踊れるアイドルが増えていて、ダンスに憧れを持つ子どもも多いかと思います。小学校の運動会や中学校の体育の授業など、学校では踊る機会もあるため、ダンスを習わせたい保護者も多いですよね。
しかし、ダンスは何歳から始めればよいでしょうか。
今回は、ダンスを始める年齢は何歳がいいのか解説します。
早期にダンスを始めるメリット・デメリットも記載したので、参考にしてみてください。
目次
ダンスを始める年齢は何歳からがいいの?
ダンスを始める年齢は、何歳からがよいのでしょうか。
博報堂こそだて家族研究所のアンケート結果を見てみましょう。
参考:博報堂こそだて家族研究所 小学生ママの「子どもの習い事・身につけさせたいスキル」レポート
2016年のデータで少し古いですが、ダンスなどのパフォーマンス教室を始めた平均年齢は、5.6歳です。
だいたい5歳にダンスの習い事を始める人が多いと言ってよいでしょう。
しかし、こちらはあくまで平均年齢で、3歳からダンスを始める子もいます。
では、有名ダンサーは何歳からダンスを始めたのか調べてみました。
【菅原小春さん】
海外でも活躍しているダンサーの菅原小春さん。1992年生まれで、2002年から本格的にダンスを始めたとされているため、10歳から習い始めた可能性があります。
【菅井円加さん】
菅井円加さんは、2022年8月現在はドイツのハンブルグバレエ団で活躍するバレエダンサーです。3歳で姉のバレエの発表会を見てから影響を受けて、体操を始め、6歳でバレエのレッスンを本格的に受けたとされます。
【KENZOさん】
DA PUMPのパフォーマーのKENZOさんは、中学3年生(14~15歳)のときに本格的にダンスを始めたとされています。ダンス世界大会で優勝するほどの実力のあるダンサーです。
【EXILE HIROさん】
EXILEのLDHの創始者のHIROさんは、高校卒業後にディスコで働きながらダンスを磨いたとされています。20歳のときにテレビ番組のダンスコンテストに参加して準優勝したことから、スカウトされたとのこと。
【熊川哲也さん】
世界的にも有名なバレエダンサーの熊川哲也さんは、kバレエカンパニーの創始者としても知られています。熊川さんは10歳からバレエを始めたとされ、15歳で英国ロイヤルバレエ学校に留学しました。
有名ダンサーでも未就学児から始めているとは限りません。始めた年齢にもばらつきがあるようですね。
熊川哲也さんのように10歳から始めても、才能を見出され、世界的なダンサーとなることもあり得ます。
何歳からダンスを始めるかも大切ですが、習い始めてからどれだけ努力をするかも非常に重要です。
ダンスを始める年齢が若いメリット
ダンスを早期に始めるメリットはあるのでしょうか。ここではダンスを早く始めるメリットについて解説します。
早期に始めるメリットは次のとおり。
- ダンスが習慣化する
- 他の子と差をつけられる
- ストレス解消になる
- 恥じらいなく始めやすい
- クラスに馴染みやすい
- 協調性や社会性が獲得しやすい
ダンスを早く始めるメリット|習慣化する
ダンスを早く始めるメリットは、ダンスが習慣化することです。
たとえば3歳からダンスを始めたとしましょう。物心ついたころには、すでにダンス教室に行くことが当たり前になり、ダンスが習慣化することがあるのです。
踊るのが当たり前になることも。ダンスが生活に一部になり、踊るのが好きな子になることもあります。
ダンスを早く始めるメリット|他の子と差をつけられる
ダンスを早く始めるメリットは、他の子と差をつけられること。
たとえば3歳からダンスを習い始めた子が、10歳になったら、もうダンス歴7年です。
10歳から習った子と比較すれば、ダンスの経験値があるため、他の子とスキルに差をつけることができます。
個人差はありますが、子どものうちは、長く習っている子のほうがスキルが上なことが多いので、早く習っている子の方がダンスが上手な傾向があるのです。
早期にダンスを習って、他の子より上手だと、発表会でセンターになれる、ソロで踊れるなどのメリットもあるでしょう。
ただし、早くダンスを始めて教室のみんなより上手だからと、トレーニングを怠っていると、すぐに後から始めた子に抜かされてしまうことがあります…。
早く始めても、他の子に追い抜かされないようにしっかりと練習することも忘れないでくださいね。
ダンスを早く始めるメリット|ストレス解消になる
ダンスを早く始めるメリットは、ストレス解消になることです。
未就学児だと、まだおとなのようにスムーズに話すことができません。自分の感情を保護者につたえらずに、ストレスがたまることもあります。
癇癪を起してしまうこともあるでしょう。
この時期にダンスを習って体を動かすことで、よいストレス解消にもなるのです。
ダンスを早く始めるメリット|恥じらいなく始めやすい
ダンスを早くに始めるメリットは、恥じらいなく習いやすいことです。
未就学児など幼い子どもに羞恥心がないというわけではありませんが、幼い子のほうがダンスを恥じらいなく習いやすいのです。
おとなだと、突然人前で踊るのはちょっと緊張しませんか。
失敗したらどうしよう、変な目で見られたらどうしよう、など考えてしまうこともありますよね。
しかし、幼い子どもは、このような気持ちはあまりありません(もちろん個人差があります)。お外で元気にお歌をうたう子もたくさんいますよね。
幼いうちであれば、恥じらいが少なく、ダンスを習いやすいのです。これはダンス以外にも言えることです。
小学生になると、少しずつ恥ずかしいという感情が強くなっていくため、子どもによってはダンス教室に「行きたくない!」、「踊りたくない!」と言い出すこともあります。
ダンスを早く始めるメリット|クラスに馴染みやすい
ダンスを早く始めるメリットは、クラスに馴染みやすいことです。
たとえば10歳からダンス教室に入ったとしましょう。そのクラスには3歳から始めている子や5歳から始めている子もいて、もう何年も一緒にレッスンを受ける付き合いになり、クラスが出来上がっていることもあるのです。
出来上がったクラスに馴染むには、子どもでも時間がかかります。3歳からなど早期にダンスを始めることで、クラスに馴染みやすくなるのもメリットです。
ダンスを早く始めるメリット|協調性・社会性が早期に獲得しやすい
ダンスを早期に始めるメリットは、協調性・社会性が獲得しやすいことです。
協調性や社会性は、集団生活などを通じて少しずつ獲得していきます。そのため、園や小学校での生活でも身につきますが、ダンスを通じても獲得できるのです。
レッスン中は、自分勝手な行動をしない、レッスン前とレッスン後は「よろしくお願いします」、「ありがとうございました」とごあいさつをする、みんなと動きを合わせて練習をする。
このような行動をすることで、少しずつ幼い子どもでも協調性や社会性が獲得できるため、早期にダンスを始めるのもおすすめです。
ダンスは遅く始めても大丈夫?何歳までに習えばいいの?
ダンスを遅く始めても大丈夫なものでしょうか。
結論から述べると、ダンスは大きくなってから始めても問題ありません。
10代、20代でダンスを始める人もたくさんいます。
成長には個人差がありますが、12歳から15歳になると体がおとなに近づき、体力も成人並みに近づいていきます。
ほぼ成長しきった体であれば、幼い子どもよりも体を思い通りに動かしやすいというメリットがあります。また、集中力も未就学児よりもあるため、1回のレッスンでの吸収率もよいと言えます。
おとなからプロのダンサーになる人もいるほどです。
未就学児からダンスを始めるのは無意味?早期に始めるデメリット
早期にダンスを始めるメリットを記載しましたが、未就学児がダンスを始めるデメリットもあります。入学前の子どもにダンスを習わせて後悔しないためにも、デメリットも理解しておきましょう。
集中力が短い
幼い子どもは集中力が短いことがデメリットです。
レッスン中に集中できず、遊んでしまう、おしゃべりをしてしまうこともあり得ます。レッスン中、ずっと泣いてしまう子もいるでしょう。
幼い子どもの習い事の場合、レッスン時間がおとなと比べて短時間ですが、そのうちの半分近くは遊びに近いこともあり、「これなら園のお遊戯と変わらないし、習わせる必要もないかも…」と感じる保護者もいるのです。
得られるスキルが少ない
幼い子どもの場合は、1回のレッスンで得られるスキルが少ないと言えます。(個人差があります)
たとえば、3歳の子どもと6歳の子どもでは、できる動きに差があります。
そのため、未就学児と児童のレッスンでは、違いがあるのです。
未就学児のダンスレッスンでは、スキル獲得というよりも、音楽に合わせて体を動かく楽しさを教えることが多く、どうしても遊びに近いレッスンになります。レッスンの半分は自由に体を動かす時間になることも…。
それに対して、児童向けのレッスンであれば、ダンスのスキルを教えることも多く、充実した内容です。
スクールによって違いはありますが、どうしても未就学児に教えられることには限りがあるのがデメリットと言えるでしょう。
まとめ
今回は、ダンスを始める年齢や早い方がよいのかどうか解説しました。
ダンスを始める平均年齢は5歳です。小学校入学前から始める人が多いようですね。
プロのダンサーがダンスを始めた年齢を見てみると、必ずしも未就学児から始めているとは限りません。
幼いうちから始めても、本人がレッスンに集中しないことや、日々トレーニングをしないことで、後から始めた子に抜かされることもあります。
何歳で始めても練習がとても重要です。
幼いうちにダンスを習うメリットは次のとおり。
- ダンスが習慣化する
- 他の子と差をつけられる
- ストレス解消になる
- 恥じらいなく始めやすい
- クラスに馴染みやすい
- 協調性や社会性が獲得しやすい
未就学児がダンスを習うでデメリットもあります。
- 集中力が短い
- 得られるスキルが少ない
メリット・デメリットをよく理解した上で習わせたいですね。
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