みなさんは運動が得意ですか。運動音痴だと、人前でスポーツをするのが嫌に感じることもありますよね…。子どもの場合は、体育の授業が苦痛に感じることもあります。
そこで今回は、運動音痴を改善する方法をご紹介いたします。
運動音痴の原因や、運動音痴を改善するためのおすすめの習い事もまとめました。運動音痴に悩んでいる方や、子どもの運動音痴が気になる保護者はぜひ参考にしてみてください。
運動音痴を改善する方法
はじめに、運動音痴の改善方法をご紹介します。
運動音痴の改善方法|ストレッチ・筋トレ
運動音痴の人におすすめの改善方法は、ストレッチ・筋トレです。
体が硬いと関節の可動域が狭くなり、スムーズに体を動かすことはできません。そのため、運動音痴になってしまうこともあるため、ストレッチをしましょう。ストレッチはお風呂上りがおすすめです。
また筋トレをして、筋肉量が増やすことで運動パフォーマンスも向上します。
子どもの場合は、無理のない範囲でトレーニングをしましょう。
運動音痴の改善方法|お手本を見て真似る
運動音痴の改善方法は、お手本を見て真似ることです。
運動音痴の人は、そもそもどんな動きをしていいのかわからないことがあります。お手本となる動きを見ていないことも…。
自己流になっている可能性があるので、お手本となる動きを見てそれを真似ると運動音痴が改善しやすいです。
部活の先輩、体育の先生の動きを見ましょう。運動神経のよい人を観察して、自分とはどう違うのかもチェックしてください。
運動音痴の改善方法|自分の動きを撮影する
運動音痴のおすすめの改善方法は、自分の動きを撮影することです。
運動音痴の人は、自分がどんな風に動いているかをそもそも理解していない可能性があります。運動音痴だということに気が付いていないこともあるかもしれません。
まずは、自分の動きをスマートフォンなどで撮影をして、フォームなどを確認しましょう。なぜ運動音痴なのか、わかるヒントがあるはずです。
運動音痴の改善方法|イメージトレーニングをする
運動音痴の改善の方法は、イメージトレーニングです。
自分が美しいフォームで運動をしていることをイメージしましょう。正しいフォームやお手本がわからない場合は、YouTubeなどで運動の動画を見てみてください。
運動音痴の改善方法|動作を分割して手順として覚える
運動音痴の改善方法として、動作を分割して手順として覚えるのもおすすめです。
たとえば、サッカーでボールがうまく蹴れないとしましょう。
この場合は次のように動作を分割するのがおすすめです。
- 自分に近づいてくるボールを目でしっかりと見る
- ボールを受け取るために、ボールの位置まで移動する
- 利き足でボールを軽く受け取る(強くは蹴らない)
- 目でボールの位置を確認する
- 利き足ではない足をボールの横に置き、体重を乗せる
- 利き足を後ろに引いて、ボールを見ながら蹴る
転がって来たボールを蹴るには、このような動作が必要です。運動音痴の人の場合、複雑な動きに感じられ、なにをどうしたらいいのか迷っているうちにボールが来てしまい、タイミングが合わなくて蹴れないこともあるのです。
動きを分割して覚えるのがおすすめです。分割したときに、なぜ自分が失敗するのかを確認しましょう。
周囲の人は、蹴るタイミングなどを教えるのがおすすめです。「はい!」、「今!」と伝えて根気よく見守りましょう。
運動音痴とはなにか?運動音痴の原因とは
そもそも運動音痴とは何なのでしょうか。ここでは運動音痴の意味や、運動音痴になる原因についてまとめていきます。
運動音痴とは
運動音痴とは、運動に関する感覚が鈍いこと、運動が苦手なことです。もう少し深く踏み込んでみましょう。
体を動かすというのは、まず脳(大脳皮質)から指令が出ます。この指令が筋肉まで伝わり、筋肉が収縮することで運動が生じるのです。
無意識のように体を動かしているつもりでも、脳が働いていて、脳からの指令が脊髄を通って筋肉が動くのです。
運動音痴の場合は、この脳が思い通りに筋肉を動かせていない状態とも言えます。
運動の正しいイメージを持てていないと、脳が正確な指令を出せずにスムーズな動きができなくなるのです。
具体的に運動音痴の原因を見てみましょう。
運動音痴の原因|イメージ力が乏しい
運動音痴の原因は、イメージ力が乏しいことです。
「どのくらいの力でボールを蹴ったら、どこまでボールが飛ぶのか」をイメージできていないと、想定とは違った場所にボールを蹴ってしまうことがあります。
運動のイメージ力を身につけるためには、経験が必要です。
サッカーであれば何度もボールを蹴ることで、力加減などがわかっていきます。
運動音痴の原因|体が硬い
運動音痴の原因は、体が硬いことでもあります。どんなスポーツでも一定の体の柔らかさが求められます。
たとえば、クラシックバレエ。こちらは体が柔らかくないとできないイメージが強いですよね。足を高く上げる動きが多く、柔軟性が必要なダンスです。
体が硬い人がクラシックバレエを踊れば、当然ながら足は上がりません。足を前後に開脚をしてジャンプ(グランジュッテなど)をしても、ろくに足が開かずに運動音痴特有の動きとなってしまうでしょう。
このように体が硬いと、できることにも制限ができてしまうのです。
運動音痴の原因|動きのバリエーションが少ない
動きのバリエーションの少なさも、運動音痴の原因の1つです。
運動は体の動きの連続です。膝を曲げる、手を伸ばす、足を上げるなど、さまざまなモーションから成り立っています。
この動きのバリエーションが少ない人だと、できない動き・知らない動きがあり、運動音痴に見えるのです。
バラエティ番組で運動神経の悪い芸人さんが登場することがありますよね。
膝がずっと伸びている芸人さん、走るときに下を向いてしまう芸人さんなどがいますが、これも動きのバリエーションの少なさが原因とも言えます。
膝を伸ばすのではなく曲げて足を出す動き、顔をまっすぐにして走る動きが定着していないと、運動音痴っぽい動きになってしまうのです。
自分ができる動きのバリエーションが少ないことも運動音痴とされる原因となります。バリエーションを増やしていきましょう。
運動音痴の原因|運動方法や正しいフォームを知らない
運動音痴の原因は、運動方法や正しいフォームを知らないことです。
幼い子どもはおとなの動きを見て真似ることで、少しずつ動作を獲得していきます。運動も同様です。部活であれば先輩の動きを見て、それを真似ることで上達していきます。
運動の方法や正しいフォームを知らないことで、運動音痴になっている可能性もあり得るため、先述したようにお手本となる動きをYouTubeなどで調べましょう。
運動音痴の原因|姿勢が悪い
姿勢が悪いことも運動音痴の原因と言えます。
自分が運動する動画を撮影して、姿勢がよいかどうかチェックしてみましょう。
- 首が前に出ている
- 背中が極端に丸まっている
- アゴが上がっている
などはありませんか。
どんなスポーツでも姿勢は重要です。全身の力を床や地面にしっかりと伝えるためにも、姿勢がよい必要があります。日頃から自分の姿勢をチェックするクセをつけましょう。
また、姿勢が悪いと不格好に見えませんか。よい印象は受けないでしょう。この印象の悪さから、運動音痴に見えている可能性もあり得ます。
運動時の姿勢も改善していきましょう。
運動音痴を克服するのにおすすめの習い事
さて、最後に運動音痴を克服したい方におすすめの習い事をご紹介します。
チアダンス・ヒップホップ・バレエなどダンス全般
運動音痴を克服したいなら、ダンスがおすすめです。
ダンススタジオには鏡があるため、自分の姿を見ながら踊ることができます。自分の動きを1つ1つ確認することができるため、「どう体を動かしたら、どのように自分が動くのか」が目でわかるのです。
自分の動きを客観視して、体の動かし方・正しい使い方を学べるため、運動音痴を克服したい人におすすめの習い事です。バレエであれば、かなりの柔軟性が獲得できるはずなので、関節の可動域が広がり、動きもスムーズになり運動音痴の改善になるでしょう。
近年人気が出ているチアダンスもおすすめです。チアダンスにはさまざまなダンスの要素が入っているため、動きのバリエーションも多いです。明るい音楽で踊るので、子どもにも大人気の習い事です。
体操教室
運動音痴を克服したいなら、体操教室もおすすめです。
走り方やジャンプの仕方など、運動に必要な基本的な動きをプロの指導者から学べます。マット運動のクラスであれば、基礎的な動きが学べるため、運動神経がよくなる可能性が高いです。
苦手な体育の授業を克服したい子にも向いています。
水泳
水泳も、運動音痴の改善に役立つと言えます。
水泳は全身運動なので、体の動かし方が学べるのです。また、心肺機能が向上するため、水泳を習うことで体力がつき、他のスポーツを楽しむ時間も長くなります。
運動音痴の人は、体力があまりない傾向にもあるため、まずは水泳で体力づくりから始めるのもよいかもしれません。体力がつけば、運動をする時間も長くなり、改善にもなるでしょう。
まとめ
運動音痴の改善方法や原因、改善におすすめの習い事について解説しました。
おすすめする運動音痴の改善方法は次のとおりです。
- ストレッチ・筋トレ
- お手本をよく見る
- 自分の動きを撮影すうる
- イメージトレーニングをする
- 分割した動作を覚える
ぜひやってみましょう。
運動音痴の原因は、イメージ力の乏しさ、体の硬さ、動きのバリエーションの少なさ、正しいフォームを知らないこと、姿勢の悪さです。
運動音痴は努力次第で克服できます。ぜひ改善させましょう。
習い事でも運動音痴は克服可能で、おすすめは次のとおり。
- ダンス
- 体操教室
- 水泳
運動音痴に悩んでいる方は、ぜひ習い事にも挑戦しましょう。
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