主体性を身につけるには|おうちでできる方法とおすすめの習い事

2022年9月16日

習い事情報

主体性のある勉強をする子ども

言われなくても行動ができる子、自分で考えて責任感を持って動ける子に育てたいと思う保護者は少なくはないでしょう。

社会では主体性が求められますが、子どもの主体性はどう育めばよいのでしょうか。

そこで今回は、子どもの主体性を身につけるには家庭でどうしたらいいのか、主体性を身につけるメリットとおすすめの習い事を解説します。

受け身になりがちな子どもの性格を直したい方もぜひ参考にしてください。

主体性とはなにか

主体性とはなにか

そもそも主体性とはなんでしょうか。

主体性とは

主体性とは、第三者からの意見や指示に頼らずに、自分で考えて判断をして行動をする性質のことです。

自分の判断に基づいて行動するため、そこには責任が伴うのも特徴です。

責任を持って行動する能力とも言えます。

主体性と自主性の違い

主体性の意味は、おおまかにご理解いただけたかと思います。

では、似た意味の「自主性」とはどう違うのでしょうか。

ここでは主体性と自主性の違いについて解説します。

自主性とは、他人から指示を受ける前に、自分が取るべき行動を先に行うことで、行動の選択の自由が含まれません。

それに対して、主体性は自分の考えや判断に基づいて実行することで、その行動には責任が伴います。

ここでは両者の意味の違いを正確に理解する必要はありません。

なぜなら、自主性も主体性と同じくらい重要なスキルで、子どもでも身につけておくべきことだからです。

どちらも社会では求めらるスキルなので、子どものうちから身につけさせたいですね。

主体性が必要な理由は?

家の中で女の子二人が一緒に遊んでいる

主体性は経済産業省が2006年に提唱した「社会人基礎力」の12の能力要素のなかのひとつです。

社会に出てからとても重要となる能力のため、子どものうちから少しずつ身につけていきたいですね。

具体的に主体性が必要となる理由をあげていきます。

人間にしかできない能力

自分自身で考え、「0から1」を生み出す能力は、指示があってから動くAIにはできません。

子どもにとって、自分で考えて行動をスタートすることは、自身の興味や好奇心から学び、発展していく大切な性質となります。

人生を豊かにする

主体性をもって取り組んだことは、成果が得られたときの喜びが大きいものです。

たとえば、習い事で子ども自身が目標を決めて取り組んだ結果、成果がでたとき、子どもの自己肯定感が上がり、次も頑張ろう、次はこういうことをしよう、と派生していきます。

喜びや達成感を知り、様々なことにおいて主体性を持つことで視野が広がり、人生が豊かになっていきます。

ポジティブ思考

子どもにとって、失敗はつきものです。

主体性がある人は、ミスや思っていなかった結果となった場合にも失敗をチャンスととらえられる特徴があります。

失敗したときに気持ちを切り替え、ポジティブに考えて前に進んでいくために、主体性はとても大切です。

主体性を身につけるメリット

挙手する主体性のある子ども

子どもに主体性が身につくとどんなメリットがあるのでしょうか。ここではメリットについて解説します。

メリットは次の3つです。

  • 人生に自信が持てる
  • 人生に個性が出る
  • 社会に出て能力を活かせる

メリット|自分の人生に自信が持てる

子どもに主体性を身につけさせることで、子どもが自分の人生に自信が持てるようになります。

誰かに選択された人生、敷かれたレールを歩む人生が、100%と悪いというわけではありません。

年長者や周囲の意見にも耳を傾けるべきで、受験や就職など人生の岐路に立ったときは、第三者の意見を選択肢に取り入れることも大切です。

しかし、自分で選択していない人生の場合は、「やっぱりあのときこうしておけば…」と不満や後悔を抱くことがあるのです。

主体性を持って生きていると、人生の満足度が上がります。

メリット|人生に個性が出る

子どもに主体性を身につけさせることで、人生に個性が出ます

自分で選択をすることは、自分らしい生き方をするということ。

昨今では、「多様性」という言葉が広まってきていて、自分らしい生き方をする人が増えてきました。

「人生はこうであるべき」というものはありません。

現在の子どもたちが社会にでる頃には、今よりももっと多様化した社会になっていると予想されます。

そこで自分らしく生きていくには、主体性がとても必要なのです。

メリット|社会に出て能力を活かせる

子どもに主体性を身につけることで、社会に出てからも能力を発揮できます。

主体性とは、自分で考えて責任感を持って行動をすることです。

これは社会人の基本となるはずですが、なかなかできない人もいるのが現実。

そんななかで、自主性を持って行動てきる人は、社会から高い評価が得られるでしょう。

大学生で積極的にサークルやボランティアに参加する、社会人になって率先してプロジェクトリーダーをする、など子どもが成長してもそのスキルを活かせるはずです。

【子ども】主体性を身につけるには?おうちでできる方法

子どもの主体性を身につける方法

子どもの自主性を身につけるにはどうしたらいいのか、ここではおうちでできる方法を解説します。

子どもの自主性を伸ばすためにおすすめの方法は、次の5つです。

  • 干渉しすぎない
  • 子どもに選択肢を与える
  • 子どもの選択を尊重する
  • 子どもの好きなことを見つける
  • 保護者が手本となる

くわしく解説します。

子どもの主体性を伸ばす方法|干渉しすぎない

子どもに主体性を身につけるには、干渉しすぎないことをおすすめします。

保護者が子どもに干渉しすぎると、子どもが自分で考える、自分で判断することをしなくなるのです。

たとえば、食べ終わった食器を片付けるというルールがあったとしましょう。

保護者が「ほら、食べ終わったのだから、片付けをしなさい」と毎回のように言っていると、自分からはやらなくなります。

言われないとできない子どもになってしまうこともあるのです。

何度言っても子どもがやらない、という経験はありませんか。

これは、「あれ、まだ食器を片付けろと言われないな。じゃあやらなくてもいいのか。言われたら片付けをしよう」と子どもが思ってしまうからです。

悪い表現ですが、「指示待ち人間」になってしまいます。

あまりにも子どもが行動をしないときは、促す声かけをすべきですが、過干渉には気を付けましょう。

子どもの主体性を伸ばす方法|子どもに選択肢を与える

子どもに主体性を身につけるには、子どもに選択肢を与えましょう

日頃から、「こうしなさい!」、「これでいいよね?」と言うのではなく、子どもに考えさせて自分で選択させましょう。

しかし、幼い子どもであれば、0から選択するのは難しいことがあります。

たとえば、「明日のお弁当は何が食べたい?」と聞いて、なかなか選択ができない子、「うーん、なんでもいい」と言う子には、「ハンバーグとから揚げのならどっちがいい?」と選択肢を与えましょう。

「明日はなにを着ていく?」、「どうしたい?」など子どもに質問をして、選択させる機会を増やしてください。

たとえば、子どもが大好きなガチャガチャ。

スーパーにあると「ガチャガチャやりたい!」と騒ぐ子もいますよね。

いいモノが出なくて、機嫌を悪くする子もいるでしょう。

ここでおすすめなのが、選択肢です。

「このガチャガチャにはこんな種類のものが入っているのだよ。絶対欲しいモノが出るわけではないよ。それでもやる?」と聞いてみましょう。

それでガチャガチャをやって、欲しいモノが出てこなくても、子どもは「自分でやりたいと言ったのだから仕方がない」という責任を少し感じることができます。

癇癪を起したときは、ゆっくりと「自分でやると言ったのだよ」と伝えましょう。

子どもの主体性を伸ばす方法|子どもの選択を尊重する

子どもに主体性を身につけるには、子どもの選択を尊重することです。

子どもは自分なりによく考えて、答えを出しています。

その答えに対しておとなが「そんなのではだめ」と否定するのはやめましょう。

子どもが一生懸命出した答えを尊重してください。

たとえば、日頃から保護者が園や小学校に着ていく服を決めていたとしましょう。

「明日着ていく服を自分で選んでみようか」と伝えて、服装を選ばせたとします。

ちょっとおかしなコーディネートになっていても、それは子どもが出した答えなので、否定せずに尊重してください。

子どもの主体性を伸ばす方法|子どもの好きなことを見つける

子どもに主体性を身につけるには、子どもの好きなことを見つけましょう

主体性を持って行動するには、子どもが好奇心を持って「やってみたい」と思う気持ちが必要です。

嫌なことであれば、なかなか主体的な行動は取れませんよね…。

おとなでも嫌な仕事は、積極的にやりたくはないかと思います。

これは子どもだって同じです。

子どもが好きなことを一緒に見つけて、やりたいことを可能な限り自由にやらせてみてください。

好きなことであれば、自分から積極的に取り組むようになります。

子どもの主体性を伸ばす方法|保護者が手本となる

子どもに主体性を身につけるには、保護者が手本となることも大切です。

子どもは周囲のおとなの行動を見て、それを手本にして育つので、保護者が主体性を持って行動することで、子どもが真似るようになります。

「パパはね、これをやってみたいから昨日挑戦してみたんだ」と子どもに伝えてみませんか。

子どもが「これなに?」と聞いてきたら、「なんだろうね、じゃあママはネットで調べてみるから、一緒に見てみようよ」と声をかけましょう。

気になることは積極的に調べる、興味のあることは積極的に挑戦する、など保護者が行動をすることで、子どもも真似るようになります。

主体性を身につけるには…おすすめの習い事

書道を習う子ども

ここからは子どもの主体性が身につくおすすめの習い事を解説します。

おすすめの習い事は次の4つです。

  • お絵描き教室・絵画教室
  • 書道教室
  • ボーイスカウト
  • ダンス

主体性が身につくおすすめの習い事|お絵描き教室・絵画教室

子どもの主体性が身につくおすすめの習い事は、お絵描き教室・絵画教室です。

お絵描き教室や絵画教室と主体性は結びつきにくく感じる方もいるかもしれませんが、絵を描く前はまず「なにを描こうかな」とテーマを決めます。

基本的にはお絵描き教室や絵画教室では、子どもの好きなように描かせることも珍しくはなく、講師が「好きなものを描いてみよう!」と言うことがあります。

自分でなにを描こうかよく考えるのです。

絵の具やクレヨンであれば、一度描いたらかんたんには修正することができず、よく考えて描こうとするのです。

もちろん失敗をしたら、それは誰かのせいではなく、自分の責任です。

この特徴から、子どもの主体性が伸びやすいのです。

子ども向けのお絵描き教室・絵画教室は、子どもの作品を否定せずに、「よく描けているいるね」、「〇ちゃんらしさが出ているね」と評価されることも多いため、子どもの主体性を伸ばしやすいのです。

主体性が身につくおすすめの習い事|書道教室

子どもの主体性が身につくおすすめの習い事は、書道教室です。

書道も講師からテーマを与えられることもあれば、自分で書きたい文字を決めることもあります。

半紙に筆で書いたら、修正はできません。

墨がかすれてしまっても直せないため、子どもがよく考えて、慎重になりながら作業をするのです。

絵画やお絵描き教室と同様に、失敗したらそれは自分の責任。

「あのとき勢いよく書きすぎたから、失敗したのだな」と子どもが反省することもあるでしょう。

この書道の特徴から、主体性を伸ばすことができるのです。

主体性が身につくおすすめの習い事|ボーイスカウト

子どもの主体性が身につくおすすめの習い事は、ボーイスカウトです。

年齢によっては、自分がリーダーとなり年下の団員をまとめることもあるでしょう。

自分の判断が年下の団員に影響が出ることがあるため、自分のことだけでなく、他人のことを考えた上で最良の判断をするようになります。

また、キャンプや自然体験などがあるのもボーイスカウトの特徴。

日常とは違った環境で、どうしたらいいのか自分でよく考えて行動をする機会がボーイスカウトにはあると言え、主体性を身につけさせたい子どもにぴったりです。

主体性が身につくおすすめの習い事|ダンス

子どもの主体性が身につくおすすめの習い事は、ダンスです。

ダンスには、チアダンスやジャズダンス、ヒップホップなど様々な種類があります。

ダンスは、レッスンを受けるだけでは踊れるようになりません。

完璧に振付を覚え、さらにその場で自分のものにすることは難しいため、レッスン以外での練習が必要不可欠です。

主体性がある人には、物事に対する分析力が高いという特徴もあります。

ダンスでは、先生や自分よりも上手な人達を見て、ひたすら研究をすることが大切です。

上手くみせるポイントはどこなのか、上手な人と自分は何が違うのかなど、分析をして自分で考える必要があります。

与えられた振付を踊るだけでなく自分で気づき、考えて練習を進めるダンスは、主体性を伸ばしやすい習い事です。

まとめ

子どもに主体性を身につけるには家庭でどうしたらいいのか、おすすめの習い事や自主性を身につけるメリットについて解説しました。

自主性を身につけさせる方法は次のとおりです。

  • 干渉しすぎない
  • 子どもに選択肢を与える
  • 子どもの選択を尊重する
  • 子どもの好きなことを見つける
  • 保護者が手本となる

ぜひやってみてくださいね。

自主性を育むおすすめの習い事は次の4つです。

  • お絵描き教室・絵画教室
  • 書道教室
  • ボーイスカウト
  • ダンス

子どもが自分で考えて行動できるようになるでしょう。
ぜひ習わせてみませんか。

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