ダンスインストラクターは初心者でもできる?初心者のメリット・デメリットを解説

採用

ダンスインストラクターに初心者はなれるのか

ダンスインストラクターとして働いたことがあるものの、初心者レベル。この状態で仕事が見つかるものなのでしょうか。

今回は、初心者でもダンスインストラクターになれるのか解説します。

初心者でダンスインストラクターになるメリット・デメリットもまとめました。初心者でなかなか採用されない方向けに、おすすめの対処法も記載したので、ぜひ参考にしてください。

ダンスのインストラクターは初心者でもなれるのか

ダンスインストラクターになりたい女性

ダンスインストラクターは初心者でも仕事に就けるのか、解説します。

結論から書くと、ダンスインストラクター業が初心者の方でも、仕事をすることができます。

ダンスインストラクターの求人にも「初心者歓迎」という案件も多数あるので、仕事が見つかる可能性が大いにあります。

さて、「ダンスインストラクター初心者」とは、そもそもどんな人なのでしょうか。業界的には、次のような人がダンスインストラクターの初心者とされます。

  • 大学生時代にダンスインストラクターのアルバイトをしただけの人
  • 正社員・フリーランス問わずダンスインストラクター歴3年以内の人

このような人が、ダンスインストラクターの初心者とみなされることが多い傾向です。(ただし、ダンスインストラクターの初心者に定義はありません)

初心者のダンスインストラクターを募集しているスクールは豊富にあるので、初心者だからと諦めずに自分に合う求人を探しましょう。

誰しもが最初は初心者です。初心者を経て、ベテランになります。ダンスインストラクター業は、初心者だから無理だということはありません。

ダンス初心者でもダンスインストラクターになれるのか

ダンスインストラクター業の経験値が浅い初心者でも、仕事ができることはすでに記載しましたが、ダンス初心者でもダンスインストラクターになることができるのでしょうか。

結論から書くと、ダンス初心者の場合は、インストラクターになることは難しいです。

ダンス歴2~3年であれば、スキル不足・経験値不足でインストラクターとして働くことは困難だからです。

もともと運動神経がよく、ダンス初心者でもとても上手な方もいるでしょう。しかし、多くの求人では、ダンス歴を問われます。ダンスの実力を披露する前にダンス歴で不採用となる可能性が高いので、ご注意ください。

未就学児クラスであれば、ダンス初心者でもインストラクターになれる可能性が十分あります。未就学児の場合は、ダンススキルよりも、体を動かす楽しさを学ぶことに重きを置いたレッスンをします。さらに、保育要素もある仕事なので、未就学児向けのインストラクターは高いダンススキルよりも、子どもの扱いに慣れていることが求められるのです。そのため、ダンス初心者でもインストラクターになれる可能性はあるでしょう。

初心者でダンスインストラクターになるメリット

初心者インストラクター

初心者でダンスインストラクター業をするメリットを解説します。

メリットは次のとおりです。

  • 経験を積める
  • 固定概念がない状態で働ける
  • 手厚い研修・サポートが受けられる

経験を積める

初心者でダンスインストラクターになるメリット1つめは、経験を積めることです。

ダンスインストラクター歴2年の初心者の方でも、インストラクター業をすることで指導歴を積むことができます。

レッスンは毎回同じではありません。ときには生徒が思い通りに動かないこともあり、試行錯誤をして指導をするはずです。そのため指導スキルもアップします。

ダンスインストラクター歴を重ねることで、スクールから信頼されることもあるでしょう。責任のあるポジションを与えられることもあるかもしれません。発表会の運営をすることや、生徒をダンス大会入賞に導けることもあるでしょう。

このようにダンスインストラクターとして働く年数が長くなることで、経験できることが増えていきます。

固定概念がない状態で働ける

初心者でダンスインストラクターになるメリット2つめは、固定観念がない状態で働けることです。

たとえば、Aスクールでダンスインストラクターとして5年働いていた人が、Bスクールに経験者として採用されたとします。BスクールのルールがAスクールと全然違い、困惑することもあるでしょう。つい双方のスクールを比べてしまい、「Aスクールはもっとよかったのにな」と思うこともあり得ます。
前職での習慣が、転職先で悪影響を及ぼすこともあるのです。

指導歴の短い初心者ダンスインストラクターであれば、「ダンスインストラクターはこうであるべきだ」という固定概念があまりありません。そのため、採用されたスクールのルールや慣習を受け入れやすいのです。

また、初心者のダンスインストラクターであれば、視点もフレッシュです。スクールに「もっとこうしたらよいのではないか」と今までにない意見を持てるでしょう。その意見が重宝され、採用されることも。

無垢に近い状態だと、ダンスインストラクターとして働きやすい一面もあるのです。

手厚い研修・サポートが受けられる

初心者でダンスインストラクターになるメリット3つめは、手厚い研修を受けられることです。

スクールによって研修に対する考え方は異なりますが、初心者のダンスインストラクターであれば、しっかりとサポートをしてもらえることがほとんど。

先輩インストラクターがフォローをしてくれることもあり得ます。すぐにダンスインストラクターとして稼働しなくても、最初は先輩インストラクターの補助業務をする、先輩ダンスインストラクターに付き添ってふたり体制で仕事をする、などの配慮もされやすいです。

 

このように、初心者ダンスインストラクターが働きやすいようにシステムを設けているスクールは多数あり、安心して働けるでしょう。

初心者でダンスインストラクタになるデメリット

負担を感じるインストラクター

初心者がダンスインストラクターになるデメリットを解説します。

デメリットは次のとおりです。

  • 先輩インストラクターとの差がある
  • 不安を抱きやすい
  • 即戦力として働けない
  • 不慣れなことが多い

先輩インストラクターとの差がある

初心者でダンスインストラクターになるデメリット1つめは、先輩インストラクターとの差があることです。

ダンスインストラクター歴2年の人と、10年の人とでは、経験値が異なります。経験値の高い先輩インストラクターは、スクールに長く在籍していて、同僚や生徒からの信頼も厚いですが、初心者はまだこのような信頼関係が築けていません。

実力だけでなく、経験値で先輩インストラクターとの差を感じるシーンは多いでしょう。給与や待遇面での差もあり得ます。

不安を抱きやすい

初心者でダンスインストラクターになるデメリット2つめは、不安を抱きやすいことです。

これはダンスインストラクター業に限ったことではありません。経験値が浅い分野で仕事をする場合は、多くの人が不安を抱きます。

ダンスインストラクター歴10年以上であれば、経験値があるため、困難なことも乗り越えやすく、転職先でも自信を持って働けるでしょう。

しかし、インストラクター歴が短い初心者だと、「ちゃんと仕事ができるのだろうか」という不安が生まれることがあるのです。

即戦力として働けない

初心者でダンスインストラクターになるデメリット3つめは、即戦力として働けないことです。

すぐに自分の担当クラスを受け持って、即戦力として働きたい方もいるでしょう。大会に出場するような、レベルの高いクラスを担当したい方もいるかと思います。

しかし、初心者の場合は、即戦力として働けないことがほとんど。すぐに担当を受け持つのではなく、サポート業務から始めることが多いです。
スクールによっては受付業務、電話対応などを経験させて、生徒の顔と名前を覚えるところからスタートすることもあり得ます。

初心者の場合は、「なかなかやりたい仕事ができない」と感じることもあるでしょう。

不慣れなことが多い

初心者でダンスインストラクターになるデメリット4つめは、不慣れなことの多さです。

経験値が浅い初心者の場合は、インストラクター業をすることで、初めての体験が多いはずです。毎回それが不慣れで、先輩のサポートを受けることもあるでしょう。

これは誰しもが経験することです。業務を重ねることで、仕事に慣れていくでしょう。

ダンスインストラクター初心者が採用されるコツ

勉強

さて、ダンスインストラクター初心者でも仕事に就けるとは記載しましたが、なかなか採用されないこともあるかもしれません。

採用する企業側としては、初心者だと研修体制の構築に時間がかかり、コストが発生するため、初心者を敬遠しやすいのです。実際に「初心者歓迎」とうたった求人であっても、経験者も同じ求人に応募していたら、経験者を採用することもあるでしょう。

そこで初心者のダンスインストラクターにおすすめしたいのが、資格取得です。

スポーツ系の資格、ヨガ・ピラティス系の資格がよいでしょう。未就学児のダンスインストラクターになりたい場合は、保育系の資格もおすすめです。

資格勉強は無駄ではありません。仕事に活かせることがたくさんあるので、ぜひ1つでも多くの資格を取りませんか。

なお、ダンスインストラクター歴を詐称することは、経歴詐称に該当します。発覚すると最悪の場合、解雇となる可能性があるので、ダンス歴やインストラクター歴を偽ることは、やめましょう。

まとめ

ダンスインストラクターは、初心者でもなれるのか解説しました。

初心者でも仕事ができます。しかし、ダンス初心者ではなかなか採用されません。ダンスインストラクターは、一定レベルのダンススキルが求められるからです。

初心者でもダンスインストラクターになるメリットは、次の3つ。

  • 経験を積める
  • 固定概念がない状態で働ける
  • 手厚い研修・サポートが受けられる

デメリットは次のとおりです。

  • 先輩インストラクターとの差がある
  • 不安を抱きやすい
  • 即戦力として働けない
  • 不慣れなことが多い

なかなか採用されないダンスインストラクター初心者は、資格を取得しましょう。

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