協働性とはなにか|子どもの協働性を育む方法とおすすめの習い事5選

2022年9月21日

習い事情報

協働性のある子どもたち

社会に生き抜いていくためには、協働性(きょうどうせい)が必要と言われていますが、そもそも協働性とは何でしょうか。

今回は、協働性の意味と、子どもの協働性を身につける方法・おすすめの習い事を解説します。

子どもに協働性を身につけさせたい方は、ぜひ参考にしてください。

協働性とはなにか

協働性とは

最初に、協働性について解説します。

協働性とは、複数人のグループのなかで理解や指示を得て、お互いに協力をして課題に取り組む能力のことです。

近年では、この協働性が注目されていて、生きていくためには協働性が必要とされています。

自分ひとりの利益だけに行動するのではなく、グループ内にいるひとりひとりの力を発揮することがグループ全体の成功につながるのです。

この成功のために必要な力が協働性となります。

たとえ能力が高くても、周囲と協力ができない場合は、孤立してしまうことがあるのです。

この協働性が求められるシーンは、たくさんあります。

学生時代であれば、運動会、学芸会、文化祭などで協働性が求められます。

協働性は社会に出るために必要な力ではなく、学生時代でも必要とされているのです。

みんなで協力し合って同じ目標を目指すことで、絆が芽生えるでしょう。

友人関係もよくなることが期待できるため、協働性はぜひ身につけさせたいですね。

協調性との違いは?

似た言葉の「協調性」という言葉とはどう違うのかも解説します。

協調性とは、他人と物事をうまくやっていく性質のこと。

周囲の人とうまく調和するために意見を合わせることでもあります。

協働性とは、組織的な協働のために手間を惜しまずに仲間へ協力する性質のことで、周囲の人と同じ目標や課題を掲げていることが前提です。

両者は意味合いが異なりますが、どちらも社会で生きていくためには必要な力です。子どものうちから協調性・協働性を身につけておきたいですね。

どのようにしたら協働性をのばすことができるのか

協働性を伸ばすには

  • チームで目指すゴール(目標)を決めること
  • 相手の立場になって話を聞く練習をすること
  • 伝わりやすい話し方を心がけること
  • ひらめきや発想をチームで共有すること

が必要になってきます。

全体の意見を取り入れながら目標やひらめきを共有したり、相手がどのような意図を持って話しているのか、逆にどのようにしたら伝わりやすい話し方ができるのかを考えることを訓練していくうちに協働性を伸ばすことができます。

協働性を育てるために必要なこと

上記で協働性とは何かを説明しましたが、ここではどのようにしたら協働性が育つのか、どんなことをすれば良いのかを調べました。

仲間と一緒に明確な目的・目標を持つ

チームや仲間内で明確な目標を持つことにより、ひとりひとりが意識するようになり個人の協働性を高めることができます。

子どもの場合、家族でルールを作り、子どもが自然と意識するように働きかけるのもいいかもしれません。

相手の立場になって話を聞く練習をする

ただ、相手の話を聞くのではなく、相手がどのような意図でその話をしているのか、どのような気持ちになったのかを意識して聞くようにしてみましょう。

相手の立場になって話を聞くということは、協働性だけでなくコミュニケーション能力も育てることができます。

相手に伝わりやすい話し方ができるように心がける

相手に伝わりやすい話し方は、結論を先に話すことで伝わりやすくなると言われています。

相手は結論がわかっている状態で話を聞くことができるため、理解しやすくなるのです。

ひらめきや発想を仲間と共有する

ひとりひとり、発想は違うものです。

それを仲間と共有することにより気が付けなかった問題点に仲間の誰かが気付けたり、もっといい案が浮かぶかもしれません。

おうちでできる!子どもの協働性を伸ばす方法

協働性を伸ばす方法

子どもの協働性を伸ばす方法を解説します。

おすすめの方法は次のとおりです。

  • お手伝いをさせる
  • 子どもに役割・仕事を与える
  • ボランティアに参加する
  • できることは子どもにやらせる
  • 保護者が手本を見せる

子どもの協働性を伸ばす方法|お手伝いをさせる

子どもの協働性を伸ばすために、お手伝いをさせましょう

協働性はサポートをする力でもあります。

同じ目標を達成に向けた助け合いをする力を身につけるために、日頃からお手伝いをさせましょう。

  • 夕食に使う野菜を子どもに洗わせる
  • 食べたものを片付けさせる
  • 保護者が掃除機をかける前に、子どもに片付けをさせる

上記のように、子どもの年齢に応じてお手伝いをさせましょう。

仲間を助ける気持ちが、協働には必要です。

日頃から誰かを手伝う、困っている人がいたら手伝う習慣を身につけさせましょう。

子どもの協働性を伸ばす方法|子どもに役割・仕事を与える

子どもの協働性を伸ばす方法は、役割や仕事を与えることです。

協働性は同じグループのなかで協力してゴールを目指すことで、力を発揮するには、子どもが「お手伝いをしなくては」という気持ちを持つことが重要です。

そのためにも、子どもに役割・仕事を与えましょう。

「風呂掃除は毎回子どもにやらせる」、「お出かけをするときに鍵をかけるのは子どもにやらせる(ただし、必ず子どもが鍵をかけたかおとなが確認する)」など、子どもに役割や仕事を与えてください。

自分のやるべきことを実行して、達成できる喜びを経験させましょう。

子どもが自分の仕事をしたら、「ありがとう! 助かったよ」と声をかけてください。

子どもの協働性を伸ばす方法|ボランティアに参加する

子どもの協調性を伸ばす方法は、ボランティアに参加することです。

子どもが興味を持つボランティアに参加させてみてください。

ボランティアには必ず目標があります。

たとえば、清掃ボランティアであれば、ゴミを片付けて綺麗にする、という目標があり、その達成のためにボランティアメンバーで協力をする必要があります。

この特徴から、ボランティアをすることで協働性が育まれるのです。

子どもの協働性を伸ばす方法|できることは子どもにやらせる

子どもの協働性を伸ばす方法として、できることは子どもにやらせることをおすすめします。

協働性を育むためには、まず自分で行動する力や、グループの目標達成のために行動する力が必要です。

そのために、まず子どもができることは可能な限り子どもにやらせましょう。

「できないからやって」、「パパ、手伝って」と子どもが言うことがあっても、「まずはやってみよう」と子どもに声をかけて、やらせてみてください。

「やってみたらできた」という成功体験をさせましょう。

自分のことができないと、誰かをサポートする協働性は育まれません。

まずは、自分のことを自分でやらせるようにしてください。

子どもの協働性を伸ばす方法|保護者が手本を見せる

子どもの協働性を伸ばすために、保護者が困っている人を率先して助けましょう。

子どもはおとなをお手本にして行動を学ぶので、保護者が積極的に困っている人を助けて子どもに真似をさせましょう。

2021年の小学生が体調不良の高齢者を助けて表彰された事例を紹介します。

参考:熱中症!? 高齢者 とっさに助ける 戸板小児童4人を表彰

記事によると、仲間の荷物を持った子ども、仰いだ子どもなど状況に応じて、自分の役割を見つけ、協力をした上で高齢男性を助けて表彰されました。

その後のインタビューでは、「表彰なんて結構というくらい」と、当然のことをしただけという意識を持っています。

他にも、「見守っていただいているボランティアの人たちに恩返しできてよかった」とも。

日頃からボランティアの行動を見て、「困っている人がいたら助ける」ことを学んでいたと考えられます。

このように、子どもはおとなの行動をよく見て学んでいくので、保護者も積極的に困っている人がいたら助けましょう。

  • 電車の席を譲る
  • 次の人のために扉を支える
  • 困っている人がいたら「お困りですか?」と声をかける

など、日常でできることをやってみて、子どもの手本となってください。

協働性を伸ばすおすすめの習い事

ボーイスカウト

では、ここからは子どもの協働性を伸ばすためにおすすめの習い事を解説します。

おすすめの習い事は次のとおりです。

  • ボーイスカウト
  • 実験教室
  • ダンス
  • チームスポーツ
  • 料理教室

協働性を伸ばすおすすめの習い事|ボーイスカウト

協働性を伸ばすおすすめの習い事は、ボーイスカウトです。

ボーイスカウトは団のなかで班を作って、活動をします。

キャンプなど自然体験では、火起こし、飯盒炊飯など、みんなで協力をして行動する機会が多いため、子どもの協働性を伸ばしやすいのです。

社会性も身につきやすいので、ぜひ子どもにボーイスカウトをやらせませんか。

NASAの宇宙飛行士のおよそ3人に2人はボーイスカウト経験者だそうです。

スペースシャトルという狭く密閉された空間では、協働性が必要とされています。

ボーイスカウトでの活動も宇宙飛行士の仕事に活かせているのでしょう。

参考:東洋経済「NASA宇宙飛行士の3人に2人がしていた習い事」

協働性を伸ばすおすすめの習い事|実験教室

子どもの協働性を伸ばすおすすめの習い事は、実験教室です。

実験教室は、理科実験がメインとなります。

実験を成功するために、グループ内のみんなで「次はこうしてみよう」、「どうしてさっきは失敗したのだろう」と、考えながら実験を進めていくのです。

実験はグループみんなでの協力は不可欠で、自然と役割を決めていきます。

そのため、子どもの協働性が身につくのです。

ぜひ実験教室にも通わせてみませんか。

協働性を伸ばすおすすめの習い事|ダンス

子どもの協働性を伸ばすおすすめの習い事は、ダンスです。

バレエ、ヒップホップ、ジャズダンス、チアダンスがおすすめです。

ダンスには、発表会や大会、コンクールなどがあり、出場するためにはみんなで協力する必要があるのです。

グループで踊る場合は、「タイミングがずれているからもう少しこうしよう」と声をかけ合って練習することがあります。

さらに、発表会や大会、コンクール当日では、楽屋でお互いのメイクを確認したり、衣装を着せ合ったりすることがあるのです。

(クラシックバレエの場合、衣装がひとりでは着られないことが多く、お手伝いが必要です)

ダンスはグループで踊ることが多いため、協働性が育まれやすいと言えます。

音楽好きな子、体を動かすのが好きな子には、ダンスを習わせてみませんか。

協働性を伸ばすおすすめの習い事|チームスポーツ

協働性を伸ばすのにおすすめの習い事は、チームスポーツです。

  • サッカー
  • 野球
  • バスケットボール
  • バレーボール
  • ラグビー

などがおすすめです。

チームスポーツは、ワンマンプレーだけでなくチーム全体の力が必要です。

2019年のラグビーワールドカップで「one team」という言葉が広がり、流行語にもノミネートされました。

これは、集団で1つのことをおこなう際に、みんなで力を1つにするという意味です。

個々の力が強くても、互いに協力しなければ勝利にはつながりません。

チーム内でいかに行動するべきかを考える必要があるため、チームスポーツでは協働性が育まれやすいのです。

協働性を伸ばすおすすめの習い事|料理教室

料理教室も、協働性を伸ばすのにおすすめの習い事です。

みなさんは料理教室に通ったことはありませんか。

たとえば野菜炒めを5人ほどのグループで作るとしましょう。

全員が同じことをしていては効率が悪いということは、想像につくかと思います。

野菜をカットする人、その間に調味料を用意する人など、役割分担が重要なのです。

料理教室に子どもを通わせることで、協働性が伸ばせます。

料理教室は子ども向けのクラスうもあるので、ぜひ習わせてみませんか。

協働性が身につけば、自宅でも料理のお手伝いをしてくれるかもしれません。

まとめ

日曜日の習い事協働性とはなにか、子どもの協働性を伸ばす方法とおすすめの習い事について解説しました。

協働性とは、グループのなかで理解・指示を得て、お互いに協力をして課題に取り組むことです。

子どもの協働性を育むには次の方法がおすすめです。

  • お手伝いをさせる
  • 子どもに役割・仕事を与える
  • ボランティアに参加する
  • できることは子どもにやらせる
  • 保護者が手本を見せる

子どもの協働性を育むのにおすすめの習い事は次の5つです。

  • ボーイスカウト
  • 実験教室
  • ダンス
  • チームスポーツ
  • 料理教室

子どもの性格や好みの合う習い事をさせてくださいね。

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