ダンスのインストラクターはシューズを履くべき?シューズの種類と選び方を解説

採用

ダンスインストラクターのシューズ

念願が叶ってダンスのインストラクターとして採用された! という方もいますよね。いざ、働くとなると気になることがたくさん出てくるかと思います。シューズもその1つで、どんなシューズで指導をしたらいいのか悩む方もこともあるでしょう。

そこで今回は、ダンスインストラクター向けに専用シューズは履くべきか解説します。

ダンスジャンル別のおすすめのシューズの種類や、インストラクター向けのダンスシューズの選び方も記載しました。

これからダンスインストラクターとして働く予定の方は、ぜひ参考にしてください。

ダンスインストラクターはレッスンでシューズを履くべき?

ダンスインストラクターはシューズを履くべきか

ダンスのインストラクターは、専用シューズを履くべきなのか解説します。

結論から言うと、ダンスインストラクターは、シューズを履くべきです。その理由について紹介します。

【理由1.手本を見せるから】
ダンスインストラクターは、生徒に手本を見せることがあります。口頭だけの指導ではなく、自ら体を動かして、生徒に指導をする必要があるのです。

ダンスを踊るときにダンスシューズでないと、スムーズに踊れないこともあるため、シューズを履く必要があります。

【理由2.床材との相性から】
ダンススタジオにスニーカーやハイヒールのままで入ると、床材を傷つけることがあります。ほとんどのスタジオは土足厳禁とされていて、シューズを履き替える必要があります。
床材を傷つけないため、スタジオを汚さないためにも専用ダンスシューズを履きましょう。

バレエのインストラクターはポワントは履くべき?

ダンスのインストラクターは、シューズを履くべきだと記載しました。
バレエシューズのレッスンでは、インストラクターはバレエシューズを履くべきですが、ポワント(トウシューズ)はどうでしょうか。

結論から書くと、バレエインストラクターの場合、ポワントまで履く必要はありません

ポワントは特殊なシューズで、足慣らしをしていないまま履くと怪我をする危険性があるからです。怪我をしてしまっては、バレエの指導ができません。無理にポワントを履かずに、バレエシューズで指導をしましょう。

バレエインストラクターは、ポワントまで履かないことが多いです。気になる場合は、同じスクールのインストラクターに相談をして、ポワントを履いて指導をしているか聞いてみてください。

なお、バレエであれば、シューズを脱ぎ足指を見せて指導をすることもあり得ます。着脱しやすさも考え、ポワントではなくバレエシューズがよいでしょう。

ダンスのインストラクターにおすすめのシューズ

バレエシューズ

ダンスのインストラクターにおすすめのシューズの種類を紹介します。

おすすめのシューズは次のとおりです。

  • バレエシューズ
  • スポーツシューズ
  • ジャズシューズ
  • サイドゴアシューズ

ダンスインストラクターのシューズ|バレエシューズ

バレエ、ジャズダンス、チアダンスのインストラクターにおすすめのシューズは、バレエシューズです。

足裏を使いやすいタイプのシューズなので、バレエやジャズダンスに向いています。バーレッスン、センターレッスン問わず、指導ではバレエシューズを履くことをおすすめします。

ダンスインストラクターのシューズ|スポーツシューズ

エアロビ、ヒップホップダンスのインストラクターには、スポーツシューズもおすすめです。

スポーツシューズにはハイカット、ローカットがあります。ハイカットはもともとはバスケットボール用のシューズで、足首の怪我を予防するための靴として誕生しました。ダンスでも履くことがありますが、重さがあり、動きにくく感じる人もいます。

ローカットのシューズは軽さがあります。インストラクターとしての仕事を長時間することを考えれば、ローカットのようがよいでしょう。

また、ランニングシューズでダンスを踊る人もいますが、こちらはおすすめしません。ラニングシューズは、ランニングをする人向けに開発されたシューズです。ランニングは小ジャンプが連続する動きで、前後にしか動きません。このことを意識して設計されているため、前後以外にも動きがあるダンスにランニングシューズは合わないのです。

ダンスインストラクターのシューズ|ジャズシューズ

ジャズダンス、チアダンスのインストラクターにおすすめなのは、ジャズシューズです。

ローカットタイプが多いですが、ハイカット(ジャズブーツ)もあります。指導をする場合は、ローカットがよいでしょう。ローカットのほうが足先を伸ばしやすいのが特徴です。

ダンスインストラクターのシューズ|サイドゴアシューズ

チアダンスのインストラクターには、サイドゴアシューズもおすすめです。

サイドゴアシューズは、その名の通り、シューズのサイドがゴア(ゴムを織り込んだ伸縮性の高い素材)になっている靴のこと。

サイドゴアシューズには、靴紐がありません。伸縮性があるため、紐がなくても着脱できるのです。さらに、留め具がなくても足にフィットするため、ダンスを踊りやすくなります。

レッスン内容にもよりますが、チアダンスインストラクターであればサイドゴアシューズを着用するのもよいでしょう。

 

チアダンス バレエシューズ、ジャズシューズ、サイドゴアシューズ
バレエ バレエシューズ
ジャズダンス ジャズシューズ、バレエシューズ
ヒップホップ スポーツシューズ

 

シューズの選び方

ダンスシューズを履くインストラクター

ダンスのインストラクター向けのシューズは複数種類あることがわかりました。

ここではダンスのインストラクター向けのシューズの選び方を紹介します。

おすすめの選び方は次のとおり。

  • ダンスのジャンルで選ぶ
  • 着脱のしやすさで選ぶ
  • スタジオの床材で選ぶ
  • クッション性で選ぶ
  • 軽さで選ぶ

ダンスインストラクターのシューズ|ダンスのジャンルで選ぶ

おすすめのダンスシューズの選び方1つめは、ダンスのジャンルです。

インストラクターであれば、すでにご存じかと思いますが、ダンスのジャンルごとに適したシューズがあるので、最適なシューズを選んでください。

極端な例ですが、スニーカーでバレエの指導はできません。ダンスのジャンルに相応しいシューズ、生徒と同じシューズを選んでください。

ダンスインストラクターのシューズ|着脱のしやすさで選ぶ

おすすめのダンスシューズの選び方2つめは、着脱のしやすさです。

ダンスのインストラクターは、スタジオでの指導だけが仕事ではありません。スタジオでのレッスン指導をしたあとに、受付に移動をして電話対応をするなど、移動があるのです。そのため、ダンスシューズを履き替えることもあります。

着脱しやすいシューズだと、仕事で面倒を感じないでしょう。

ダンスインストラクターのシューズ|スタジオの床材で選ぶ

おすすめのダンスシューズの選び方3つめは、スタジオの床材との相性です。

リノリウムなどスタジオの床材でシューズを選んでください。滑り止めがついているシューズの場合は、体育館のような床材だと、キュキュと音が鳴ることもあります。

これだと踊りにくいため、おすすめしません。
スタジオの床材と相性のよいシューズを選びましょう。

ダンスインストラクターのシューズ|クッション性で選ぶ

おすすめのダンスシューズの選び方4つめは、クッション性です。

足に負担がかからないようにクッション性がよいものをおすすめします。なるべく試着してから、クッション性を確認してから購入しましょう。

ダンスインストラクターのシューズ|軽さで選ぶ

おすすめのダンスシューズの選び方5つめは、軽さです。

シューズは軽い方が踊りやすいです。さらに、軽いシューズのほうが長時間仕事をしていても疲れにくいため、なるべく軽いものを選ぶことをおすすめします。

現役時代に使用していたダンスシューズでレッスンをしてもいい?

ダンスシューズで踊るインストラクターたち

ダンスのインストラクターのシューズは、新品である必要はありません。インストラクターになったからと言って無理に新しいものを買わずに、履きなれた現役時代のときのシューズをおすすめします。

自分がダンスを習っていたとき、ダンサーのとき、部活のときなどに履いていたシューズでもよいので、慣れたものを使いましょう。慣れたシューズのほうが、動きやすいため、指導もスムーズにできます。

生徒への指導で、手本を見せることもあるかと思います。履きなれて足に合っているダンスシューズのほうが、スムーズに踊りやすいのです。

また、履きなれないシューズでは靴擦れすることがあります。痛みを感じていると、指導にも支障が出ることも…。長時間仕事をすることを考えても、傷みを感じない慣れたシューズがよいでしょう。

先述したように、スタジオは土足厳禁です。靴の汚れが気になる場合は、濡らした布で足裏を拭くことをおすすめします。

まとめ

ダンスインストラクターは、専用のダンスシューズを履くべきか解説しました。

インストラクターであっても、ダンスシューズは履くべきです。その理由は、生徒の前で手本としてダンスを踊るからです。また、スタジオの床材によってはダンスシューズでないと動きにくいこともあるため、シューズは必ず履きましょう。

ただし、バレエの場合は、ポワントまで履く必要はありません。バレエシューズで十分です。

ダンスシューズの種類は次のようなものがあります。

  • バレエシューズ
  • ランニングシューズ
  • スポーツシューズ
  • ジャズシューズ
  • サイドゴアシューズ

ダンスシューズの選び方は次のとおりです。

  • ダンスのジャンルで選ぶ
  • 着脱のしやすさで選ぶ
  • スタジオの床材で選ぶ
  • クッション性で選ぶ
  • 軽さで選ぶ

インストラクターとしては当然のことですが、まずダンスのジャンルに最適なシューズを選びましょう。

ダンスのインストラクターは、長時間仕事をすることもあります。長い時間働いても、疲れにくいシューズ、負担を感じないシューズを選びましょう。

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