子どもの学習のために家庭教師をつけようと思っても、どんな講師を選べばいいか悩むこともありますよね。
自宅に招くとなると、講師選びに慎重になることもあるでしょう。
そこで今回は、家庭教師の選び方や家庭教師のメリット・デメリットを解説します。
家庭教師を自宅に呼ぶ際の注意点も記載したので、参考にしてみてください。
【信頼できる】家庭教師の選び方
信頼できる家庭教師の選び方を解説します。
家庭教師の選び方｜個人か家庭教師スクール所属かで選ぶ
まずは家庭教師を、個人かスクール所属かで選びましょう。
個人事業主やフリーランスの家庭教師の場合は、仲介業者が入らないため、費用が安い傾向にありますが、授業の質にバラつきがあるのがデメリットです。
スクール所属の家庭教師であれば、スクール独自の適正テストを受けていることがほとんど。一定の基準を満たしていないとスクールに所属はできないため、実力が高い可能性があります。
スクール所属の場合は、そのスクールが信頼できる企業かどうかも調べてみましょう。スクールの口コミや評判もチェックしてください。
家庭教師の選び方｜口コミで選ぶ
家庭教師のおすすめの選び方は、口コミを見ることです。
家庭教師スクールや講師の口コミをチェックしてみましょう。
家庭教師派遣サイトであれば、家庭教師ひとりひとりの口コミも見てみてください。
残念な口コミはないか、必ず調べましょう。スクールの公式サイトの口コミページだけでなく、スクール名や講師の名前を検索すると口コミがヒットすることがあります。調べてみてくださいね。
家庭教師の選び方｜交通費負担で選ぶ
家庭教師の選び方は、交通費負担で選ぶこともおすすめです。
スクール所属の家庭教師の場合は、交通費がかからないことがほとんどですが、個人の場合は交通費を生徒側が支払う可能性も。
遠方に住む家庭教師であれば、交通費がかなりかかるので注意をしたいですね。
家庭教師の選び方｜正社員か学生アルバイトかで選ぶ
家庭教師の選び方は、正社員か学生アルバイトかです。
学生アルバイトが多いスクールもあります。家庭教師のアルバイトは、大学生や大学院生がほとんど。
学生アルバイトのメリットは、現役で自分も今まさに勉強をしていることです。勉強をする、テストを受ける感覚がしっかりとあるため、現役生ならではのアドバイスをしてくれるでしょう。学生の家庭教師であれば、子どもとの年齢が近いため、親身になって教えてくれるかもしれません。子どもも懐きやすいかもしれないですね。
しかし、学生アルバイトはデメリットもあります。大学を卒業したら家庭教師のアルバイトを辞めるため、長期で教えてもらえない可能性が高いのです。
また、大学の定期テストが近くで授業が休みになることもあるでしょう。
正社員の家庭教師であれば、学生よりも家庭教師歴が長いことが多く、子どもの扱いにも慣れていると言えます。社員としての教育や訓練をしっかりと受けているため、質の高い授業を提供する可能性も。
学生、正社員それぞれにメリットがあるので、よく考えてから家庭教師を選びたいですね。
家庭教師の選び方｜子どもとの相性で選ぶ
家庭教師のおすすめの選び方は、子どもとの相性です。
勉強を教えてもらうのは、保護者ではなく子どもです。子どもが気に入った家庭教師を選ぶとよいでしょう。無料体験授業があれば、積極的に受けて、子どもに「どうだった？」と聞いてみるとよいでしょう。
家庭教師の選び方｜出身校や受験経験で選ぶ
家庭教師のおすすめの選び方は、出身校で選ぶことです。
たとえばA中学への受験を目指していたとしましょう。A中学出身の家庭教師であれば、A中学のことや受験のノウハウを実体験からアドバイスをしてくれるはずです。「A中学校はこんなところだよ」と教えてもらえることも。
また、中学受験を経験していない家庭教師であれば、実体験に基づいた中学受験の指導はしてもらえません。
このように家庭教師は、出身校や受験経験で選ぶのもおすすめです。
家庭教師の選び方｜言葉遣いなど雰囲気で選ぶ
家庭教師のおすすめの選び方は、言葉遣いや雰囲気で選ぶことです。
家庭教師は自宅に来て子どもに勉強の指導をします。場合によっては子ども部屋で子どもと二人きりで勉強をすることもあるでしょう。
多くの家庭教師は良心的です。しかし、なかにはトラブルが発生することも…。
家庭教師の第一印象で選ぶのもおすすめです。
- 社会人として適切な話し方をしているか
- 子どもが真似ても安心な言葉遣いか
- 社会人として清潔感のある服装や見た目をしているか
- 目を見て話すか
などもチェックしてみてください。
第一印象で人を判断するのは…と思うかもしれませんが、初めて会ったときに違和感を持つ講師はおすすめしません。
少しでも違和感を覚えた場合は、別の講師にしたほうが安心です。
家庭教師の選び方｜積極的に保護者と話す講師を選ぶ
家庭教師は、積極的に保護者と話をするかどうかでも選びましょう。
「今日はこんなことを教えました」、「ここが苦手なのでこんな宿題を出しています」など、授業の内容を保護者に積極的に話す講師がおすすめです。
家庭教師の選び方｜オンラインに対応かどうか
家庭教師はオンライン対応かどうかでも選びましょう。
近年は、オンライン家庭教師も人気があります。感染症の時期であれば、なかなか自宅に講師を招けないこともありますよね…。
オンラインであれば、感染リスクはかなり低くなります。なかなか自室やリビングに講師を招きにくい家庭でも、オンラインなら安心です。
家庭教師の選び方｜教材で選ぶ
家庭教師の選び方は、教材もチェックしてください。
家庭教師によっては教材を指定することがあります。学校のテキストや子どもが日頃使っている市販の教材には対応していない講師もいるため、対応教材でも選びましょう。
家庭教師のメリット
家庭教師のメリットについて見てみましょう。
家庭教師のメリット｜子どもに合った学習ができる
家庭教師のメリットは、子どもに合った学習ができることです。
塾の集団授業では、カリキュラムに沿って学習を進めるため、ペースが合わない子もいます。しかし、家庭教師であればマンツーマンで指導してもらえるため、自分に合ったペースで勉強ができるのです。
独自のカリキュラムがある私立の学校に通っている子どもにもよいでしょう。
家庭教師のメリット｜自宅で指導が受けられる
家庭教師の最大のメリットは、自宅で指導が受けられること。
家庭教師が家まで来てくれるので、塾のように通う必要はありません。近くに通いやすい塾がない方にも安心です。
慣れた環境で勉強ができることや、通塾の時間がないこともメリットです。
家庭教師のメリット｜保護者が学習内容を把握しやすい
家庭教師のメリットは、保護者が子どもの学習内容を把握しやすいことです。
塾の場合は、子どもを預けるため、子どもが集中して授業を受けているかはわかりにくいことがありますよね。
家庭教師であれば自宅で授業をするので、保護者が介入しやすいのです。途中で様子を見に行くのもよいでしょう。
家庭教師のデメリット
よい面が多い家庭教師ですが、デメリットもあります。
まず1つめのデメリットが、費用の高さです。マンツーマンで授業をするため、塾の費用よりも高額になりやすいと言えます。自宅までの交通費も上乗せされることもあり、塾に通うよりも費用が高くなるでしょう。
また、講師によって質が異なることもデメリットとして挙げられます。塾であれば、講師の基準となるスキルがあり、他の講師から「もう少し授業でこうするといい」などアドバイスがあることもあります。
しかし、家庭教師の場合は、他の講師の目が入りにくく、ひとりひとりの指導方法や指導の質もバラバラなことがあるのです。
安心して家庭教師を依頼するための注意点
安心して家庭教師を依頼するための注意点をご紹介します。
注意点｜リビングで授業を受ける
子どもがきちんと勉強をしているか、理解しているか不安な場合は、家庭教師との勉強を自室ではなくリビングでさせましょう。
保護者が同じリビングにいることで、家庭教師の教え方がどうかも確認できます。子どもとの相性もわかるのでおすすめです。
特に初回の授業や体験授業であれば、子どもの自室ではなくリビングをおすすめします。
注意点｜自室で授業を受けるときは扉を少し開ける
子どもの自室で授業を受けさせるときは、少し扉を開けるとよいでしょう。
繰り返しますが、家庭教師のほとんどは良心的です。しかし、一部の家庭教師が過去にトラブルや事件を起こしたこともありました…。
お互いの安心のためにも、子どもの自室で授業を受けさせるときは、扉を少しだけ開けるとよいでしょう。
あえて講師に聞こえるように「扉を少し開けておきますね」と伝えてもよいかと思います。
注意点｜途中で様子を見る
自室で家庭教師の授業を受ける場合は、途中で様子を見ましょう。
飲み物を持っていく、お菓子を持っていくなどをして、子どもが集中しているか様子を見てください。
まとめ
おすすめの家庭教師の選び方は次のとおりです。
- 個人かスクール所属かで選ぶ
- 口コミや評判で選ぶ
- 交通費負担で選ぶ
- 学生か社員かで選ぶ
- 子どもとの相性で選ぶ
- 出身校や受験経験で選ぶ
- 言葉遣いや雰囲気で選ぶ
- 積極的に保護者と話すかで選ぶ
- オンライン対応かで選ぶ
- 指導教材で選ぶ
後悔しないように、子どもの意見を取り入れながら、しっかりと保護者が子どもに合う家庭教師を選びましょう。
家庭教師のメリットは、子どもに合った学習ができること、自宅で授業が受けられること、保護者が理解度を把握しやすいことです。
家庭教師のデメリットは、費用が高いこと、講師によって質にバラつきがあること。
安心して家庭教師に依頼するためにも、子どもの自室ではなくリビングで授業を受けさせましょう。どうしても自室の場合は、少し扉を開けて授業を受けさせ、途中で様子を見るなどをしてください。
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