ダンスインストラクターの仕事内容を正社員・フリーランスで比較｜子供（こども）の習い事教室、キッズスクールを探すならチア・コミュニティ

仕事内容　ダンスインストラクター

ダンスインストラクターを目指す方は、どんな仕事内容なのか事前に気になるかと思います。ダンスインストラクターの仕事は、一般的に雇用形態によって異なることをご存じでしたか。

今回は、ダンスインストラクターの仕事内容を正社員・フリーランス別に紹介します。

これからダンスインストラクターを目指す方は参考にしてください。

【正社員】ダンスのインストラクターの仕事内容

ダンスシューズを履くインストラクター

正社員のダンスインストラクターの仕事内容はスクールによって異なりますが、ここではよくある仕事内容を解説します。

正社員の仕事内容は次のとおりです。

教室の準備
生徒の出欠確認
教室の清掃
レッスン
スタッフ指導
発表会の手配
集客
運営管理
シフト管理

教室の準備

正社員のダンスインストラクターの仕事内容1つめは、教室の準備です。

生徒がスタジオに来たときにスムーズにレッスンが受けられるよう、教室の準備をします。教室のカギを開ける、パソコンを立ち上げる、リノリウムを敷くなど準備をします。

こちらは、いわゆる「開店準備」にあたる仕事です。

生徒の出欠確認

正社員のダンスインストラクターの仕事内容2つめは、生徒の出欠確認です。

その日にどんなレッスンがあり、どの生徒が来るのか、レッスン前に確認しておきます。事前に欠席連絡があった生徒の把握も必要です。

教室の清掃

正社員のダンスインストラクターの仕事内容3つめは、教室の清掃です。

スタジオに来た生徒が気持ちよく利用できるように、教室の清掃をします。ダンスを踊るときに床にものがあると怪我をするおそれがあるため、床の上はなにもないよう、ゴミなどを除去する必要があるのです。

バーや鏡を布で拭く作業も必要です。

感染症拡大予防の観点から、スタジオのあらゆる箇所の除菌をする作業をするスクールも多いです。除菌作業は生徒が入れ替わるごとに、作業をすることもあり得ます。

レッスン

正社員のダンスインストラクターの仕事内容4つめは、レッスンです。

こちらはダンスインストラクターのメイン業務と言えます。生徒のスキルアップになるように、しっかりとレッスンしましょう。

スタッフ指導

正社員のダンスインストラクターの仕事内容5つめは、スタッフ指導です。

こちらは正社員ならではの仕事と言えます。アルバイトスタッフやフリーランススタッフに指示を出したり、作業ノウハウを教えたりします。

他のスタッフのフォローをすることもあるでしょう。

発表会の手配

正社員のダンスインストラクターの仕事内容6つめは、発表会の手配です。

多くのダンススクールでは、発表会があります。発表会を開催するホールを予約する、参加する生徒を募る、衣装を手配する、パンフレットを作る、振り付けを考えるなど、発表会に関する業務は多岐にわたります。

集客

正社員のダンスインストラクターの仕事内容7つめは、集客です。

生徒数が増えるように、ホームページを作り、アクセス数を増やすためにブログを運営するスクールもあります。チラシの配布、入会キャンペーンの実施、チラシのポスティング作業などをすることもあります。

集客戦略を立てることも、正社員インストラクターの仕事です。

運営管理

正社員のダンスインストラクターの仕事内容8つめは、運営管理です。

教室の売上を確認して月次目標を設定、顧客満足度の管理、経費と売上のバランスの管理など、教室運営の仕事も必要です。

こちらは正社員ダンスインストラクターが必ずする仕事ではなく、教室責任者が主におこなう業務です。

シフト管理

正社員のダンスインストラクターの仕事内容9つめは、シフト管理です。

教室にはダンスインストラクターが複数人働いていることが一般的で、レッスンに穴が開かないよう、シフト管理をします。必要に応じて、代講インストラクター探すこともあるでしょう。

【フリーランス】ダンスのインストラクター仕事内容

ダンス指導をするインストラクター

正社員のダンスインストラクターの仕事をご紹介しましたが、仕事内容はレッスン業務だけでなく、多岐にわたることがわかりました。

では、フリーランスのダンスインストラクターの仕事内容はどうでしょうか。

フリーランスのダンスインストラクターの主な仕事内容は、次のとおりです。

教室準備・教室清掃
生徒の出欠管理
レッスン
個人事業主としての経理事務

教室準備・教室清掃

フリーランスダンスインストラクターの仕事内容1つめは、教室準備・教室清掃です。

フリーランスインストラクターが、教室の入り口のカギを開けて開店準備をするということはあまりありません。教室のカギは紛失してはいけない大切なもので、正社員が管理するのが一般的。

フリーランスの場合は、レッスンに必要な道具をスタジオに持っていく、リノリウムを敷くなど、自分が受け持つレッスンに関する準備をすることが多いです。

また、教室清掃も必要です。ただし、こちらも自分が担当するレッスンのスタジオのみ清掃をすることがほとんど。他のインストラクターの分まで準備や清掃をするということはあまりありません。

生徒の出欠管理

フリーランスダンスインストラクターの仕事内容2つめは、生徒の出席管理です。

自分が受け持つ生徒に欠席者はいないか、確認します。スクールのルールによっては、無断欠席があった場合は、電話連絡をします。

レッスン

フリーランスダンスインストラクターの仕事内容3つめは、レッスンです。

こちらはメイン業務です。フリーランスのダンスインストラクターの場合は、教室準備や清掃などはせずに、レッスンだけして帰ることもあり得ます。

個人事業主としての経理事務

フリーランスダンスインストラクターの仕事内容4つめは、個人事業主としての経理事務です。

フリーランスのダンスインストラクターは個人事業主として働いています。スクールに請求書を発行する、日々の取引を帳簿に記入する（旅費交通費・経費・売掛金の記入など）作業が発生します。

正社員とフリーランスはなぜ仕事内容が違うのか

疑問を抱くダンスインストラクター

さて、ここまで正社員ダンスインストラクターとフリーランスダンスインストラクターの仕事内容を記載しました。スクールによって差はありますが、一般的には正社員のほうが業務の幅が広いと言えます。

その理由は次のとおりです。

契約内容の違い
キャリアパスの違い

雇用形態の違い

正社員とフリーランスの仕事内容が違う理由1つめは、契約内容の違いです。

正社員は雇用契約を結んでいて、スクールの正社員として責任のある行動が求められます。フリーランスは自分の得意分野を活かして仕事をするため、レッスン業に特化した業務委託契約となっていることが多く、元々教室運営やスタッフ管理は仕事としていないことがあるのです。

キャリアパスの違い

正社員とフリーランスの仕事内容が違う理由2つめは、キャリアパスの違いです。

正社員のダンスインストラクターの場合は、将来的にスクールの教室責任者となって後輩のインストラクターの指導をすることや、エリアマネージャーとして複数の教室の管理をすることを目指す場合がありますが、フリーランスの場合は、正社員ではないため、得意分野であるレッスン業をメインとしていて、責任のある地位を必ずしも目指すわけではありません。

将来的にどのようなポジションを目指すかという違いが背景にあります。

ダンスインストラクターのやりがいのある仕事内容

正社員のインストラクター

ダンスインストラクターのやりがいのある仕事内容を解説します。

発表会・大会
プライベートレッスン
クラス分け
新規顧客開拓・教室開拓

発表会・大会

ダンスインストラクターのやりがいを感じる仕事内容1つめは、発表会・大会です。

発表会や大会前は、生徒の気持ちが高まっていて、それだけでも教えがいを感じるでしょう。「発表会で生徒に実力を発揮させる」、「大会で〇位に入る」など目標があり、それに向かいクラス一丸となって練習をする姿を見て、やりがいを感じるはずです。

また、発表会や大会の衣装を決めること、振り付けを決めることにやりがいを感じるインストラクターも多いです。生徒たちが成功する姿を想像しながら、「どんな衣装にしようか」と、衣装を選ぶことに楽しみややりがいを感じることもあるでしょう。

プライベートレッスン

ダンスインストラクターのやりがいを感じる仕事内容2つめは、プライベートレッスンです。

ダンスのレッスンは集団クラスが多いですが、生徒の希望に応じてプライベートレッスンをすることもあるでしょう。

プライベートレッスンは1回あたりのレッスン単価が高く、やりがいを感じるインストラクターもたくさんいます。生徒に合わせたレッスンをマンツーマンでするため、大幅なスキルアップも目指せます。プライベートレッスンを受けたことで、生徒が弱点を克服することもあり、やりがいを感じられるインストラクターも多数います。