バレエ講師になりたいけれど、どうやって仕事を探したらよいのかわからない…という方も少なくないでしょう。
そこで今回は、バレエ講師募集について解説します。
バレエ講師の募集案件をどうやって探したらよいのか、どこで募集をしているのか、面接を受ける際はなにに注意をしたらいいのかまとめました。
これからバレエ講師を目指す方は、ぜひ参考にしてください。
目次
バレエ講師募集案件を探す方法
まず、バレエ講師の募集案件を探す方法を解説します。
おすすめの方法は次のとおりです。
- 求人情報誌
- 求人情報検索エンジン
- ネット検索
- 専門学校からの紹介
- 知人からの紹介
- スクールの公式サイト
くわしく見てみましょう。
求人情報誌
バレエ講師募集案件を探す方法1つめは、求人情報誌です。
求人情報誌には、さまざまな求人案件が掲載されていますが、バレエ講師の募集は非常に少ないです。
希望する案件が見つからない可能性が高いでしょう。
ただし、求人情報誌には面接の心得や、仕事の探し方、履歴書の書き方など求人案件以外にも役立つ情報が記載されているので、興味がある方はぜひ目を通しましょう。
求人情報検索エンジン
バレエ講師募集案件を探す方法2つめは、求人情報検索エンジンです。
Indeedや求人ボックス、スタンバイのような求人情報専門の検索エンジンで、「バレエ講師」や「バレエインストラクター」と入力して検索してみましょう。
バレエ団体、バレエスクールの案件がヒットする可能性が高いです。
求人情報誌よりも、求人情報検索エンジンのほうが仕事が見つかりやすいと言えます。「業務委託」、「正社員」、「アルバイト」のように就業形態で検索ができるほか、勤務地での検索などもできるので、自分の希望する条件に見合った案件が見つかりやすいでしょう。
ネット検索
バレエ講師募集案件を探す方法3つめは、ネット検索です。
「バレエ講師 募集」、「バレエ インストラクター募集」などを検索窓に入力して、検索しましょう。
さらに希望する勤務地を入力すれば、条件に見合った案件が見つかりやすいです。
SNS内検索もおすすめです。ヒットした投稿が最新のものかもチェックした上で、応募しましょう。
専門学校からの紹介
バレエ講師募集案件を探す方法4つめは、専門学校からの紹介です。
バレエやダンスの専門学校に通っている人であれば、学生課に行って求人案件を紹介してもらうとよいでしょう。
学校向けにダンススクールから求人が来ることもあります。
学生課で紹介してもらえるだけでなく、学校の掲示板に求人の貼り紙があることも。
学校に来た求人に応募することもおすすめです。
知人からの紹介
バレエ講師募集案件を探す方法5つめは、知人からの紹介です。
ダンスの専門学校に通っている方であれば、ダンスインストラクターとして仕事をしている先輩に相談をして、仕事を紹介してもらうのもおすすめです。
バレエ団に所属している方であれば、バレエ講師業をしている知人に「講師を募集していないか」と相談することもおすすめです。
スクール側も、すでに採用しているバレエ講師からの紹介であれば、新規で採用しやすいはずです。
ぜひ知人のつても利用しましょう。
スクールの公式サイト
バレエ講師募集案件を探す方法6つめは、スクールの公式サイトです。
「このスクールで働きたい!」と思えるようなスクールがある方もいるでしょう。
希望するスクールの公式サイトをチェックしてください。公式サイトに「バレエ講師募集」と記載されていることがあります。
公式サイトのバレエ講師募集情報は目立たない場所に書かれていることも少なくありません。
公式サイトの最下部にリンクが貼られていることもあるので、サイトをくまなく探してみましょう。
スクール公式サイトに併設されているブログや、公式SNSで講師募集をしていることもあるので、こちらもチェックしてください。
バレエ講師を募集している場所とは
バレエ講師はどこで募集されているのか解説します。
- バレエスクール
- ダンススクール
- 幼稚園
- カルチャーセンター
- 学校
バレエスクール
バレエ講師はバレエスクールで募集されています。
これはみなさんすでにご存じでしょう。
バレエ専門スクールの公式サイトなどから講師募集がないか調べてください。
バレエ専門スクールであれば、複数のバレエクラスがあります。
スクールによってはプロのバレエダンサーを目指す子どもも通っているので、レベルの高い指導ができるでしょう。
ダンススクール
バレエ講師はダンススクールでも募集がされています。
ダンススクールのなかには、ヒップホップ、ジャズ、チアダンスなどさまざまなジャンルのレッスンがありますが、バレエのクラスを設置しているスクールも。
このようなスクールであれば、バレエ講師を募集しているので、応募してみませんか。
ダンススクール内のバレエクラスは、バレエ専門スクールほど数は多くありませんが、気軽に入会する生徒も多く、始めやすいのが特徴です。
幼稚園
幼稚園でもバレエ講師の募集をしていることがあります。
幼稚園のなかでバレエを取り入れていることもあり、子ども好きなバレエ講師を募集していいます。
課外授業としてバレエレッスンをしている幼稚園もあるので、ぜひ探してみましょう。
幼稚園のバレエ講師は、子ども好きなだけでなく、保育士の資格を所有しているなど、幼児教育に関する資格があるほうが採用されやすいです。
子育て経験がある人にも向いています。
カルチャーセンター
カルチャーセンターでもバレエ講師を募集していることもあるので、探してみましょう。
募集をしていなくても、新規講座としてバレエクラスを開設することでバレエ講師になることができます。
ただし、新規講座を設立しても、生徒が集まらなければ仕事はできないのでご注意ください。生徒数に悩むこともあるでしょう。
学校
学校でもバレエ講師を募集していることがあります。
学校内のダンス部、チアダンス部、ジャズダンス部などでバレエ講師が求められることがあるので、募集をしていないか探してみましょう。
学校の部活は大会を目的にしていることも多く、高いモチベーションを維持して仕事ができるかと思います。
【バレエ講師募集】面接を受ける際の注意点
バレエ講師募集案件に応募をすると、そのまますぐに採用されるのではなく、多くは面接を受けることになります。
ここでは、バレエ講師希望者が面接を受けるときの注意点をまとめます。
- おとなとしての礼儀を守る
- 面接の場に相応しい服装をする
- 自己PRを積極的にする
- 採用されたあとどんな風に働きたいかビジョンを伝える
おとなとしての礼儀を守る
面接での注意点1つめは、おとなとしての礼儀を守ることです。
バレエが上手であれば必ずしもバレエ講師として採用されるわけではありません。バレエダンサーの世界では実力主義な面もあったかもしれませんが、バレエ講師として働く場合は、社会人としての礼儀が求められます。
おとなバレエクラスであれば、社会人向けにレッスンをするため、社会人として常識的な態度や言葉遣いが求められるのです。
子どもクラスでも礼儀が必要です。
幼い子にバレエを通じて礼儀を指導することもあります。
さらに、子どもクラスであれば保護者対応もあるため、社会人としての礼儀が足りていないと「こんなバレエ講師に子どもを任せて大丈夫なのか…」と心配されることも考えられます。
面接の場に相応しい服装をする
面接での注意点2つめは、面接の場に相応しい服装をすることです。
バレエ講師はOLとは違うので、カジュアルな服装で面接を受けてもいいのでは…と思う方もいるかもしれません。
しかし、面接の場ではなるべくフォーマルな服装が求められます。
必ずしもスーツである必要はありませんが、それに準ずる服装(オフィスカジュアル)がよいでしょう
自己PRを積極的にする
面接での注意点3つめは、自己PRを積極的にすることです。
面接の場で委縮してしまい自己PRがなかなかできないこともあるでしょう。
これでは採用されにくくなるので、事前に面接で伝えたい自己PRの内容を紙にまとめておくことをおすすめします。
自己PRの内容は、なるべく感情的ではなく、数値化、具体化して伝えましょう。
コンクール受賞歴がある方は、そのことも伝えてください。履歴書に受賞歴も記載することをおすすめします。
【例】
「バレエを頑張った」×
「バレエを一生懸命やった」×
「バレエを〇年間継続した」〇
「バレエでコンクール〇位になった」〇
コンクール受賞歴や海外の実績って必ず必要?
受賞歴や実績はあるに越したことはありませんが、必ずしも必要なわけではありません。
バレエ講師になるのであればバレエ経験は絶対ですが、募集要項には保育資格優遇・ブランクがあっても可能と書かれているスクールもあるのです。
その場合、子育てや社会人になってバレエから離れた時間が長くなってしまった人でも講師の面接を受けることができます。
その際は子育て経験や社会人として働いていた経験がバレエ講師になってどのように役に立つのか伝える事が大切です。
【例】
「保育士として〇年働いていた。ひとりひとりの子どもの様子に合わせてレッスンすることができる。飽きてしまったら楽しくレッスンに集中できるように〇〇〇をする。」
「学生時代〇年バレエを続けていたが就職を機にやめてしまった。しかし自分の子どもの手が離れ、少しでもまたバレエに携わりたいと思い応募した。」
採用されたあとどんな風に働きたいかビジョンを伝える
面接での注意点4つめは、どんな風に働きたいかビジョンを伝えることです。
面接では、どうしても働きたい、採用されたい、という気持ちが強くなりがちです。これは悪いことではありませんが、ぜひ採用されたあとはどうしたいかも伝えましょう。
「幼児クラスを担当したい」、「積極的に生徒をコンクールに出場させたい」、「おとなクラスを担当して、生徒をたくさん増やしたい」。
このように、バレエ講師としてなにをしたいかも伝えましょう。
【バレエ講師募集】求められる人物像
バレエ講師になるには、実績や実力のほかにも、講師として求められる特性があります。
応募したいスクールはどんなことを大切にしているのか、どんな講師を求めているのか、募集要項やスクール案内をよく精査してみることも大切です。
自分はどんな特性があって、どのように活かせるのか、面接でアピールできるポイントとなるはずです。
コミュニケーションスキル
多くの生徒と関わるスクールでは、高いコミュニケーション能力が求められます。
「大学で教育に関わる勉強をした」「保育士資格を持っている」「接客経験がある」など、人とコミュニケーションをとることが重要な経験を持っているといいかもしれません。
特に、子どものバレエスクール講師では、強く求められます。
集中力の続かない子どもにどう声かけをするか、保護者への対応、など多岐に渡るコミュニケーションが必要となってきます。
創造性のある人
新しい振付やレッスンプランを考案し、スクールを活性化させる創造性のある人も求められます。
振付家や演出家としても活躍の場が広がるかもしれません。
バレエの世界は芸術性が重視されるため、美術館巡りや映画鑑賞、音楽鑑賞などで多様な感性をインプットし、バレエに置き換えてアウトプットできる人材は貴重となってくるでしょう。
責任感のある人
これはバレエ講師に限りませんが、人に物事を教える立場に立つということは大きな責任を伴います。
正しい知識を的確に伝えることが大切です。
バレエや運動で体を動かすことを教える場合、ケガを防ぎ、安全に配慮してレッスン環境を整えなければなりません。
社会人として常識ある行動をし、責任をもって人の前に立つ心構えをしましょう。
忍耐力と柔軟性のある人
複数の生徒を教える場合、それぞれのペースや学習方法があり、忍耐強く向き合う必要があります。
うまくいかない場合にも、感情的にならず前向きな指導ができる人が求められます。
また、ひとつのことに対して、違った角度からアプローチして指導するなど、柔軟性も大切です。
特に子どものレッスンの場合、難しい専門知識は理解できなくても、わかりやすく違った方法で伝えることができれば、スキルを身に着けてもらえます。
絶対にこうあるべき、こうするべき、という考えをなくし、柔軟に対応できる力を養っていけるといいですね。
バレエ講師を目指すあなたにおすすめの職業
バレエに関わる仕事といっても、バレエ講師だけとは限りません!
バレエ講師を目指すあなたは、「踊ること」や「人と関わること」に長けている可能性があります。
そこで、バレエ講師を目指すあなたに向けて、バレエ講師に関連した職業をいくつか紹介します!
バレエ企業に就職
バレエのスクール運営事業や舞台事業、バレエ用品の開発などを行うことができます。
バレエの経験がありバレエダンサーのニーズを理解しているあなたであれば、顧客のニーズに合った事業運営を行うことができるでしょう!
また、企業に就職することで、個人でバレエ教室を運営するよりも安定した収入を見込めることも利点のひとつです!
ピラティススタジオの講師・運営
柔軟性と強い体幹を持つあなたにおすすめなのがピラティスです。
ダイエット効果が高く、近年女性を中心に幅広い層から厚い支持を獲得しています。
バレエとは少しジャンルが離れた運動種目にはなりますが、講師や運営を通してたくさんの人と関わることができ、とてもおすすめです!
特に大人層と関わっていきたいと思っているあなたにはぴったりなのではないでしょうか!?
エンタメ系専門学校のスタッフ
踊ることや舞台が大好きなあなたにはぴったりの職業です!
専門学校の運営を通して、夢を追いかける子どもたちを応援することができます!
「バレエ経験」や「海外留学経験」を歓迎条件としている求人もあるため、バレエを頑張ってきた経験を活かすこともできます!
保育士
特にバレエを通して子どもたちと関わっていきたい、と考えているあなたにおすすめの職業です!
保育士になるには資格が必要な場合が多いですが、今は通信教育で資格を取ることも可能なため、今からでも目指すことができます!
子どもの成長に直に関わるお仕事なので、やりがい満点なこと間違いなしです!
まとめ
バレエ講師の募集について解説しました。
バレエ講師募集案件の探し方は、次のとおりです。
- 求人情報誌
- 求人情報検索エンジン
- ネット検索
- 専門学校からの紹介
- 知人からの紹介
- スクールの公式サイト
バレエ講師を募集している場所は、主に次の5つです。
- バレエスクール
- ダンススクール
- 幼稚園
- カルチャーセンター
- 学校
専門性の高いレッスンをしたいのか、子ども向けのレッスンをしたいのか、など自分の希望に合わせて仕事先を探してください。
面接での注意点は、次のとおりです。
- おとなとしての礼儀を守る
- 面接の場に相応しい服装をする
- 自己PRを積極的にする
- 採用されたあとどんな風に働きたいかビジョンを伝える
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