子どもの負けず嫌いの伸ばし方とおすすめの習い事|負けず嫌いってよいことなの?

2022年9月14日

習い事情報

子ども 負けず嫌い

人生には挑戦がつきもので、途中で諦める癖のある子どもには育ってほしくないと願う保護者も多いでしょう。

そこで今回は、子どもの負けず嫌いの伸ばし方とおすすめの習い事を解説します。

負けず嫌いはよい性格なのか、実際に負けず嫌いの有名人のエピソードも交えて紹介しています。

子どもには強い気持ちを持って何事にも挑戦して欲しい保護者は、ぜひ読んでみてください。

目次

【子ども】負けず嫌いとはどんな性格?

負けず嫌いとは

「負けず嫌い」というのはよく聞く言葉なのですが、そもそも「負けず嫌い」とはどんな性格なのでしょうか。

負けず嫌いは、文字通り負けることが嫌いなことで、勝利にこだわります。

負けず嫌いな子どもの性格を解説します。

負けず嫌いな子ども|勝ち負けにこだわり、負けると機嫌を悪くする

勝ち負けにこだわり、負けると機嫌が悪くなるのが、負けず嫌いの特徴です。

小学校低学年や未就学児の場合は、負けるとトイレにこもってしまう、負けそうになると逃走することもあります。

負けず嫌いな子ども|劣勢でも諦めずに頑張る

劣勢でも諦めずに頑張ることも、負けず嫌いの子供の特徴です。

1つ前で小学校低学年以下は、負けそうになると逃走すると書きましたが、精神的に成長していくと、負けることを回避しようとギリギリまで諦めずに頑張る特徴があります。

負けを認めることを嫌がり、なんとか現状をよくしようと諦めずに考えることがあるのです。

負けず嫌いな子ども|勝てるように・成功するように努力ができる

負けず嫌いな子どもは、勝ち負けにこだわります。

負けを極端に嫌うため、次は確実に勝てるように・成功するように努力をすることができるのも特徴です。

世界で活躍するアスリートをはじめ、いわゆる成功している人は、負けず嫌いな性格であると言えます。

試合や試験などで失敗を経験しても、次は負けないようにもっと努力をしようと思えるからこそ、成功しているのでしょう。

プロフィギュアスケーターの羽生結弦さんは、かつて「負けは死も同然」という発言をして、賛否が分かれましたが、これは負けず嫌いの性格だから生まれた発言と言えます。

「国の代表として試合をする以上は、勝たないといけない」、「たくさんのファンが応援してくれているから、負けるわけにはいかない」という強い気持ちが背景にあったと考えられます。

また、将棋の藤井聡太さんも、負けず嫌いとされています。

小学生のときにプロ棋士と対局をしたときに分が悪くなり、プロ棋士から、負けではなく引き分けを持ちかけられたそうです。

しかし、これに小学生だった藤井聡太さんは、号泣。

負けに対して気を遣われたことが、強い負けず嫌いだった藤井聡太さんは悔しかったのでしょう。

このように、それぞれの分野のトップで活躍する人のほとんどが負けず嫌いでと言っても過言ではありません。

子どもの負けず嫌いは悪いこと?

負けず嫌いはよいことか

負けず嫌いは悪いことなのでしょうか。

結論から書くと、子どもの負けず嫌いは才能で、うまくコントロールをすればよい性格と言えます。

すでに記載したように、各分野で成功をおさめている人は負けず嫌いがほとんど。

負けず嫌いだからこそ、次は勝てるようにと繰り返し努力をしてきたのです。

すでに例に挙げた羽生結弦さんは、怪我や採点ルール変更に悩まされましたが、それでも負けずに試合に挑みました。

繰り返し努力ができることは、負けず嫌いの才能でもあるので、悪いことではないのです。

諦め癖がある子どもには、負けず嫌いを伸ばす働きかけをしましょう。

すでに子どもが負けず嫌いの場合は、その負けず嫌いをうまく伸ばして、羽生結弦さんや藤井聡太さんのような努力家に成長させましょう。

負けず嫌いの子の将来性

先述にもあったように、負けず嫌いからひとつのことを極めた有名人も多いことがわかります。

負けず嫌いの子供にはほかにどんな職業が向いているでしょうか。

また、将来進むべき方向性にも着目していきます。

職業

  • スポーツ選手
  • 弁護士
  • 起業家
  • 医師
  • 技術職

ごく一部の例ですが、いずれも就くまでにたくさんの努力と専門知識が必要となる職業です。

他者へのライバル意識を持ちながら向上していく負けず嫌いの性格にはぴったりといえるのではないでしょうか。

リーダーシップの必要なポジション

負けず嫌いな人は、目標を達成するためにリーダーシップを発揮することがあります。

組織やチームのリーダーとして成果をあげるために導き、活躍できると考えられます。

営業や販売

挑戦することや他者との競争を楽しめる負けず嫌いの人は、営業職や販売職も適しているといえます。

成果が目に見えてわかるとやる気や向上心もアップします。

子どもの負けず嫌いの伸ばし方

負けず嫌いの子ども

テストでよい点数が取れなかった、試合で負けてしまった。人生は成功だけではなく、失敗や負けがあります。

そんなときに、子どもが「まあ、いいか。これが自分の実力だから」と開き直るのではなく、負けず嫌いを伸ばして「次は負けないように頑張るぞ」と思ってほしい保護者も少なくはないでしょう。

ここでは、子どもの負けず嫌いを伸ばす方法を解説します。

目標を設定する

子どもの負けず嫌いを伸ばすために、目標を設定しましょう。

負けても、「まあいいか」と諦めるのではなく、「ここまではできるようにしたい、ここまでは頑張る」という目標を設定することをおすすめします。

目標設定は必要に応じて保護者がサポートしましょう。

必ず達成できる目標ではなく、少し頑張れば到達できるような目標値がおすすめです。

テストで80点をよく取る子供の場合は、「次は90点を目指そう」と声をかけて、目標を設定させてください。

90点が取れるまでは、諦めずに頑張らせましょう。

勝利や成功のためのアドバイスをする

勝利や成功のためのアドバイスをすることも、おすすめです。

たとえばゲームをしていて分が悪くなってくると、諦めてやる気がなくなる子どももいるでしょう。

「あのときこうしていたら、よかったかもしれないよ」と勝利や成功のためのアドバイスをしてください。

子どもはそのアドバイスを得ることで、「次は勝てるかもしれない」とやる気を出して努力をし始める可能性があります。

再チャレンジの声かけをする

子どもへの再チャレンジの声かけも重要です。

負けて開き直るのではなく、「もう一度やってみよう」、「次はできるかもしれないよ」と再チャレンジを促す声かけをしましょう。

たとえば、ダンスの発表会で緊張のあまり振り付けがわからなくなって止まってしまったとします。

子どもが落ち込んでいたら、「ドキドキすると振り付けがわからなくなってしまうことがわかったね。

次はそうならないようにいっぱい練習して、みんなにダンスを見てもらおうね!」と声をかけることをおすすめします。

頑張った過程も褒める

子どもがもし負けてしまったり、うまくいかなかったりしたとしても、頑張った過程を褒めてあげることが大切です。

負けず嫌いの子どもは自分に厳しいため、特にスポーツや勉強のように数値で結果が見えやすいものでは、うまくいかないと「今までの努力が全て無駄だった」と極端な考え方をしてしまいがちです。

失敗の経験からしか得られないものがあるということや、努力自体は決して無駄ではないことを伝え、子どもが自信を失わないようなサポートをしましょう。

子どもの負けず嫌いを伸ばす習い事

子ども 負けず嫌い

ここからは子供の負けず嫌いを伸ばせる習い事を紹介します。

おすすめの習い事は次の4つです。

  • 剣道・柔道など武道系
  • スポーツ少年団
  • 体操教室
  • ダンス
  • 上の子と同じ習い事

子どもの負けず嫌いが伸びる習い事|剣道・柔道など武道系

子どもの負けず嫌いを伸ばすために、柔道や剣道などの武道系の習い事をさせてみませんか。

武道では技術だけではなく、心の技も習うことができると言われています。

心の技とは精神のことで、武道を学ぶことで精神が強くなるのです。

「武道の精神」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

「負けてしまったけど、まあいいや」ではなく、負けからなにを学ぶかが大切とされていて、負けを経験しても指導者からアドバイスを得ることもあるでしょう。

子どもの負けず嫌いが伸びる習い事|スポーツ少年団

子どもの負けず嫌いを伸ばせる習い事は、スポーツ少年団です。

スポーツ少年団とは、スポーツを通じて青少年の健全育成を目的とする社会教育団体のことで、地域にさまざまなものがあります。

「スポ少」と呼ばれることもあり、少年という名前なので男の子メインと誤解をする方もいますが、女の子も入ることができます。

スポーツ少年団には次のようなものがあります。

  • サッカー
  • 野球
  • バスケットボール
  • バレーボール

などです。

スポーツ少年団の特徴は、ボランティアスタッフが多いことで、指導者が生徒の保護者ということも珍しくはありません。

保護者が協力し合って運営することから、費用が安いのです。

スポーツ系の習い事であれば、試合に出て勝ち負けを経験することがあります。

それだけでなく、チーム内で2つにわかれて試合をすることや、レギュラーを選ぶことも。

そこで勝ち負や成功・失敗経験をすることで、子どもの負けず嫌いを伸ばすことができます。

子どもの負けず嫌いが伸びる習い事|体操教室

子どもの負けず嫌いを伸ばすおすすめの習い事は、体操教室です。

体操教室にはたくさんのクラスがあります。

  • 鉄棒
  • 跳び箱
  • マット運動

たとえば、鉄棒で逆上がりができるように練習するレッスンであれば、逆上がりができるまで何度も指導を受けます。

周囲のクラスメイトも同じように何度も練習をして逆上がりを成功させるため、「自分もできるまで諦めない」という気持ちが育まれ、負けず嫌いの気持ちを伸ばすことができます。

子どもの負けず嫌いが伸びる習い事|ダンス

負けず嫌いの子どもにおすすめなのが、ダンスです。

ダンスで振り付けを覚えても、なかなか覚えられないこともあるでしょう。

ダンスは鏡張りのスタジオで練習をするため、できていない自分が嫌でも目に入るのです。

上手な子どもはセンターで踊る、発表会の出演時間が長いこともあり得るので、「自分ももっと上手になりたい」と子どもが強く思いやすくておすすめです。

子どもの負けず嫌いが伸びる習い事|上の子と同じ習い事

子どもの負けず嫌いが伸ばせる習い事は、上の子と同じ習い事です。

お兄ちゃん・お姉ちゃんなど、年上のきょうだい児と同じ習い事をさせることで、負けず嫌いになります。

実際に成功しているアスリートには、年上のきょうだいを持つ人が多くいます。

大坂なおみさん(テニス)
浅田真央さん(フィギュアスケート)
紀平梨花さん(フィギュアスケート)
宮里藍さん(ゴルフ)

上記のように、上にきょうだいがいる有名アスリートは多いのです。

兄や姉のつきそいをして、そのスポーツに興味を持って始めた人、一緒に習い始めて「兄や姉を超えたい」と思って努力をした人がたくさんいます。

きょうだいという身近な存在がライバルになることで、子どもの負けず嫌いを大きく伸ばすことができるでしょう。

また、おとなが多い習い事もおすすめです。

囲碁・将棋などおとなのほうが多く在籍する習い事であれば、「おとなに負けるものか」と子どもが努力をすることもあります。

囲碁の仲邑 菫さん、柳原咲輝さん、将棋の藤井聡太さん、藤本渚さんなどが最年少記録などを更新しています。

おとなに混ざって鍛錬を積むことで、負けず嫌いの気持ちも鍛えられているのでしょう。

負けず嫌いの子どもの習い事の注意点

負けず嫌いな子どもは、勝ち負けにこだわるあまり子ども同士のトラブルになってしまうケースも少なくありません。

保護者の声掛けも大切ですので、参考にしていただければと思います。

仲間のせいにしない

勝ち負けにこだわる負けず嫌いの子どもはどうしても負けを仲間のせいにしがちな傾向があります。

負けたことを認めたくない、負けたのは自分のせいではない、という心理から生まれるものですが、チームスポーツの場合トラブルになりかねません。

幼児の場合は仕方ない部分もありますが、そういったことが続く子ども場合は、個人種目のスポーツがオススメです。

勝ち負けだけでなく過程を大切にする

負けず嫌いな子どもは勝ち負けにこだわる傾向がありますが、それまでの頑張ってきた過程が大切だということも保護者から教えていくといいかもしれません。

いつかスランプに陥ったとき、結果が全てではないと思えることで心が折れずに続けることができるかもしれませんよ。

負けず嫌いに困ったときは

負けず嫌いは悪いことではないのですが、負けず嫌いであるが故に子どもが感情的になってしまい、困ることもありますよね。

ここでは、そんな時の対処法をご紹介します。

悔しい気持ちに共感する

上手くいかずに感情的になっているとき、頭ごなしに否定しては逆効果です。

イライラしている時に、親から注意されては、「わかってもらえていない」と感じて、ますます状況をエスカレートさせます。

そんな時には、「悔しかったよね」と、子どもの気持ちに寄り添うことが大切。

まずは子どもを受け止めて、落ち着いてきてから建設的な話に移りましょう。

負けることもあると伝える

スポーツやゲームなど勝ち負けのあるものは、必ず勝てるわけではありません。

「できる」と思っていたのに上手くいかなかったとき、悔しがっている子どもには、「勝つこともあれば負けることもある」「次がんばればいいよ」と、負けてもよいんだということを教えてあげるようにしましょう。

最初は、なかなか納得してくれないかもしれませんが、根気強く伝えれば、少しずつ理解していけるようになります。

勝ち負けのない立場を経験させる

どうしても負けず嫌いが収まらない場合は、一時的に、勝ち負けや順位の決まるような遊び方を避けるという方法もあります。

ゲームでは審判や進行役にするなど、勝ち負けのない中立的な立場で遊ぶ方法を選んでみましょう。

客観的な立場から勝敗について見ることで、徐々に勝ち負けが全てではないことや、負けてしまったときにどうすればよいのかがわかってくる場合がありますよ!

リフレーミング

リフレーミングとは、物事を今までと異なる視点で捉える(捉え直す)ことを指します。

たとえば、ゲームに負けて子どもがトイレから出てこない場合は、「負けとは何かを理解しているのだな」、「ひとりになって心を静めたり、次にどうしたら勝てるか考えているのだな」と、視点を切り替えて考えると、子育てをしていて楽になるでしょう。

負けず嫌いに限らず、ぜひリフレーミングを利用して子育て中の精神的負担を減らしてくださいね。

まとめ

子供の負けず嫌いを伸ばす方法や負けず嫌いを伸ばす習い事を解説しました。

子供を負けず嫌いにさせたいのであれば、次の方法がおすすめです。

  • 目標を設定する
  • 勝利・成功のためのアドバイスをする
  • 再チャレンジの声かけをする

負けず嫌いの性格は、悪いことではなく、勝利にこだわることができる、勝利のために努力ができる才能です。

ぜひ伸ばしましょう。

おすすめの習い事は次の4つ。

  • 剣道・柔道など武道系
  • スポーツ少年団
  • 体操教室
  • ダンス
  • 上の子と同じ習い事

ぜひ習い事でも子どもの負けず嫌いの精神を伸ばしてくださいね。

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