バレエインストラクターになりたいけれど、どうしたらいいかわからない…。そんな方もいるでしょう。一般的な仕事では養成講座がありますが、バレエインストラクターにも同じような講座はあるのでしょうか。
今回は、バレエインストラクターの養成講座を紹介します。
おすすめの養成講座も記載したので、これからバレエインストラクターになりたい方や、養成講座を受けようか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
バレエインストラクターに養成講座はあるのか
バレエインストラクターの養成講座はあるのでしょうか。
結論から書くと、バレエインストラクターの養成講座はあります。バレエスクールが主催している養成講座があり、講座を修了することでそのスクールのインストラクターとして仕事がしやすくなるのです。
ただし、バレエインストラクターの養成講座の公益性は高くありません。
その理由は国家資格ではないからです。バレエインストラクターの養成講座を受講しても、国家資格が得られるわけではありません。すべては民間の養成講座のため、Aスクールの養成講座を受けたからといって、Bスクールでその実力が認められてバレエインストラクターとして採用されるというわけではないのです。
公益性は高いとは言えませんが、バレエインストラクターの養成講座を受講することにメリットはあります。養成講座を受講することで、バレエインストラクターとしての心得や、集客のノウハウ、独立方法などを学ぶことができます。バレエインストラクターとして働く場合は、養成講座を受講しているほうが安心して仕事ができるでしょう。自信もつくはずです。
自分がインストラクターとして働きたいバレエスクールに養成講座がある場合は、積極的に受講することをおすすめします。受講したほうがそのスクールで採用されやすくなるのです。
おすすめのバレエインストラクター養成講座
おすすめのバレエインストラクターの養成講座を紹介します。
- バレゾナンス認定養成講座
- バレエ指導検定
- バレエリトミック養成講座
- 日本バレエ教育者協会講座
- 床バレエインストラクター養成講座
バレゾナンス認定養成講座
おすすめのバレエインストラクターの養成講座1つめは、バレゾナンス認定養成講座です。
バレエスクールのバレゾナンスではインストラクター向けの養成講座を用意していて、講座を修了すると、「東京ラーニングアカデミー」が認定するプロフェッショナルバレエ講師認定証が発行されます。
養成講座を受講できる人には条件があり、22歳以上であること、バレエ歴10年以上であること、礼節があること、おとな初心者向けの講師をしたいことです。
養成講座は全10回で、合計20時間を予定しているそうです。理解度によっては延長も予定されているとのこと。
バレゾナンスでバレエインストラクターを目指す方は、ぜひこちらの養成講座を受講してみませんか。
バレエ指導検定
おすすめのバレエインストラクターの養成講座2つめは、バレエ指導検定です。
こちらは養成講座というよりも資格検定の要素が強いですが、審査後には審査員からのフィードバックやアドバイスが得られるため、学べることの多い検定と言えます。
バレエ指導検定は、初級・中級・上級があります。インストラクターとして働きたい方は、中級、上級を目指しましょう。
この検定は、講座を受けるだけでなく、アウトプットの場である試験があるため、バレエインストラクターに必要な知識をただ得るだけでなく、それが正しく使えるかも審査されます。実力を身につけたい方におすすめです。
バレエの基礎知識だけでなく、ビジネスマナーも学べるので、バレエを仕事にしたい方によいでしょう。
参考:バレエ指導検定
バレエリトミック養成講座
おすすめのバレエインストラクターの養成講座3つめは、バレエリトミック養成講座です。
バレエリトミックという言葉を初めて聞く方も多いかと思います。リトミックは音楽を取り入れた教育法のことで、バレエリトミックは、バレエとリトミックを合わせた幼児教育です。
リトミックの音楽の要素にバレエの芸術要素を加えた教育で、主に未就学児を対象としてレッスンをしています。バレエリトミックは、まだジャンルとしては広く知れ渡っていませんが、幼児教育に興味がある方に向いています。
講座とレッスンの時間は合計18時間で、比較的短期間で修了します。子ども好きの方、幼児教育に興味がある方におすすめです。
日本バレエ教育者協会講座
おすすめのバレエインストラクターの養成講座4つめは、日本バレエ教育者講座です。
日本バレエ教育者協会講座には、「バレエ指導スキルアップセミナー」、「プロのバレエ教育者向けの育成プログラム」があります。
スキルアップセミナーは単発のみで、すでにバレエのインストラクターとして働いている人におすすめです。
育成プログラムは、短期間で取得したい方には7日間集中コースがよいですが、ゆっくりと着実に学びたい方には3ヶ月コースがよいでしょう。
※こちらの講座は2018年以降は開催されていない可能性があります。くわしくは公式サイトからお問い合わせください。
参考:日本バレエ教育者協会
床バレエインストラクター養成講座
おすすめのバレエインストラクターの養成講座5つめは、床バレエインストラクター養成講座です。
「床バレエ」とは、フランスで半世紀以上前から大変人気なバレエ基礎を、立たずに床の上で行う、ストレッチやバレリーナ筋肉をつけるトレーニングです。
床バレエインストラクターは、現代社会で生きる皆様の健康・体力促進・ストレス解消・美容など、体の基本作りをサポートします。
床バレエインストラクター養成講座には1級〜5級まであります。
- 5級 バレエの動きの原理原則を学び、バレエ式エクササイズの知識を学びたい方向けです。
- 4級 床バレエインストラクターになりたい方、インストラクターとしてスキルアップしたい方向け
- 3級 インストラクターとしてレッスンを開講したい方向け(年に一度あるブラッシュアップの参加が必須となります)
- 2級 指導法と知識の豊富な指導者として活動できます。
- 1級 インストラクターとして必要不可欠なプレゼンテーション法を学びます。バレエフィットネスでインスラクターを養成・指導するマスター資格です。
級により、協会入会費、協会員費が別途かかります。
参考:一般社団法人床バレエ協会
バレエインストラクターの養成講座を受けなくても仕事ができる理由
ここまでバレエインストラクターになりたい方向けの養成講座を紹介しましたが、養成講座を受けずにバレエインストラクターになる人が多数います。
バレエインストラクターになるために養成講座は必須ではないのです。講座を受講していなくても、仕事ができいます。
その理由を解説します。
- 国家試験ではないから
- バレエ養成講座が少ないから
- アシスタント制度があるから
- スクールに独自の研修があるから
- 養成講座よりも実力を重視するから
国家試験ではないから
バレエインストラクターの養成講座を受けなくても仕事ができる理由1つめは、国家試験ではないからです。
すでに記載したようにバレエに国家試験はありません。養成講座も国家資格ではないため、公益性が低いと言えます。
自動車運転免許を取得すれば、原則として誰でも車の運転ができます。これは自動車運転免許が公安委員・警察・交通局が管理する国家資格だからです。
しかし、バレエの養成講座は国家資格ではないため、養成講座を修了したからといって必ずしも別のスクールでその実力を認められるわけではないのです。
バレエ養成講座が少ないから
バレエインストラクターの養成講座を受けなくても仕事ができる理由2つめは、バレエ養成講座が少ないからです。
そもそもバレエ養成講座は少なく、知られている講座はあまりありません。履歴書にバレエ養成講座を受講した旨を記載しても、その実力や価値が伝わりにくいのです。
アシスタント制度があるから
バレエインストラクターの養成講座を受けなくても仕事ができる理由3つめは、アシスタント制度があるからです。
スクールにより違いがありますが、多くのスクールではアシスタント制度があり、すぐにインストラクターとしてクラスを受け持つということは少ないです。まずは先輩インストラクターのアシスタントとしてサポートをし、先輩の指導方法からノウハウを得ていきます。
このようなOJT制度を取り入れているスクールは多く、養成講座のような座学中心ではなく、実際に仕事の場で必要とされる知識を学んでいくのです。
【OJTとは】
OJTとは、オン・ザ・ジョブ・トレーニングのことで、現任訓練とも呼ばれています。こちらは実際の職場で実務をさせながら教育することです。
スクールに独自の研修があるから
バレエインストラクターの養成講座を受けなくても仕事ができる理由4つめは、スクールに独自の研修があるからです。
多くのスクールでは、採用したばかりの人をすぐにバレエインストラクターとして働かせることはありません。まずはスクールで研修をして、その実力に応じた仕事を任せます。すぐにバレエレッスンクラスを担当せずに、受付業務から始めることもあるでしょう。
スクール独自の研修があることから、養成講座は重視されないことも少なくありません。
養成講座よりも実力を重視するから
バレエインストラクターの養成講座を受けなくても仕事ができる理由5つめは、実力を重視する世界だからです。
極端な例ですが、バレエ未経験の人が養成講座を修了しても、バレエインストラクターとして働くことは現実的ではないです。いくら養成講座を受けても、自分がバレエを一切踊れなければ、バレエの指導ができないのは説明するまでもありません。
バレエの指導では、養成講座を受講しているかどうかよりも、指導者としての実力・バレエの実績が重視されるため、養成講座を受けていなくても仕事ができます。
まとめ
バレエインストラクターの養成講座について解説しました。
バレエインストラクター向けの養成講座は複数があります。どれも民間のスクール独自の養成講座で、国家資格ではありません。そのため、公益性は低いと言えます。
おすすめのバレエインストラクター養成講座は、次のとおりです。
- バレゾナンス認定養成講座
- バレエ指導検定
- バレエリトミック養成講座
- 日本バレエ教育者協会講座
- 床バレエインストラクター養成講座
養成講座を受けなくても、実際はバレエインストラクターになることは可能です。その理由は次のとおり。
- 国家試験ではないから
- バレエ養成講座が少ないから
- アシスタント制度があるから
- スクールに独自の研修があるから
- 養成講座よりも実力を重視するから
実際に養成講座を受けずにバレエインストラクターになった人も多数いますが、養成講座を受けるメリットは多数あります。
現場で働く前に知識を得ることができる、自信がつく、養成講座主催のスクールで採用されやすい、などメリットがあるので、興味があれば養成講座を受けてみませんか。
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