ダンスインストラクターは、やりがいのある仕事ですが、辞めたいと思うときはあるのでしょうか。人によっては、仕事を辞めたいと思うこともあります。しかし、それでも続ける価値があるのがダンスインストラクターという仕事です。
今回は、ダンスインストラクターが辞めたいと思ったときについて体験談ベースで紹介します。
仕事を辞めたいと思っているインストラクターは、ぜひ参考にしてください。
目次
ダンスのインストラクターを辞めたいと思ったとき(子どもクラス)
子どもクラスを担当するダンスインストラクターが仕事を辞めたいと思うときは、具体的にどんなときか解説します。
主に次のようなときに、ダンスのインストラクターを辞めたいと思います。
- 保護者からクレームが入ったとき
- レッスンで大声を出して疲れたとき
- 生徒がなかなか言うことを聞いてくれないとき
保護者からクレームが入ったとき
ダンスのインストラクターを辞めたいとき1つめは、保護者からクレームが入ったときです。
【体験談】
「クラシックバレエのインストラクターをしています。発表会では役柄に応じて衣装(チュチュ)の色が異なりますが、衣装が届いたあとなのに保護者から『うちの娘はピンクが好きなので、変更して欲しい』と言われました。それ以外にも理不尽なクレームがあり、辞めたいなと思ったことがあります。」
子ども向けクラスの場合は、ダンスインストラクターが保護者対応をすることがあります。「先生のお陰で学校の運動会で上手に踊ることができました」と感謝されることも多い仕事ですが、ときにはクレーム対応をすることもあるでしょう。理不尽に感じることもまれにあるかもしれません。
レッスンで大声を出して疲れたとき
ダンスのインストラクターを辞めたいとき2つめは、大声を出して疲れたときです。
【体験談】
「小学校3年生から4年生が中心のキッズダンスのインストラクターです。子どもたちはとても元気いっぱいで、ワイワイしているため、『はい、静かにして、レッスンするよ』と大きな声を出すときに疲労感を覚えます。帰宅してから、『今日も疲れたな、仕事合わないのかな』と思うことも。しかし、子どもたちが楽しそうにする姿にやりがいを感じていて、結局続けています。」
子ども向けクラスだと、レッスン時に大きな声を出すインストラクターもいます。子どもの集中力や、やる気をコントロールするため、インストラクターにもエネルギーが必要です。
そのため、おとなクラスの指導と比較して、子どもクラスで疲労感を得るインストラクターも少なくはありません。
生徒がなかなか言うことを聞いてくれないとき
ダンスのインストラクターを辞めたいとき3つめは、生徒がなかなか言うことを聞いてくれないときです。
「キッズダンスの年中から小2クラスを担当していますが、まったくやる気のない子がいます。レッスンが始まっても、体を動かしてくれないので、やる気を出させるのに苦労しています。ママから離れたくない園児の生徒もいて、対応が大変。辞めたいなと思うこともありました。少しずつスクールに慣れてきて、ギャン泣きしていた子が楽しそうにする姿を見ると、諦めずに対応してよかったと感じています。」
子どもクラスの場合は、なかなか言うことを聞かない子もいます。自分からダンスを習いたいと言っていない子どもの場合は、そもそも踊ることが嫌な場合も。そのため、インストラクターからの指示が聞けないこと、やる気を出さないこともあるのです。
ダンスのインストラクターを辞めたいと思ったとき(おとなクラス)
ここからは、おとなクラスを担当するダンスインストラクターが仕事を辞めたいと思ったときについて紹介します。
辞めたいと思ったときは、主に次の3つです。
- 指導を受け入れてもらえなかったとき
- 生徒の入れ替わりが多いとき
- 発表会の参加者が集まらないとき
指導を受け入れてもらえなかったとき
ダンスのインストラクターを辞めたいとき1つめは、指導を受け入れてもえなかったときです。
【体験談】
「おとなバレエの指導をしています。生徒さんにアドバイスをしたところ、『あら、前の先生はこれでいいって言っていたわよ』と言われてしまいました。なにかにつけて、別の先生と比較されてしまい、辞めたいなと思ったことがあります。」
ダンスにはジャンルがあります。特にクラシックバレエの場合は、流派(ワガノワ派、チケッティ派など)があり、パが異なることがあります。他のインストラクターと比較されることも、稀にあるかもしれません。
生徒の性格によっては、指導を素直に受け入れないこともあるでしょう。
生徒の入れ替わりが多いとき
ダンスのインストラクターを辞めたいとき2つめは、生徒の入れ替わりが多いときです。
【体験談】
「カルチャーセンターでおとな向けジャズダンススクールのインストラクターをしています。3ヶ月更新なのですが、急に辞めてしまう生徒さんもいて、不安です。カルチャーセンターからは、『生徒が5人以下になるとクラスを存続できない』と言われているため、常に精神的に張り詰めています。ときどき辞めたいなと思うこともあるほどです。」
地域性やダンスのジャンルによっては、なかなか集客ができないこともあります。少人数でのレッスン開催ではスクールに負担があるため、最低人数を設定していることもあるのです。
生徒がひとり減るごとに、不安になるインストラクターもいて、その不安な気持ちから辞めたいと思う人もいます。
発表会の参加者が集まらないとき
ダンスのインストラクターを辞めたいとき3つめは、発表会の参加者が集まらないときです。
【体験談】
「フラダンスのおとなクラスを担当しています。生徒たちが上達してきたので、いよいよ発表会を! と計画していましたが、渋られています。こちらとしては、ぜひ出てもらいたいのですが、『衣装が恥ずかしくて…』と言われています。生徒たちのために、いろいろ構想を練っていたので、残念です。発表会への熱量の違いから、辞めたいと思ったことがありました。」
子どもクラスであれば、ほぼ必須の発表会ですが、おとなの場合は任意となることも少なくはありません。発表会参加者を募ったら、全然集まらないということもあり得ます。発表会にやりがいを感じているインストラクターであれば、参加者が集まらないことはストレスに感じるでしょう。
また、次のようなことでも、ダンスのインストラクターが辞めたいと感じます。
- 収入と作業負担が不釣り合いに感じたとき
- 怪我をしたとき
ダンスインストラクターの仕事は、指導だけではありません。電話対応や、教室設営など作業負担もあり、受け取った給料と見合わないと感じたときに、辞めたいと思うこともあります。
体を使う仕事のため、怪我をする可能性もあります。フリーランスの場合は、怪我の補償がないため、仕事を辞めたいと感じる人もいます。
ダンスのインストラクターを辞めたいと思ったときの対処法
ダンスのインストラクターを辞めたいと思ったときにするべきことを解説します。
おすすめの対処法は次のとおりです。
- 先輩インストラクターに相談をする
- 教室責任者に相談する
- 別のスクールに移動する
- 副業をする
- 転職する
先輩インストラクターに相談をする
ダンスインストラクターを辞めたいと思ったときにできること1つめは、先輩インストラクターに相談することです。
信頼できる先輩インストラクターに、仕事を辞めたいと感じていることを相談しましょう。経験豊富な先輩インストラクターであれば、仕事を辞めたいと感じたことが一度はあるかもしれません。よいアドバイスを得られることもあるので、一度相談することをおすすめします。
教室責任者に相談する
ダンスインストラクターを辞めたいと思ったときにできること2つめは、教室責任者に相談することです。
仕事を辞めたいと感じるほどの出来事があれば、教室責任者に相談しましょう。よい対処法を教えてもらえる可能性があります。また、状況を改善するために、サポートしてもらえることもあるでしょう。
別のスクールに移動する
ダンスインストラクターを辞めたいと思ったときにできること3つめは、別のスクールに移動することです。
辞めたいと思ったときは、きっぱりとスクールを辞めたほうがよいこともあります。別のスクールに移動をしましょう。
その際に、「以前は〇〇というスクールでダンスを教えていました。」と実績を伝えてください。
「以前のスクールでは〇〇円ちょうだいしていました。」と伝えると、価格交渉がしやすくなります。
副業をする
ダンスインストラクターを辞めたいと思ったときにできること4つめは、副業をすることです。
今のスクールを辞めたいと思っていても、感情的に辞めてしまうと後悔することもあるでしょう。副業も選択肢の1つとして考えてみませんか。
別のスクールでダンスレッスンをしながら、現在のスクールでも指導をすることで、視野が広がるでしょう。リフレッシュできる可能性もあるので、副業も視野に入れてください。
転職する
ダンスインストラクターを辞めたいと思ったときにできること5つめは、転職です。
自分にダンスのインストラクターが合わないと感じたら、別の仕事をするのもよいでしょう。ただし、転職は大きな選択です。よく周囲に相談をして、今の仕事を辞めても後悔しないか考えた上で転職することをおすすめします。
まとめ
ダンスインストラクターが辞めたいと思ったときについて紹介しました。
ダンスインストラクターが辞めたいと思ったときは、次のとおりです。
- 保護者からクレームが入ったとき
- レッスンで大声を出して疲れたとき
- 生徒がなかなか言うことを聞いてくれないとき
- 指導を受け入れてもらえなかったとき
- 生徒の入れ替わりが多いとき
- 発表会の参加者が集まらないとき
- 収入と作業負担が不釣り合いに感じたとき
- 怪我をしたとき
どんな仕事でも、辞めたいと思うことは一度はあるでしょう。辞めたいと思ってもそれ以上にやりがいを感じて、仕事を続けているダンスインストラクターはたくさんいます。
仕事を辞めたいと感じたときにするべきことは次の5つです。
- 先輩インストラクターに相談をする
- 教室責任者に相談する
- 別のスクールに移動する
- 副業をする
- 転職する
辞めたいと思っても感情的に行動せず、まずは周囲に相談しましょう。
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