家族の前で歌をうたうのが大好きな子もいるかと思います。テレビの音楽に合わせて、楽しそうに歌う子どもの姿を見ると、その能力を伸ばしてあげたいと思いませんか。
そこで今回は、歌が好きな子どもにおすすめの習い事を8つご紹介します。
習い事それぞれの費用相場もまとめています。歌が好きな子どもの習い事選びに迷っている方はぜひご参照ください。
歌が好きな子ども向けの習い事
歌が好きな子ども向けの習い事は次の8つです。
- 合唱団
- ボーカルスクール
- ミュージカル
- 音楽教室
- リトミック
- 聖歌隊
- 民謡
- 声楽
それぞれくわしく見てみましょう。
歌が好きな子ども向けの習い事｜合唱団
歌が好きな子どもにおすすめの習い事は、合唱団です。
地域ごとに合唱団があるはずなので、地元の合唱団を探してみましょう。合唱団によって差はありますが、だいたい5歳から入れるところが多いです。合唱団によって上限も設定されているので、事前に確認しましょう。長く活動できる合唱団がよいですね。
合唱団は女の子が多い傾向にありますが、男の子を積極的に募集している合唱団もあります。
歌が好きな子どもにはぴったりです。みんなで歌うのが合唱団。年齢が異なる子どもと接することができ、社会性や思いやりも身につくでしょう。
【月謝の相場】
4,000円から8,000円
合唱は、楽器は使用しません。（ピアノ伴奏はあります）楽譜など最低限の教材で習えるため、子どもの習い事のなかでは、比較的月謝は安いと言えます。
歌が好きな子ども向けの習い事｜ボーカルスクール
歌が好きな子どもにおすすめの習い事は、ボーカルスクールです。ボーカルスクールにはさまざまなコースがあります。
- カラオケ上達コース
- プロ養成コース
- 声楽コース
- ミュージカルコース
など。
子どもの目的や歌の好みによってコースやクラスを選ぶことができます。また、ボーカルスクールによっては、SNSアップコース、YouTubeアップコースが設置されていることも。子どものなりたい職業で、YouTuberは人気。YouTubeで歌の配信を夢見ている子にもよいかもしれません。
【月謝の相場】
4,000円から8,000円
歌が好きな子ども向けの習い事｜ミュージカル
歌が好きな子ども向けの習い事は、ミュージカルです。「アナと雪の女王」、「ハイスクールミュージカル」、「モアナと伝説の海」など、ミュージカル映画が好きな子どもにおすすめの習い事です。
ミュージカル劇団に入会するのもよいですが、習い事としてミュージカルスクールやミュージカルクラスに入るのもよいでしょう。
ミュージカルであれば、歌だけでなくダンスや演技も併せて習えるのがメリット。歌以外のパフォーマンスを身につけたい子どもにおすすめです。
【月謝の相場】
8,000円から15,000円
歌だけでなく、ダンスや演技が習えるため、費用が高くなる傾向にあります。
歌が好きな子ども向けの習い事｜音楽教室
歌が好きな子ども向けの習い事は、音楽教室です。
ピアノやバイオリン、フルート、ギターなどを音楽教室で習いませんか。歌が好きな子は音楽全般も好きなはずなので、楽器を習うのもおすすめです。
子どもが好きな歌をピアノなどで演奏できるようになれば楽しいはずです。ピアノ、ギターであれば弾き語りもできますね。
【月謝の相場】
8,000円から20,000円
歌が好きな子ども向けの習い事｜リトミック
歌が好きな子どもにおすすめの習い事は、リトミックです。
リトミックは音楽を用いた教育法のことで、音楽に合わせて体を動かしたり、歌をうたったりします。体の動かし方、物の数え方、道具の使い方などを学びます。
リトミックは幼児教育で、クラスのほとんどに上限年齢（6歳までなど）が設定されているのでご注意ください。
【月謝の相場】
3,000円から6,000円
歌が好きな子ども向けの習い事｜聖歌隊
歌が好きな子どもにおすすめの習い事は、聖歌隊です。近くに教会があればそこで聖歌隊を募集していることがあります。
教会で活動をするため、宗教が気になる方も少なくはないでしょう。聖歌隊メンバーが必ずしもその教会の宗教に属しているとは限りませんが、勧誘されることもあるようです。
聖歌隊に属することで、歌詞から宗教の教えが学べるのがメリットです。
【月謝の相場】
3,000円から5,000円
月謝を取らない教会も一部あるようです。
歌が好きな子ども向けの習い事｜民謡
歌が好きな子どもにおすすめの習い事は、民謡です。
民謡は子どもにとってはあまりなじみがないかもしれませんが、日本人の心のふるさととも呼ばれるほどの歌のジャンル。地域によって民謡の特徴が異なり、歌い方も違いがあります。
民謡は、地域の生活の中から自然と生まれた歌で、それが現代まで伝承されているのです。地元の民謡は、その地域の人の生活が歌詞などに表現されているので、民謡を学ぶことで生まれた地域をもっと好きになるかもしれません。
子どもにも民謡は身近で、夏に踊る盆踊りの歌や、運動会で踊るソーラン節も民謡の一種。運動会などで踊って、気に入った子は、民謡を習ってみませんか。
有名歌手の元ちとせさんも、民謡歌手でもあります。（元ちとせさんは、中学3年生で奄美民謡大賞少年の部優秀賞を受賞しています）
【月謝の相場】
5,000円から10,000円
歌が好きな子ども向けの習い事｜声楽
声楽も歌が好きな子どもにおすすめの習い事です。
音楽教室の声楽コースで習えるほか、ピアノ教室と併設して声楽教室があるところもあります。（声楽家がピアノも教えているスクールなど）
舞台劇やオペラが好きな子どもに向いています。音楽大学の声楽科への進学を目指したい子は、早期に声楽を学ぶとよいでしょう。
【月謝の相場】
7,000円から12,000円
子どもが歌を習うメリットとは
子どもが歌を習うメリットについて見てみましょう。
歌が上達する
習い事で歌を学べば、当然ですが、歌のスキルが身について上達します。これは最大のメリットと言えるでしょう。
歌が上達すれば、学校の音楽の授業でも活躍できるかもしれません。習い事の発表会を経験すれば、人前で歌うことにも慣れていきます。音楽の授業の歌のテストで、クラスメイトの前でうたうのも楽しめるかもしれませんね。
また、歌が上達すればカラオケがもっと楽しめます。幼い子どもだけでカラオケに行く機会は少ないですが、中学生や高校生になると、友だち同士でカラオケに行くことも増えます。
カラオケで歌がうまいと、友だちからもうらやましがられる可能性も。自己肯定感もアップするでしょう。
ストレス発散になる
習い事で歌をうたうことで、子どものストレス発散になります。
みなさんも仕事や家事、育児でストレスが溜まったときは、「わー！」と叫びたくなりませんか。大きな声を出すと、すっきりしますよね。これは子どもも同じです。
普段は近所への影響を気にして、大きな声は出さないことが多いかと思いますが、歌の習い事であれば、声の大きさを気にする必要はありません。
基本的に歌の習い事スクールでは、スタジオに防音設備が施されているはずなので、思いっきり声が出せるのです。
感染症の影響で思うように遊べずにストレスが溜まっている子どももいるでしょう。そんなときにも、歌の習い事でストレス発散がおすすめです。
声が通る
習い事で歌を学ぶことで、声が通るようになります。
歌を習うことで腹式呼吸が学べます。そのため、普段の地声も通るようになるでしょう。ハキハキした印象の子どもになるかもしれません。
感受性が豊かになる
歌を習うことで、感受性が豊かになるとされています。
これは、歌詞を理解しながらうたうからです。また、強弱をつけたり、感情を乗せたりして表現をするため、感受性が豊かになるとされているのです。
音感・リズム感が身につく
歌を習うことで、音感・リズム感がつきます。
歌の多くは伴奏はあっても、音程ガイドとなるメロディは演奏されないこともあり、自分で音を探しながら歌うのです。そのため自然と音感が身につきます。
曲のリズムを捉えて歌うため、リズム感も鍛えられます。
リズム感や音感がよくなると、音楽の授業の成績にもよい影響が出るでしょう。ピアノなど楽器を習っている子であれば、楽器もより上達するかもしれません。
脳の活性化
歌を習うことで、脳の活性化が期待できます。
新しい歌詞を覚える際は、記憶と深く密接しているアセチルコリンという物質が活性化されます。幼い子どもであれば、歌詞に出てくる知らない言葉を覚えるので、単語も歌で覚えるようになるでしょう。
顔の筋肉の活性化
歌を習うことで、顔の筋肉をよく使います。
感染症の影響でマスク着用の生活が長くなると、表情筋の衰えも気になるかもしれません…。歌をうたうときは、大きく口を開けます。歌詞によっては喜怒哀楽を表情でも表現するでしょう。
そのため、顔の筋肉をよくつかい、コリもほぐれるのです。
上記のように歌を習うことで、たくさんのメリットもありますが、費用面でもメリットがあります。歌は体ひとつでうたうため（多くの場合、伴奏があります）、費用が安いのです。
合唱や聖歌隊など複数人で歌う習い事であれば、より費用が安いでしょう。気軽に始めやすい習い事と言えます。楽器や道具を買いそろえる必要もないので、すぐに始められることもメリットです。
興味があれば、まずは体験レッスンや見学から始めてみませんか。
まとめ
今回は、歌が好きな子どもにおすすめの習い事を解説しました。
おすすめの習い事は次のとおり。
- 合唱団
- ボーカルスクール
- ミュージカル
- 音楽教室
- リトミック
- 聖歌隊
- 民謡
- 声楽
歌は身ひとつで習えるため、道具や楽器を買う必要はありません。そのため、費用も安い傾向にあります。特に聖歌隊や合唱団は比較的費用が安い傾向にあるので、他の習い事と並行してできるかもしれませんね。
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