インストラクターになりたいものの、どんな仕事なのかよくわからない…という人もいるでしょう。求人応募をする前に、仕事内容を把握しておきたいですよね。
そこで今回は、インストラクターとはどんな仕事なのか解説します。
インストラクターがきついと感じる業務や、やりがいを感じることもまとめたので、参考にしてください。
目次
インストラクターとはどんな仕事なのか
インストラクターは、どんな仕事なのか解説します。
インストラクターというと、指導をするイメージを持つ方が多いかと思います。
たしかに、インストラクターのメイン業務は指導です。フィットネスインストラクターであれば、運動指導をすることがあります。
顧客別の指導計画や運動プログラムを作成するインストラクターもいるでしょう。
アルバイトやフリーランスのインストラクターであれば、指導業務のみとなることも多いですが、多くの場合は指導以外の仕事もあるのです。
具体的には次のような指導以外の業務があります。
- 電話対応
- 売上管理など経理事務
- 研修実施
- 施設の清掃
- クレーム処理
- 顧客勧誘
- イベント対応
- インストラクターの管理
などです。
【電話対応】
インストラクターは電話対応をすることもあります。受付などに事務スタッフがいない場合は、インストラクターが自ら電話対応をするのです。
【売上管理など経理事務】
売上管理をすることもあります。スクールの売上が悪い場合は、売上をアップさせるための施策を考えることもあるでしょう。また、備品を購入して経費として帳簿に入力作業もします。
【研修実施】
インストラクターが一定のスキルが保てるよう、また新たなスキルを獲得できるよう、定期的に研修を実施することがあるのです。責任のある地位のインストラクターであれば研修計画を考える必要もあります。
【施設の清掃】
スクールの清掃もインストラクターの業務の1つです。フィットネスマシンがあるジムのインストラクターであれば、マシンに故障がないか点検し、マシンも含めて清掃をします。
【クレーム処理】
顧客からクレームが入った場合は、真摯に対応します。スクールの責任者の場合は、クレーム対応の負担が大きくなるでしょう。
【顧客勧誘】
新規顧客を獲得するために、チラシを作成するなどの顧客勧誘もインストラクターの仕事としてあります。スクールによってはノルマが課される場合もあります。
【イベント対応】
ダンススクールであれば、発表会や大会といったイベントに参加します。そのイベントの参加者を募り、会場や衣装の手配をすることもインストラクターの仕事です。
【インストラクターの管理】
責任のある地位のインストラクターであれば、他のインストラクターの勤務の管理もします。シフト制のスクールは多く、シフトに空きがでないようにインストラクターを配置する必要があるのです。インストラクターのスケジュール管理をすることも仕事としてあります。
インストラクターの男女比は?
インストラクターの男女比について解説します。
総務省統計局の平成24年「就業構造基本調査」によると、インストラクターの男女比は次のようになっています。
インストラクターの種類 | 男性 | 女性 |
個人教師(音楽教室) | 11,000 | 79,100 |
個人教師(舞踊、俳優、演出、演芸) | 4,700 | 22,100 |
個人教師(スポーツ) | 49,000 | 62,800 |
個人教師(学習指導) | 123,500 | 106.300 |
個人教師(その他) | 32,000 | 119,300 |
フィットネスインストラクターであれば、「個人教師(スポーツ)」に該当し、こちらの男女比は女性のほうが多いです。
個人教師(舞踊、俳優、演出、演芸)は、圧倒的に女性のインストラクターが多い結果になりました。ダンスのインストラクターもこちらに該当するため、男性よりも女性のほうが多いと予想できます。
英会話インストラクターやパソコンインストラクターなどの情報系インストラクターは、「個人教師(学習指導)」に該当し、こちらは女性よりも男性が多です。
男女比は、上記の表のように分かれていますが、スクールによっても違いがあるでしょう。たとえば、女性専用のフィットネスジムやサーキットジムであれば、女性インストラクターが多いです。
スクールの顧客の男女比が、インストラクターの男女比に影響が出ることも考えられます。
(男性が多いスクールは男性インストラクターが多い)
【インストラクター】どんな仕事・どんなときがきついのか
インストラクターはきつい仕事なのでしょうか。きついと感じるインストラクターもいます。ここではどんな仕事がきついのか解説します。
インストラクターがきついと感じる仕事は次のとおりです。
- 集客
- クレーム処理
- 体を激しく動かすレッスン
- 事務作業
くわしく見てみましょう。
【インストラクター】きついと感じる仕事|集客
インストラクターがきついと感じる仕事1つめは、集客です。
集客計画をしても、顧客が集まるとは限りません。思い通りに集客できないこともあるでしょう。責任のある地位のインストラクターだと、集客がきついと感じることもあるようです。
【インストラクター】きついと感じる仕事|クレーム処理
インストラクターがきついと感じる仕事2つめは、クレーム処理です。
クレーム処理はインストラクターに限らず、きついと感じる仕事と言えます。ときに理不尽さを感じることもあるでしょう。
スクール経由でクレームを伝える顧客もいますが、直接インストラクターにクレームを言う人もいます。
【インストラクター】きついと感じる仕事|体を激しく動かすレッスン
インストラクターがきついと感じる仕事3つめは、体を激しく動かすレッスンです。
スポーツ系インストラクターであれば、顧客の手本となるように体を動かすことがあります。一緒に顧客とエクササイズをする人もいるでしょう。
激しく体を動かすときに、きついと感じるインストラクターもいます。
【インストラクター】きついと感じる仕事|事務作業
インストラクターがきついと感じる仕事4つめは、事務作業です。
たとえば、ダンスが好きで、踊る楽しさを感じてほしい気持ちから、ダンスのインストラクターになったとしましょう。しかし、業務として電話対応やスタジオ清掃などがあり、「指導以外の仕事の割合が多い」と感じる人もいます。
仕事がきついと感じるかどうかは人それぞれです。インストラクターになる前に、どんな仕事なのかよく理解しておくとよいでしょう。
【インストラクター】どんな仕事・どんなときにやりがいを感じられるのか
インストラクターのどんな仕事がきついか紹介しましたが、きつい仕事ばかりではもちろんありません。むしろ、やりがいが感じられる業務や、楽しい業務もたくさんあります。
ここではやりがいや楽しさを感じられるインストラクターの仕事を紹介します。
インストラクターがやりがいや楽しさを感じられるのは次の仕事です。
- レッスン
- 発表会・大会・試合
- 顧客とのコミュニケーション
- 自分を選んでもらえたとき
【インストラクター】喜びを感じる仕事|レッスン
インストラクターが楽しいと感じる仕事1つめは、レッスンです。
人に教えることが好きな人であれば、レッスンが楽しいと感じるでしょう。ダンスが好きでダンスのインストラクターになった人であれば、レッスンで踊れるため、楽しいと感じるはずです。
顧客の上達を間近で感じられるレッスンを楽しいと感じるインストラクターは、とても多いです。
【インストラクター】喜びを感じる仕事|発表会・大会・試合
インストラクターが楽しいと感じる仕事2つめは、発表会・大会・試合です。
ダンス系・スポーツ系のインストラクターであれば、発表会・大会・試合があるでしょう。イベントを楽しむ顧客は多く、その様子を見て、「指導してきてよかった」と感じるインストラクターも少なくはありません。
大会や試合で努力が結果として出れば、インストラクターとしての喜びを感じられるでしょう。
【インストラクター】喜びを感じる仕事|顧客とのコミュニケーション
インストラクターが楽しいと感じる仕事3つめは、顧客とのコミュニケーションです。
インストラクターは接客業の要素が強く、顧客との会話なしには仕事ができません。自分から説明するだけでなく、相手の話に耳を傾けて、相手に最適な指導やアドバイスをすることがインストラクターの仕事です。
レッスン前後に、仕事とは関係のない会話をすることもあるでしょう。その会話を楽しいと感じるインストラクターもたくさんいます。
【インストラクター】楽しいと感じる仕事|選んでもらえたとき
インストラクターが喜びを感じる嬉しいシーンとして挙げられることは、自分を選んでもらえたときです。
「〇〇さんのレッスンが受けたい」とパーソナルレッスンを申し込んでもらえると、インストラクターとしての喜びを感じられます。
「〇〇さんがいる時間帯を狙ってジムに来ています」と言われることも嬉しいですよね。このように、好みのインストラクターからの指導を受けるために来店する顧客もいるのです。
このようなときにはやりがいを大きく感じられるでしょう。
まとめ
インストラクターはどんな仕事なのか、ご紹介しました。
インストラクターは指導がメイン業務ですが、指導以外の仕事もあります。
指導以外の業務として次のものがあります。
- 電話対応
- 売上管理など経理事務
- 研修実施
- 施設の清掃
- クレーム処理
- 顧客勧誘
- イベント対応
- インストラクターの管理
スクールによって、就業形態によって差があります。
インストラクターとして楽しいと思う仕事は、次のようなものがあります。
- レッスン
- 発表会・大会・試合
- 顧客とのコミュニケーション
- 自分を選んでもらえたとき
人によってはインストラクターの仕事を大変に感じることもあるかもしれませんが、インストラクターは、喜びややりがいを感じられる仕事と言えます。
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