアダンスは近年人気が出ているダンスで、映画やドラマの『チア☆ダン』の影響もあるのかもしれませんね。ポンポンを持って踊るのが特徴で(持たないこともあります!)、このポンポンに憧れる子どもも多いのです。
園の運動会のお遊戯で、ポンポンを持って踊ったのが楽しくて、そこからチアダンスを習い始める子どももいるほど。チアダンスは、人を応援するダンス。明るく元気に踊るのが特徴で、チアダンスを習うことで、いつでもニコニコした明るい性格になれるかもしれません。
クラシックバレエ
年中の子どもにおすすめの習い事は、クラシックバレエです。
クラシック音楽が好きな子どもに向いているのがクラシックバレエ。ピアノと一緒に習う子どもも多いので、ピアノなど楽器を習っている子はバレエを習ってみませんか。
クラシックバレエを習うことで、高い柔軟性が獲得できます。
k-popダンス
年中におすすめのダンスの習い事は、k-popダンスです。
ここ数年は、世界でk-popが大人気。k-popグループが好きな年中の子どもも多いでしょう。テレビを観て、k-popグループの曲に合わせて踊る子どももいるかと思います。
そんな子どもにおすすめなのがk-popダンスです。人気があるダンスなので、k-popダンスクラス、k-popダンススクールも増えているので、ぜひ習ってみませんか。
年中が楽しめるダンスの種類は、ヒップホップ、チアダンス、クラシックバレエ、k-popダンスです。年中の場合は、しっかりと踊るというよりも、音楽に合わせて体を動かす練習、ダンスの楽しさを理解することがレッスンのメインとなります。
そのため、ダンスの種類は違っても年中の場合は、レッスン内容に差はあまりありません。
どのジャンルでも年中の子どもが受けるレッスンは、ほぼ同じなので、まずは気軽に習ってみるのもよいでしょう。
レッスン見学や体験レッスンに参加してみて、子どもにどのジャンルのダンスが好きかどうか、選ばせるとよいですよ。
年中の習い事の時間は?保護者の付き添いは必要?
年中の習い事の多くは、1時間以内です。子どもは集中力が短いため、レッスン時間がどうしても短いのです。30分から45分のレッスンなことが多く、最初は基礎レッスンで、あとは自由に踊るようなフリータイムになるスクールもあります。
保護者の付き添いが必要なスクールも多く、親子レッスンを実施しているところも。保護者による送迎は必須。スクールバスがあっても、停留所までは送迎する必要があるので、ある程度の保護者の負担がかかります。
まとめ
今回は、年中の子どもの習い事の数や、習い事をしている割合、おすすめのダンスの習い事について解説しました。
年中の習い事の数は1つが多く、習い事をしている割合は半々です。しかし、5歳になると習い事をする割合はぐんと上がるので、年中から習い事を始めるのもよいでしょう。
年中の子どもにおすすめのダンスのジャンルは、次のとおり。
- ヒップホップ
- チアダンス
- クラシックバレエ
- k-popダンス
ダンスのジャンルが違っても、年中の幼い子どものレッスンに大きな差はありません。
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