フィットネス系の仕事として、インストラクターやパーソナルトレーナーがありますが、両者にはどのような違いがあるのでしょうか。フィットネス系の仕事をしたい方、求人を探している方ならば、この違いは知っておきたいですよね。
そこで今回は、インストラクターとパーソナルトレーナーの違いを解説します。
それぞれに向いている人の特徴もまとめたので、参考にしてください。
目次
インストラクターとは
インストラクターとパーソナルトレーナーの違いを知る前に、まずそれぞれの定義を理解しましょう。
インストラクターとは、指導をする人のことです。英語ではinstructorとなり、これは「instruct(指導する)人」という意味。つまり英語でも日本語でも、インストラクターは指導をする人です。
フィットネスインストラクターやヨガインストラクターなど、スポーツ分野をイメージする人が多いかと思いますが、スポーツ分野に限らず「指導する人」、「指導員」という意味があります。
ちなみにスポーツ分野以外は、アロマインストラクター、英会話インストラクター、パソコンインストラクターなどです。
ここでインストラクターと表現するものは、すべてスポーツ系インストラクターとして解説します。
インストラクターの主たる業務は、指導です。
スポーツジムのインストラクターであれば、顧客が来店したら、ストレッチの指導、マシン(トレッドミル・バイク・各種筋トレマシンなど)の使い方をレクチャーをします。エアロビ、ヨガなど得意分野のレッスンを担当もするでしょう。
指導業務だけでなく、マシンのメンテナンス、マシンの清掃(汗拭き)、電話対応、顧客管理などの付随業務にも対応します。
パーソナルトレーナーとは
インストラクターの定義をご紹介しましたが、パーソナルトレーナーとはどのようなものでしょうか。
ここではパーソナルトレーナーの定義について解説します。
パーソナルトレーナーとは、マンツーマンで指導をするトレーナーのことです。トレーナーとは、練習の指導者、体のコンディションを整える人のこと。
英語でも「personal trainer」と書き、こちらも「個人に指導する人」です。パーソナルトレーナーの最大の特徴は、個別に指導をすること。
顧客はそれぞれに個性があり、体格、筋力、持久力、運動目的が異なります。そのため、全員に同じ指導をしていては、効率よくスキルアップができません。顧客ひとりひとりに合った指導をする必要があります。
トレーニングをして筋肉を増量したい人向けのメニューと、脂肪を落としてスタイルアップしたい人のトレーニングメニューが異なることは、説明するまでもないでしょう。このように顧客に合わせた指導が必要な仕事です。
顧客ひとりひとりのために、適切なトレーニングメニューを考え、アドバイスや指導をすることがパーソナルトレーナーの主な業務です。
トレーニング指導以外にも、次のような業務もあります。
- 食事指導
- 自宅でできるトレーニング指導
- 顧客別のトレーニング計画作成
- トレーニングに関する相談対応
【食事指導】
顧客が効率よく目標を達成するための、食事指導をすることがあります。食事の完全モデルメニューを作成することもあるでしょう。栄養バランスが取れた食事をすすめるためにも、栄養学を学ぶパーソナルトレーナーも少なくはありません。
【自宅でできるトレーニング指導】
「この部分の筋肉を特につけたい」、「脚痩せしたい」など顧客によって目標が異なります。その目標達成に少しでも近づけるために、自宅でできるトレーニングのメニューを考えることもあります。顧客のライフスタイルに合わせたメニューの提案をするのが特徴です。
【顧客別のトレーニングの計画作成】
顧客ひとりひとりに合わせたトレーニングメニューの計画書を作ります。無理なく安全にトレーニングができるように配慮することも、パーソナルトレーナーの重要な仕事の1つです。
【トレーニングに関する相談対応】
パーソナルトレーナーは、個別に指導をします。マンツーマンなので、「家でトレーニングが続かないので、手軽なトレーニング方法を教えて欲しい」、「なかなか体重が落ちない」などの悩みや相談に対応します。悩みや相談内容に応じたアドバイスもします。
インストラクターとパーソナルトレーナーの違い
インストラクターとパーソナルトレーナーの定義について紹介しました。
ここでは両者の違いについて解説します。
インストラクターとパーソナルトレーナーの違いは次の3つです。
- オーダーメイドかどうか
- マニュアルの有無
- 業務の幅
インストラクターとパーソナルトレーナーの違い|オーダーメイドかどうか
インストラクターとパーソナルトレーナーの違い1つめは、オーダーメイドかどうかです。
インストラクターは、万人に通じる方法を用いて指導をしますが、パーソナルトレーナーは顧客ひとりひとりに合わせたオーダーメイドな指導をします。
すでに記載したように、顧客には個性があり、みな同じではありません。それぞれに合ったトレーニングメニューを考え、指導をするのがパーソナルトレーナーです。
イメージとしては、インストラクターが学校のクラス担任で、パーソナルトレーナーが個別授業の担任(家庭教師や塾の個別指導講師)とするとわかりやすいでしょう。
インストラクターとパーソナルトレーナーの違い|マニュアルの有無
インストラクターとパーソナルトレーナーの違い2つめは、マニュアルの有無です。
インストラクターはマニュアルに沿った指導をしますが、パーソナルトレーナーはマニュアル通りではなく、独自に考えたオリジナルの方法で指導をするのが特徴です。
すでに記載したように顧客には個性があり、万人に共通する指導ではなく、より能力を引き出してスキルアップさせるためには、その人に合った独自の指導が必要なこともあります。オリジナル指導をするのがパーソナルトレーナーの特徴です。
インストラクターとパーソナルトレーナーの違い|業務の幅
インストラクターとパーソナルトレーナーの違い3つめは、業務の幅です。
インストラクターもパーソナルトレーナーも指導業務は共通してあります。どちらも付随業務が発生しますが、パーソナルトレーナーの場合は、ひとりひとりに合った指導をするため、顧客ごとの運動計画表の作成、顧客ごとの食事管理、そして相談対応もします。
パーソナルトレーナーは顧客の運動目標を達成するために、二人三脚でサポートをする人です。そのため、インストラクターよりも顧客ごとに適した対応をすることが多くなります。
インストラクターに向いている人の特徴
インストラクターのパーソナルトレーナーの違いをご紹介しました。それぞれに向いている人の特徴はなんでしょうか。
ここではインストラクターに向いている人の特徴を紹介します。
インストラクターに向いている人の特徴は次のとおりです。
- たくさんの顧客と関わりたい人
- 積極的でハキハキしている人
- コミュニケーション能力が高い人
インストラクターに向いている人|たくさんの顧客と関わりたい人
インストラクターに向いている人の特徴1つめは、たくさんの顧客と関わりたい人です。
パーソナルトレーナーがオーダーメイドな個別指導をするのに対して、インストラクターは万人に理解しやすい指導をするため、パーソナルトレーナーよりも多くの顧客と関わりやすいのが特徴です。
顧客と深く関わるよりも、広く大勢の顧客と関わりたい人に向いています。
インストラクターに向いている人|積極的でハキハキしている人
インストラクターに向いている人の特徴2つめは、積極的でハキハキしている人です。インストラクターであれば、1度に複数の顧客に指導をすることもあるでしょう。グループレッスンであれば、複数の顧客を指導するための積極性が必要です。
ハキハキと元気にあいさつをして、「では、これをやってみましょう!」、「一緒にトレーニングしましょう」と複数の顧客のやる気を出させて、グループを引っ張っていける力がある人が向いています。
インストラクターに向いている人|コミュニケーション能力が高い人
インストラクターに向いている人の特徴3つめは、コミュニケーション能力が高い人です。
グループレッスンにはさまざまな人がいます。気が合う顧客にばかりに指導をしていては、偏りがあり、クレームにつながることもあるでしょう。
バランスを見ながら、顧客を平等に扱いつつも、ひとりひとりに合った説明方法を考える必要もある仕事で、高いコミュニケーション能力が求められます。
パーソナルトレーナーに向いている人の特徴
パーソナルトレーナーに向いている人の特徴も見てみましょう。
- 人と深く関わりたい人
- 諦めない人・忍耐力がある人
- 他人のために頑張れる人
パーソナルトレーナーに向いている人|人と深く関わりたい人
パーソナルトレーナーに向いている人の特徴1つめは、人と深く関わりたい人です。
個別指導をするパーソナルトレーナーは、顧客に付きっきりになります。浅く広くというよりも、顧客に対して深く関わりたい人が向いています。
パーソナルトレーナーに向いている人|諦めない人・忍耐力がある人
パーソナルトレーナーに向いている人の特徴2つめは、諦めない人・忍耐力がある人です。
顧客のために個別で指導をしても、思うような結果が出ないことや、なかなかトレーニングの効果があらわれないこともあります。そのときに「付きっ切りで指導をしても結果がでないなんて…」と諦めるのではなく、「そうであれば、別のメニューを提案してみよう」と前向きに考えられる人が向いています。
向上心がある諦めない人や、忍耐力の強い人におすすめです。
パーソナルトレーナーに向いている人|他人のために頑張れる人
パーソナルトレーナーに向いている人の特徴3つめは、他人のために頑張れる人です。
パーソナルトレーナーは、顧客のために運動メニューを考え、マンツーマンで指導をするため、他人のために頑張れる人に向いている仕事です。
まとめ
インストラクターとパーソナルトレーナーの違いを解説しました。
インストラクターとパーソナルトレーナーの主な違いは次の3つです。
- オーダーメイドかどうか
- マニュアルの有無
- 業務の幅
インストラクターに向いている人の特徴には、次の3つがあります。
- たくさんの顧客と関わりたい人
- 積極的でハキハキしている人
- コミュニケーション能力が高い人
パーソナルトレーナーに向いている人の特徴は、次の3つです。
- 人と深く関わりたい人
- 諦めない人・忍耐力がある人
- 他人のために頑張れる人
LINEのお友達追加で気軽にお話ししませんか?
【チア★コミュニティ】では、チア★コミコンシェルジュがチアに関するすべてのお悩みや疑問にお答えします!
<こんなお悩みはありませんか?>
「家から近いおすすめのチアダンス・チアリーディングスクールはどこ?」
「チアスクールのインストラクターになりたいけどどうしたらいい?」
「チアスクールを開業したいけど、誰に相談したらいい?」
「チアスクールの運営に不安が・・・」
チア★コミュニティの公式LINEをお友達追加して、チア★コミコンシェルジュと気軽にお話ししませんか?
ぜひ、お待ちしています!
∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵
チア★コミュニティ
【運営会社】株式会社Gravis
【お問い合わせ先】cheer.community.g@gmail.com
当サイトへのご掲載希望は、お問い合わせフォームにて受け付けております。
【SNS情報】
子どもの習い事やチアに関する情報を発信中♪
「チア★コミュニティ」公式インスタグラム
∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵