アルバイトでダンスのインストラクターの求人を探している方であれば、気になるのが時給かと思います。ダンスのインストラクターの時給はどれくらいなのでしょうか。
今回は、アルバイトのダンスインストラクターの時給について解説します。
正社員との時給の比較や、時給を上げる方法もまとめたので、参考にしてください。
目次
【アルバイト】ダンスのインストラクターの時給の相場
アルバイトのダンスインストラクターの時給の相場について解説します。
ダンススクールによってアルバイトの時給は異なりますが、おおむね1,500円から3,000円です。
ダンス実績がある方、スキルが高い方、難易度の高いレッスンクラスを受け持つ方の場合は、他のインストラクターよりも時給が高くなることがあります。
インストラクターは体を動かす仕事で、さらにダンス経験者でないとできないスキルが求められる専門業であることから、他のアルバイトと比較して時給が高い傾向にあります。1時間あたりの最低賃金よりも大幅に高いことが多いでしょう。
正社員のダンスインストラクターと比べると時給はいい?
アルバイトのダンスインストラクターの時給は、1,500円から3,000円ですが、正社員のダンスインストラクターと比べるとよいと言えるのでしょうか。
結論から書くと、正社員の収入を時給換算した場合、アルバイトのほうが時給がよいことが多いです。
こちらもスクールによって違いがあるので、一概には言えませんが、一般的には正社員は業務の幅が広く、レッスン業以外の事務作業が発生することがあります。具体的には、教室の設営、顧客管理、インストラクターの管理、教室の運営などです。
正社員は固定給なので、時給に換算するとアルバイトと比べて低くなる可能性があるのです。
そもそもダンスのインストラクターはアルバイトできる?
そもそもダンスのインストラクターでアルバイト募集はあるのでしょうか。
ダンスのインストラクターは、正社員とフリーランスが多いですが、アルバイトを募集していることもあります。ただし、高校生や大学生のアルバイトインストラクターは少ないかと思います。
学生でアルバイトとして採用されても、レッスンクラスを担当するのではなく、サポート業務にまわることが多いでしょう。
ただし、自分が生徒として在籍していたスクールで、アルバイトをする学生もいます。
アルバイトのダンスインストラクターはいますが、一定のダンススキルやコミュニケーション能力が求められるため、学生アルバイトは少ないと言ってよいでしょう。
【アルバイト】ダンスインストラクターの時給を上げる方法
さて、ここからはアルバイトのダンスインストラクターの時給を上げる方法について解説します。
時給を上げる方法は次のとおりです。
- 効率よく仕事をする
- 休まずに仕事をする
- 報連相をしっかりし信頼を獲得する
- 成績を上げる
- 積極的に仕事に関わる
- 時給アップの交渉をする
効率よく仕事をする
アルバイトのダンスインストラクターの時給を上げる方法1つめは、効率よく業務をすることです。
業務を効率よく遂行するために、自分なりにマニュアルを作るのもよいでしょう。効率よく仕事ができている人は、それだけ企業側から評価をされます。仕事がスピーディーなので、企業側はどんどん任せたいと思うはずです。
努力を評価して時給を上げてもらえる可能性があります。
もしも時給が上がらなかったとしても、効率よく仕事ができれば短時間が業務が終わるはずです。レッスンの質も上がり、生徒からの評価もよくなるでしょう。
効率よく仕事をすることは悪いことではないので、万が一時給が上がらなくてもぜひ業務効率化をはかりましょう。
休まずに仕事をする
アルバイトのダンスインストラクターの時給を上げる方法2つめは、休まずに仕事をすることです。
まず、無断欠勤は論外です。連絡なしに欠勤すると解雇となる可能性も十分あり得ます。
学生の場合は、定期試験や卒論などでダンスインストラクターの仕事を休みたい方もいるでしょう。しかし、頻繁に休むダンスのインストラクターであれば、企業側は代行を探すので大変です。
休みがちな人材を起用し続けることは、企業側に負担があるため、評価が下がります。
アルバイトの時給を上げたいならば、可能な限り休まず仕事をしましょう。
万が一休む場合でも、なるべく早くスクールに連絡を入れることや、自分で代行のインストラクターを探すなど、誠実な対応をしましょう。
報連相をしっかりし信頼を獲得する
アルバイトのダンスインストラクターの時給を上げる方法3つめは、報連相(ほうれんそう)をしっかりすることです。
報連相とは、報告・連絡・相談のことです。
正社員だけでなく、アルバイトでも報連相はしっかりとしましょう。「こんなことでいちいち報告しても…」と思うこともあるかもしれません。
社会経験が少ないと、どんなことが報連相の対象かわからないこともありますよね。
慣れないうちは、なんでもいいので小さなことでも、報連相の対象にしてください。
わざわざ報告して、先輩や上司は迷惑ではないかな…と思うかもしれませんが、報連相を大切にする職場では、小さな報告でも歓迎されます。
報連相をしっかりとすれば防げるミスもあります。さらに互いの状況が分かり合えるので、アルバイトでも報連相を意識してください。
成績を上げる
アルバイトのダンスインストラクターの時給を上げる方法4つめは、成績を上げることです。
集客を頑張って、自分が担当しているレッスンの生徒数を増やすことや、受け持ったクラスをダンス大会でよい成績に導くなど、ダンスインストラクターとしての成績を上げていきましょう。
レッスン実績だけでなく、資格を取得するなど自分磨きをすることもおすすめします。
この資格は、ダンス関連のものである必要があります。たとえば、TOEICスコア900点を取得しても、それは直接レッスンに関係ないことがほとんどで、インストラクターとしての評価につながりません。
ぜひダンス系の資格を取得してみてください。
積極的に仕事に関わる
アルバイトのダンスインストラクターの時給を上げる方法5つめは、積極的に仕事に関わることです。
自分はアルバイトのインストラクターだからと遠慮せずに、「この仕事をやってみたいです」と積極的に希望を伝えましょう。
スクール独自の発表会を開催している場合は、運営に関わることもおすすめです。「チラシのデザインをしたい」、「衣装の手配をしたい」など希望を伝えましょう。
仕事に対するやる気が企業側に伝わり、評価されるでしょう。
時給アップの交渉をする
アルバイトのダンスインストラクターの時給を上げる方法6つめは、時給アップの交渉をすることです。
スクールの責任者に時給をアップしてもらえないか交渉をしましょう。
このとき「自分は頑張っているのでもっと時給を上げてほしい」と伝えても、受け入れられないことが多いです。
なにを頑張っているのか、どう頑張っているのかがわからないと、企業側も時給を上げにくいのです。
時給アップをする根拠を提示しましょう。「集客をして生徒数を〇人から〇人まで増やした」、「ダンス大会〇位に導いた」、など、実績を伝えてください。
【アルバイト】ダンスインストラクターの時間外労働は?
さて、ここからはダンスのインストラクターの時間外労働について解説します。
時間外労働とは、本来決められている時間以外に働くことです。
そもそも時間外労働はあるのでしょうか。こちらもスクールによって異なりますが、時間外労働があるスクールが多いです。
たとえば、キッズクラスを担当し、17時から18時がレッスン時間だったとします。保護者が迎えにきて、18時以降に保護者への対応をすることもあるでしょう。18時以降に教室の清掃をすることや、プリントの作成が発生することも。
さらに、発表会や大会前であれば、通常業務以外のタスクも発生するため、時間外労働になることもあるのです。
ダンスインストラクターの時間外労働に時給は発生する?
ダンスインストラクターに限らず、アルバイトで時間外労働が発生することはしばしば。
この場合は、時給が発生するのでしょうか。
結論から書くと、時間外労働に時給が発生するかはスクール次第です。
「キッズダンスインストラクター 時給2,000円」に応募した場合は、レッスンの時間のみに時給が発生することも珍しくはなく、17時から18時までのレッスンを担当しているインストラクターであれば、その1時間分のみ時給が発生します。
タイムカード式のスクールの場合は、実際に働いた分だけ時給がもらえることもあるでしょう。
しかし、多くのアルバイトの場合は、残業代がもらえていないのが現実です。残業代は、企業側に請求することが可能です。
労働基準法では、労働時間が原則として1日8時間、1週間で40時間までと決められています。この時間を超えて働いた場合は、時間外労働となるのです。
アルバイトでも法定時間を超える労働をした場合は、残業代を請求することができます。自分で計算をしてみて、残業代がもらえるのか確認しましょう。
法定時間を超えていない場合でも、不利益を感じる場合は、上司など正社員に相談するのもよいかと思います。アルバイトの労働環境が変わるかもしれません。気になることがあれば、積極的に意見を伝えましょう。
まとめ
アルバイトのダンスインストラクターの時給について解説しました。
アルバイトのダンスインストラクターの時給は、おおむね1,500円から3,000円です。
正社員の給料を時給換算すると、アルバイトのほうが時給が高いことが多いです。
時給をアップさせる方法は次のとおりです。
- 効率よく仕事をする
- 休まずに仕事をする
- 報連相をしっかりし信頼を獲得する
- 成績を上げる
- 積極的に仕事に関わる
- 時給アップの交渉をする
時間外の分は、企業側に請求できることがあります。気になることがあれば、上司や正社員、スクール運営者に相談しましょう。
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