バレエ講師の年収相場は低いって本当?年収を増やす方法を解説

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バレエ講師の年収

将来的にバレエ講師になりたいけれど、年収はどれくらいなのだろう…と気になっている方もいるでしょう。すでにバレエ講師として働いている方も、自分の年収は平均的なのか知りたいかと思います。

そこで今回は、バレエ講師の年収を就業形態別にご紹介します。

年収を上げる方法も記載したので、収入アップを希望する方もぜひ参考にしてください。

バレエ講師の年収相場

バレエ講師の年収

バレエ講師の年収を紹介します。

まずバレエ講師には次の3つの就業形態があります。

  • 正社員のバレエ講師
  • フリーランスのバレエ講師
  • アルバイト・パートのバレエ講師

就業形態ごとにバレエ講師の年収を見てみましょう。

正社員のバレエ講師

正社員のバレエ講師の年収は、250万円から450万円です。

正社員のバレエ講師は少ない傾向にあります。正社員のバレエ講師は、スポーツジムではなくバレエ専門スクールで働いていることが多いです。

安定して働けることが正社員のメリットですが、なかなか正社員の採用数は少ないことがあります。

フリーランスのバレエ講師

フリーランスのバレエ講師の年収は、100万円から550万円です。

フリーランスは、正社員とは異なり、複数のスクールを掛け持ちしてレッスンをすることも可能です。(ただし、スクールのルールによっては制限があります)フリーランス(個人事業主)は、労働基準法の制限なく働くことができるため、週7勤務をすることもできます。そのため、正社員よりも多い収入を得るフリーランスのバレエ講師も存在するでしょう。

しかし、実際にはフリーランスの講師は、プライベートを大切にしたい、バレエダンサーとしての活動も大切にしたいなど、仕事量を制限している人が多く、100万円ほどの年収のバレエ講師もいます。

アルバイト・パートのバレエ講師

アルバイト・パートのバレエ講師の年収は、50万円から150万円です。

学生アルバイトやバレエ団に所属しながらバレエ講師をしている方の場合は、正社員のようにフルタイムでは働きません。
学生や配偶者がいる方であれば、扶養内で働きたいと考えている人も多く、あまり年収が高くない傾向にあるのです。

国税庁:扶養控除

バレエ講師は年収が低くてやっていけない?その理由は?

バレエ講師の年収

バレエ講師は、他の職業と比べると年収が高くない傾向にあると言えます。バレエに限らず、ダンス講師は業界全体的にフリーランスが多いのです。

フリーランスだと、収入が不安定で、福利厚生はありません。さらに確定申告をして住民税や所得税などを自分で納める必要があり、人によっては「バレエ講師ではやっていられない!」と感じることもあります。

では、バレエ講師の年収が低い理由について考察します。

「バレエは趣味」という考えが根深いから

日本国内では、バレエは習い事・趣味と考えられています。バレエを仕事にしているバレエダンサーは、習い事の延長のように認識されてしまう傾向にあり、国内のダンサーは収入が低い傾向にあるのです。バレエ団に所属していても、満足に給料が得られないこともあります。

一流のバレエダンサーになるとすぐにポワントを履きつぶします。また、整体を受けるなど体のメンテナンスも必要となり、出費が多いですが、出費分の手当が支給されないことも珍しくはありません。

日本は、バレエ大国と言うことができ、多くの有名バレエダンサーを輩出していますが、この国内の状況から有能なバレエダンサーは海外に流出していて、より国内にバレエを職業とする人たちの存在が浸透していないのです。

働く時間が短い・レッスン数が少ないから

バレエ講師はフリーランスやアルバイト・パートが多く、フルタイムで働く人は少ないです。たとえば、「月・水・金で16時から20時までレッスンをする」のように、短時間勤務になることがほとんど。

これは、そもそもバレエのレッスン数が少ないことが背景としてあります。

子どもを対象にしているバレエスクールの場合は、平日は学校があるためレッスンは15時以降になります。おとなレッスンをしているスクールでも、朝から晩までクラスがあるスクールは少ないです。

たとえ朝から晩までクラスがあるスクールでも、クラスごとに担当するバレエ講師が異なることが多く、フルタイムで働けない講師が多いのです。

このようにバレエ講師は、働く時間がそもそも短いことから年収が低いと考えられます。

バレエ講師の年収を上げる方法

バレエ講師の年収を上げる方法

バレエ講師は年収が低いと記載しましたが、収入を増やす方法はたくさんあります。

ここではバレエ講師の年収をアップさせる方法をご紹介します。

  • 給料アップの交渉をする
  • 昇給する
  • 資格を取得する
  • 集客をしてスクールに貢献する
  • 青色確定申告をする
  • 副業をする

給料アップの交渉をする

バレエ講師の年収を増やす方法1つめは、給料アップの交渉をすることです。

正社員のバレエ講師であれば、人事や教室責任者などに給料を上げて欲しいと伝えましょう。ただし、「少ないから給料を増やしてほしい」、「生活がきついから増やしてほしい」という理由では、給料アップは難しいです。

給料アップをするにふさわしい根拠を提示しましょう。
「生徒数を〇人から〇人に増やした」、「バレエの生徒をコンクールに入賞させた」など理由を伝えてください。

アルバイトやフリーランスも同様です。時給やレッスン単価を上げてもらえないか交渉してみてください。

昇給する

バレエ講師の年収を増やす方法2つめは、昇給することです。

昇給する、とかんたんに記載しましたが、コツは昇給システムを理解することです。会社には昇給システムが設定されていて、必要な資格を取得することや、一定の成績をおさめることで昇給することができます。

昇給すれば年収も上がるので、まずは会社の昇給システムをチェックしましょう。

資格を取得する

バレエ講師の年収を増やす方法3つめは、資格を取得することです。

必ずしも資格の取得が年収アップに直結するわけではありませんが、バレエに関する資格を取得するためには勉強をする必要があり、それの知識がレッスンにも反映されるでしょう。よりクオリティの高いレッスンをすれば、スクールからの評価も高まり、年収が増える可能性があるのです。

集客をしてスクールに貢献する

バレエ講師の年収を増やす方法4つめは、集客をしてスクールに貢献することです。

バレエスクールやダンススクールは、生徒からの月謝で成り立っています。生徒が増えれば、スクールの収益が上がるため、積極的に集客をすることをおすすめします。

「〇〇先生が集客をしたお陰で、生徒が増えた」と評価されれば、年収が上がることも期待できます。

SNSを活用して集客をする、体験レッスンを充実させる、チラシを作って配布する、など生徒を増やすための提案をスクールにしませんか。

青色確定申告をする

バレエ講師の年収を増やす方法5つめは、青色確定申告をすることです。

これはフリーランスのバレエ講師におすすめの年収を増やす方法です。フリーランス(個人事業主)は確定申告をする必要がありますが、なかでも青色確定申告は節税効果が高く、還付金が得られれば年収を増やすことができるのです。

ただし、青色確定申告は誰でもできるわけではありません。初めて青色確定申告をする予定のある方は、その年の3月15日までに青色申告承認申請書を税務署に提出する必要があるので、ご注意ください。

参考:青色申告制度
参考:青色申告承認申請書

副業をする

バレエ講師の年収を増やす方法6つめは、副業をすることです。

副業をすれば、本業であるバレエ講師の収入とは別にお金を得ることができるため、年収を増やすことができます。

ただし、正社員のバレエ講師の場合は、就業規則で副業が禁じられていることがあります。副業ができるかどうかわからない方は、会社に相談しましょう。
万が一、禁止されているのに副業をすると、最悪の場合は解雇になる可能性もあるのでご注意ください。

バレエ講師におすすめの副業は次のとおりです。

  • YouTuber
  • オンラインレッスン
  • バレエショップの店員

【YouTuber】
現在、ヤマカイさん、松浦景子さんなど、バレエ系YouTuberが活躍しています。自身のバレエ動画をアップするのはもちろんのこと、有名アイドルのダンスをバレエの視点で解説する動画、ポワントの選び方動画などは需要があります。

広告収入が得られるので、興味があれば始めてみませんか。

【オンラインレッスン】
Zoomを使ってオンラインレッスンをすることでも収入を得ることができ、年収アップも可能です。ただし、オンラインレッスンは、キャンセル規定、支払い方法、ネットが途切れたときの規定などをあらかじめ決めておく必要があります。

個人間での金銭のやり取りは思わぬトラブルに発展することもあるので、くれぐれも気をつけましょう。

【バレエショップの店員】
バレエショップの店員として働くことで年収を増やすことも可能です。バレエショップの店員は、バレエに関する知識が必要。ポワントのフィッティングやアドバイスをすることもあるため、バレエに関する豊富な知識が求められます。

バレエ講師としての仕事の合間にお店で働いてみませんか。

まとめ

バレエ講師の年収について解説しました。

正社員の年収は250万円から450万円、フリーランスの年収は100万円から550万円、アルバイト・パートの年収は、50万円から150万円です。

バレエ講師の年収は高いとは言えませんが、増やす方法はたくさんあります。

年収を増やすおすすめの方法は次のとおりです。

  • 給料アップの交渉をする
  • 昇給する
  • 資格を取得する
  • 集客をしてスクールに貢献する
  • 青色確定申告をする
  • 副業をする

年収が低いと感じているバレエ講師は、ぜひ上記の方法を試してみませんか。

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