ヨガを習っているおとなはたくさんいますが、子どものイメージはあまりないかと思います。ヨガは子どもでもできるのでしょうか。
今回は、子どもでもできるヨガポーズを6つご紹介いたします。
やり方やポイントも解説しているので、おうちでやってみませんか。そもそもヨガは何歳からできるのか、子どもにヨガをやらせる注意点などもまとめたので、ご参照ください。
目次
子どもでもできるヨガのポーズ
子どもできるヨガポーズは次のとおりです。
- あぐら
- 木のポーズ
- バッタのポーズ
- 子どものポーズ
- ダウンドッグ
- アップドッグ
くわしくコツややり方を見てみましょう。
【子ども】ヨガのポーズ|あぐら
子どもでもできるヨガポーズは、あぐらです。
日頃からあぐらをかく子どももいますよね。ただし、ヨガのあぐらは少しコツがあるので、解説します。
- あぐらをかく。このときかかとが体んの中心に来るようにする。
- 呼吸をゆっくりとする
【ポイント】
あぐらは左右の足、どちらを上にしても問題ありません。腰を丸めずに骨盤を立てることを意識しましょう。体重は左右均等になるよう気を付けてください。左右の膝の高さが同じようになるようにしましょう。
【子ども】ヨガのポーズ|木のポーズ
子どもにもできるおすすめのヨガポーズは、木のポーズです。
- 片足で立つ
- 床から離す足の裏を、軸足の膝あたりにつける
- 足を入れ替えるて同じことをやる
木のポーズは、片足立ちをするので、バランス感覚が養われます。集中力がつくとされているポーズなので、ぜひ子どももやってみましょう。
【ポイント】
バランスが取れずにグラつく場合は、上げた足をふくらはぎ付近まで下げてもOK。足を上げられない場合は、つま先を床につけてかかとを上げるだけにしましょう。
背中をまっすぐにすることも大切です。
多くの子どもは、左足を軸足にして右足を上げるかと思います。同じ方向ばかりおこなうと、筋肉が均等につかなくなるので、左右を入れ替えて交互にポーズを取るのがおすすめです。
【子ども】ヨガのポーズ|バッタのポーズ
子どもでもできるヨガポーズは、バッタのポーズです。
虫好きな子どもが好きになりそうな名前のポーズですよね。
- うつ伏せになる
- 両腕を体の下にしまい、アゴを床につける
- 手のひらを下に向けて骨盤の位置にする
- 両足を床から浮かせ、なるべく高く持ち上げる
体幹が鍛えられるヨガのポーズです。背中の筋肉も使うので姿勢もよくなるでしょう。
【ポイント】
足は無理のない範囲で上げてください。
【子ども】ヨガのポーズ|子どものポーズ
子どもにおすすめのヨガポーズは、子どものポーズです。
こちらは股関節のストレッチになります。肩こり緩和にもなるポーズで、毎日ランドセルを背負う子どもにぴったりです。
- 膝立ちになる
- 膝を少し広げて、つま先同士がつくようにし、かかとの上にお尻をつけて座る
- 息を吐きながら上半身を前に倒す
- 手のひらは下に向ける
【ポイント】
上半身を前に倒すときは、息を吐きながらおこなう。
【子ども】ヨガのポーズ|ダウンドッグ
子どもでもできるヨガのポーズは、ダウンドッグです。
ダウンドッグは、四つん這いになる犬のこと。「ワンちゃんになってみよう!」と子どもに声をかけると、喜んでやってくれるかもしれません。
ダウンドッグは、血行をよくするヨガポーズと言われているので、冷え性の子どもにもおすすめです。
- 両手両足を床につける
- お尻を上に向けて上げて、体が三角形になるようにする
- 顔は床に向ける
- 腰を左右にゆらす
【ポイント】
両手は肩幅よりも少し広いくらいが目安です。手の指を開くことで、体を支えやすくなるので、バランスがとりにくい子は手をパーにしましょう。
頭を下にするので、血が上ってしまうこともあります。クラクラとならないように無理をせずやりましょう。
体の片側に体重をかけないよう、手足に均等に体重がかかるように意識してください。
腰をゆらす動きは、まるで犬がしっぽを振るかのよう。「喜ぶワンちゃんになりきってやってみてね」と声をかけると、犬好きの子は楽しめるかもしれませんね。
【子ども】ヨガのポーズ|アップドッグ
子どもでもできるヨガポーズは、アップドッグです。
アップドッグは、上を向いた犬をイメージしたヨガのポーズ。こちらも犬が好きな子どもが楽しんでできるでしょう。
自律神経が整うポーズとされていて、猫背改善にもよいヨガポーズです。背中が丸まりがちな子どもや、アゴが前に出てしまう子どもにおすすめです。
- うつ伏せになり、手は床につける。位置は胸の横あたり
- 床を腕で押して背中を伸ばす
- つま先で床を押し、体をしっかりと支える
【ポイント】
膝やふとともは床から離します。顔は前を向き、床に向けないようにしましょう。
子どもにヨガをやらせるときの注意点
子どもがヨガをおうちでやるときに、気を付ける注意点をまとめます。
子どものヨガの注意点|ヨガマットを敷く
子どもがヨガをするときの注意点は、ヨガマットを敷くことです。
床に膝をつけると、アザができることがあります。特に骨がゴツゴツと出やすいやせ型の子どもの場合は、傷みを感じることもあるので、ヨガマットを敷きましょう。
マットレスの上でヨガをする人もいますが、床が柔らかいとグラグラしやすいので、おすすめはしません。
ヨガマットは100円ショップや300円ショップでも売られているので、探してみてください。すぐに手に入らない場合は、子どものプレイマットでも代用可能です。
子どものヨガの注意点|近くでおとなが見守る
子どもがヨガをするときの注意点は、おとなが近くで見守ることです。
頭を下にすると、血が上ってクラクラすることがあります。無理をしすぎて、体が自分では戻せなくなることもあるので、必ずおとなが近くで見守りましょう。
正しいフォームでヨガができているかも見てあげてください。
また、集中すると呼吸を忘れがちになることも…。「ちゃんと呼吸をしてね」と声をかけてあげてください。
フーフーと声に出して呼吸をするのがおすすめです。
子どものヨガの注意点|無理をしない
子どものヨガの注意点は、無理をしないことです。
子どもは頑張り屋さん。一生懸命に見本通りのポーズを取ろうとします。おとなの真似をして頑張ることもあるので、無理をさせないようにしましょう。
こまめに「痛くなる前にやめるんだよ」、「無理をしないようにね」、「できるところまででいいんだよ」と声をかけてください
子どもがヨガをするメリット
ここからは子どもがヨガをするメリットについて解説します。
子どもがヨガをするメリットは次のとおり。
- 姿勢がよくなる
- バランス感覚が養われる
- 集中力が身につく
- 自律神経が整う
- 柔軟性がアップする
- 心が成長する
子どもがヨガをするメリット|姿勢がよくなる
子どもがヨガをすると、姿勢がよくなる効果が期待できます。
背中をピンと伸ばすポーズが多いので、姿勢改善になるでしょう。姿勢をよくするためにも、ヨガの正しいポーズをすることが重要。
保護者が子どものポーズをこまめにチェックしてくださいね。
子どもがヨガをするメリット|バランス感覚が養われる
子どもがヨガをするメリットは、バランス感覚が養われることです。
片足で立つポーズや、手足に均等に体重をかけるポーズがあるので、自然とバランス感覚が養われます。バランス感覚がよくなると、学校の体育の成績にもよい影響が出るでしょう。
子どもがヨガをするメリット|集中力が身につく
子どもがヨガをするメリットは、集中力が身につくことです。
ヨガは静の動きです。ジッとバランスを取ってポーズを取ることで、自然と子どもが集中します。
「どのあたりに重心を持っていくと、バランスが取れるのだろう…」と考えながらヨガを楽しめるので、集中力をアップさせたい子におすすめです。
子どもがヨガをするメリット|自律神経が整う
子どもがヨガをすると、自律神経が整うというメリットも得られるでしょう。
自律神経は本人の意志とは無関係のもので、血流、内臓などの機能を調整する神経のこと。
子どもでも自律神経が乱れることがあります。夏休みなど長期休暇で昼まで寝てしまうと、昼夜逆転の生活になることもあり得ます。
そのままにしておくと、めまいを引き起こすことや、朝なかなか起きれなくなることも…。
自律神経が乱れやすい子どもにも、ヨガはおすすめです。
子どもがヨガをするメリット|柔軟性がアップする
ヨガはストレッチ要素もあるので、子どもの柔軟性がアップします。
体が柔らかくなることで関節の可動域が広がり、運動パフォーマンスも向上するでしょう。他の習い事(運動系の習い事)にもよい影響が出るはずなので、体が硬い子どももヨガをしてみませんか。
子どもがヨガをするメリット|心が成長する
ヨガをすることで、子どもの心が成長します。
じっとポーズをして、ゆっくりと呼吸をすることで自分の感情をコントロールすることができます。自分に向き合い、心が成長するとされているので、幼い子どもにもよい影響があるでしょう。
感情のコントロールもしやすくなります。
子どもは何歳からヨガ教室に通えるの?
何歳から子どもはヨガができるのでしょうか。
ヨガには年齢制限がありません。キッズヨガやベビーヨガスクールがあり、早ければ3歳から通えるスクールもあります。
キッズヨガクラスの場合は、年齢の上限の目安は12歳ごろ。
12歳になると体がおとなに近くなるため、おとなのヨガクラスと一緒にレッスンすることも多いのです。スクールによっては、ジュニアクラスとして12歳から18歳くらいの子どもを対象にすることもあります。
まとめ
今回は子どもでもできるヨガポーズをご紹介しました。
おすすめの子どものヨガポーズは次の6つです。
- あぐら
- 木のポーズ
- バッタのポーズ
- 子どものポーズ
- ダウンドッグ
- アップドッグ
必ず保護者が近くでサポートしましょう。
子どもがヨガをするメリットは次のとおり。
- 姿勢がよくなる
- バランス感覚が養われる
- 集中力が身につく
- 自律神経が整う
- 柔軟性がアップする
- 心が成長する
子どもにもよいメリットがあるので、おうちやキッズヨガスクールでチャレンジしてみませんか。
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