みなさん、こんにちは!
チアダンスの情報を集めたポータルサイト「チア★コミュニティ」を運営しているチアコミスタッフです♪
2022年7月19日
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子どもが成長する上で意識したい能力として「非認知能力」というものがあり、近年は特に注目されています。学習指導要領にも組み込まれた能力ですが、そもそも非認知能力とは何なのでしょうか。
今回は、非認知能力とはなにかを解説しています。
非認知能力を伸ばす習い事もご紹介しているので、ぜひご参照ください。
目次
最初に、非認知能力とはなにか解説いたします。
非認知能力は、育児サイトや育児雑誌などでは一般的に「生きるために必要な能力のこと」とされています。
テストの点数にはっきりと出る能力ではありません。IQのように数値化できるものでもないのです。
この説明では具体的にどんな能力なのかわからないという方がほとんどですよね…。非認知能力として代表されるものを次で見てみましょう。
問題解決力※1
批判的思考力※2
協調性
コミュニケーション能力
主体性
自己管理能力
自己肯定感
実行力
統率力
創造性
探求心
共感性
道徳心
倫理観
規範意識
公共性
※1、2は非認知能力ではなく、「認知能力」として区分されることあり。
参考:日本生涯学習総合研究所「非認知能力」の概念に関する考察(Ⅰ)
非認知能力の種類はたくさんあることがわかりました。どれも生きていく上では非常に大切な能力と言えます。
これらの能力は成長過程に応じて少しずつ身についていくものですが、しっかりと備わっていないまま社会に出ると、おとなになって困難を経験する可能性もあり得ます。
たとえば、非認知能力の1つとして挙げられる協調性。どんなにテストができて、IQが高くても、協調性が乏しく、周囲に合わせず行動をしていると、他人に迷惑をかけてしまうこともあるかもしれません。
社会で生きていくためには、この非認知能力は非常に重要とされているのです。
文部科学省の学習指導要領では、子どもたちに必要な力を3つの柱を整理しています。
参考:文部科学省 「平成29・30・31年改訂学習指導要領の趣旨・内容を分かりやすく紹介」
この3つの柱の一番上にある「学びに向かう力、人間性など」は非認知能力に該当します。このように、学校教育でも非認知能力は重要とされているのです。
さて、生きるために必要な能力は、学校教育でも重要視されていることがわかりました。非認知能力は、幼いうちからしっかりと育みたいと考える保護者も多いでしょう。しかし、どうやって非認知能力を伸ばせばよいのでしょうか。
習い事でも能力を伸ばせるとされているので、次で非認知能力の向上によい習い事を見てみましょう。
工作教室に通うことで、非認知能力の向上が期待できるでしょう。
工作教室では粘土や紙を使って、自分が思い描いた作品を自由に作り上げていきます。
このことから、非認知能力の1つである創造する力が育まれていくのです。
理想通りの作品が作れたら、子どもは自然と嬉しくなるはず。自分が色を塗ったり、形を整えたりしたものが、完成することで非認知能力の1つである自己肯定感も得られるでしょう。
粘土であれば、どうすれば理想の形になるか、子どもはいろいろと考えるため、探求心も育まれると言えます。
地域のボーイスカウト団に所属することで、協調性、社会性、統率力が身に付き、非認知能力が向上することが期待できます。
ボーイスカウトの活動の一環で、ゴミ拾いをすることがありますが、住んでいる町を綺麗にすることで社会性が身につくでしょう。規範意識も高まり、日頃の行動にも影響がでるかもしれません。
また、ボーイスカウトでは自然体験やキャンプに参加することも。みんなでご飯を作り、寝食を共にするのです。この経験から、協調性も育まれていきます。
ボーイスカウトは地域で団を作っています。〇〇地区第〇団のように、住んでいる地域のメンバーで構成されているため、学年が異なる団員と一緒に行動を取ることもあるのです。この仕組みから、統率力も育まれます。
小学校高学年の団員が低学年の子を統率する、アドバイスすることもあるでしょう。
特にひとりっ子や末っ子で年下の子どもと触れ合う機会がない子どもには、ボーイスカウトはおすすめです。自分より年齢が下の子どもと接することで、思いやりもより育まれるでしょう。
サッカー、野球などのチームスポーツも非認知能力向上によいとされています。
チームスポーツは、誰かひとりが自由に行動するとチームワークが乱れて、ミスや敗北につながることがあります。みんなで協力しないとよいプレーは生まれません。
そのため、サッカーや野球などのチームスポーツを通じて、協調性が育まれるのです。
また、チームの仲間とはコミュニケーションも必須。たとえばサッカーでパスを出すときは、相手がこちらを見ているかを確認しますよね。見ていないままパスを出してしまうと、受け取ってもらえません。「パス出すよ」、「〇〇―、行くよ」と声をかけるでしょう。
このようにチームスポーツにはコミュニケーションが欠かせないため、自然と非認知能力であるコミュニケーション能力が獲得できるのです。
さらに、チームスポーツにはキャプテンが存在します。チームの中心となってプレーすることや、仲間に声をかけたり、励ましたりして、チーム全体を盛り上げていくのが役目です。統率力や主体性の向上にもよいでしょう。
英会話を習うことで、コミュニケーション能力や問題解決能力の向上が期待できます。
英会話スクールのなかには、オールイングリッシュのスクールも。英語がまったくわからない子どもであれば、身振り手振りを使って相手に伝えようとするでしょう。問題解決能力が育まれるのです。
また英語が上達することで、講師と英語で会話ができるようになってきます。そのため、コミュニケーション能力の向上もしやすいのです。
ダンス系の習い事も、非認知能力向上が期待できます。
ほとんどのダンスは、他の子どもと一緒に踊ります。発表会であれば、一緒に舞台に立つ仲間と振り付けを合わせて踊るのが一般的。(もちろんソロで踊ることもありますが)
ダンスはひとりで踊るのではなく、周囲のメンバーとタイミングを合わせること、振り付けを合わせることがとても重要。
一緒にタイミングを合わせながら練習をすることで、協調性が育まれます。
また、ダンススタジオは鏡張りなので、自分の踊る姿を見ながら練習をします。上手になった自分の姿を客観視することで、非認知能力の1つである自己肯定感もアップするでしょう。
さらに、ダンスはストレッチなど自主トレーニングが必要とされています。柔軟性がないと、ダンスの表現の幅が狭くなるため、レッスンがない日でも自主的に練習や、ストレッチをする必要があるため、自己管理能力向上も期待できます。
プログラミング教室でも、非認知能力の向上が期待できるとされています。
プログラミングは、ロボットを作る、アプリを作るなど決まった目的があるコースも多く、最後までやり抜く力(実行力)や探求心が育まれるでしょう。
プログラミングをすることで、システム上で動作が生まれます。「無」から「動」を生み出す習い事と言えるため、創造力も養われるでしょう。
プログラミングは小学校の学習指導要領にも組み込まれています。早期に習うのがおすすめです。学校で習うことを、先取りして学習することで、自信にもつながり、自己肯定感も増すかもしれません。
ここまで非認知能力を育むのによいとされている習い事をご紹介しましたが、注意点があります。
子どもの非認知能力を向上させたいのであれば、子どもと習い事との相性をチェックしましょう。
相性の悪い習い事であれば、子どもがスクールに行くときに嫌がることもあります。欠席が他の子どもより多くなることもあるかもしれません。
相性が悪いと、レッスンを楽しめない、集中しない、やる気を出さないことも…。
本人がやる気にならないと、なかなか非認知能力向上は期待できないので、まずは習い事のスクールとの相性を見てみましょう。
小学校低学年以上の子どもであれば、自分の意思がしっかりとしてきている年ごろです。小学生くらいの子どもの場合は、本人に習い事をする意思があるか確認しましょう。保護者が子どもの習い事を選ぶのもよいですが、可能であれば、子どもに選ばせてください。
「好きこそものの上手なれ」という言葉があるように、子どもがやりたい習い事のほうが、上達も早く、能力も早期に獲得できる可能性が高いと言えます。
すぐに習い事を始めるのではなく、事前に体験教室に参加させてみて、子どもの意思を確認しましょう。
非認知能力とは、生きるために必要な能力のことで、1つの能力を指すものではありません。
協調性、主体性、コミュニケーション能力、統率力など、社会で必要とされる能力のこと。
非認知能力は習い事でも向上させることが可能とされています。
おすすめの習い事は、工作教室、ボーイスカウト、チームスポーツ、英会話、ダンス、プログラミングです。
ダンスでおすすめしたいのがチアダンス。明るくポップな音楽に合わせて踊るので、元気な園児や小学生、中学生のイメージにとても合っているのです。発表会の衣装も愛らしく、特に女の子に人気。映画やドラマの題材にもなったほどなので、ぜひ始めて非認知能力の向上に活かしませんか。
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