ダンスインストラクターになりたいけれど、どうしたらいいのかわからない方も多いですよね。スキルが必要な仕事なので、オーディションがあるのかなと気になることも。
そこで今回は、ダンスインストラクターのオーディションについて解説します。
オーディション内容や、合格するコツをまとめたので、参考にしてください。
目次
ダンスのインストラクターになるにはオーディションが必要?
ダンスのインストラクターになるには、オーディションは必要なのでしょうか。オーディションは、人前でパフォーマンスをするため、緊張しますよね。
結論から書くと、ダンスインストラクターになるのにオーディションは必須ではありません。
スクールによってオーディションの有無は異なります。履歴書や職務経歴書などの書面を通じてダンス歴を確認し、面談時にかんたんなダンス実績やスキルを質問して確認するだけのスクールもあります。
本格的にオーディションを開催して、インストラクターを募集するダンススクールもあり、オーディションの有無は一概には言えません。
オーディションなしで仮採用され、模擬レッスンや研修を経てダンススキルをチェックしてから本採用とするスクールもあります。このような場合は、本採用までを研修期間や試用期間とし、時給や給料、報酬がやや下がることがあります。
オーディションを開催するスクールであれば、一定レベル以上のインストラクターを募集するため、採用されたあとは時給、給料、報酬が高い傾向にあります。
ダンスのインストラクターになるには資格は必要?
ダンスのインストラクターになるには必ずしもオーディションが必要ではないことがわかりました。
では、資格はどうでしょうか。
こちらも結論から書くと、ダンスインストラクターになるのに資格は必須ではありません。
つまり、無資格でもダンスインストラクターになることができるのです。
ただし、スクールによっては、採用条件に資格を掲げていることがあります。この場合は、資格がないと採用してもらえません。
ダンスインストラクターに資格は必須ではありませんが、資格があったほうがのちに有利になることがあります。
ダンススクールの公式サイトのインストラクタープロフィール欄に、資格情報が多いほうが生徒が集まりやすいのです。資格は役立つものなので、ぜひ積極的に受けましょう。
ダンスのインストラクターのオーディション内容
ダンスインストラクターの採用で、オーディションがおこなわれることがありますが、その内容はどんなものでしょうか。ここではダンスインストラクターのオーディション内容を紹介します。
オーディションの主な内容は、次のとおりです。
- 動画審査
- 対面実技審査
- 即興ダンス
- 模擬レッスン
動画審査
よくあるオーディション内容1つめは、動画審査です。
近年では感染症の影響から、対面審査ではなく動画審査をするスクールも出てきました。応募数が多いダンススクールでも動画審査を採用していることがあります。
事前に決まったテーマのダンス動画を撮影し、スクールに送って審査を受けるものです。
事前に振り付けが与えられていて、それにしたがって踊ることや、オリジナルの振り付けのダンスを踊ることなど、動画内容に指定がされています。
自宅リビングでは思うように踊れないため、ぜひレンタルスタジオなどで撮影しましょう。体全体が写るように撮影してください。
対面実技審査
よくあるオーディション内容2つめは、対面実技審査です。
オーディション会場で「〇〇を披露してください」と指示が出され、それに従ってダンスをします。
バレエのインストラクターの場合は、1番から5番までプリエをしてください、など基本スキルのチェックをされることもあります。
即興ダンス
よくあるオーディション内容3つめは、即興ダンスです。
「AとBとCの振り付けを含めた90秒程度の即興ダンスを披露してください」というように、ステップをあらかじめ指定されて、そこから即興ダンスを披露することがあります。
「『子ども』をイメージしたダンスを60秒ほどで披露してください」とテーマを渡されることもあります。
模擬レッスン
よくあるオーディション内容4つめは、模擬レッスンです。
「わたしたちを中学生の生徒だと思って、今からレッスンをしてください」とオーディションで模擬レッスンをさせるスクールもあります。
「先生、〇〇がわかりません」と言うことや、レッスン中に違う動きをする生徒役がいることもあります。
想定していないことがあったときに、どのような行動が取れるかを見られているので、落ち着いて対応することをおすすめします。
プロのダンスインストラクターを生徒に見立てて、レッスンをするのは恥ずかしく感じるかもしれませんが、オーディションに合格するためなので恥じらいを捨て、遠慮せずに相手を生徒だと思って指導をしましょう。
ダンススクールによってインストラクターのオーディションは大きく異なります。一次選考で終わるスクールもあれば、五次選考など長く続くことも。何度もオーディションがあるスクールの場合は、忍耐力があるか、途中で諦めずにオーディションに参加できるかもチェックしています。通過できる限り最後までオーディションを受けましょう。
ダンスインストラクターのオーディションに合格するコツ
さて、ここからはダンスインストラクターのオーディションに合格するコツをご紹介します。
オーディションに合格するコツは、次のとおりです。
- お題の練習をする
- 自信を持ってパフォーマンスをする
- 笑顔でパフォーマンスをする
- 即興ダンスをいくつか想定しておく
- 模擬レッスンを想定して練習しておく
合格のコツ|お題の練習をする
ダンスインストラクターのオーディションに合格するコツ1つめは、お題の練習をすることです。
インストラクター募集ページに、「オーディション当日は、〇〇と××を披露してください」のようにステップなどのお題がある場合は、よく練習しておきましょう。
特にブランクがある人であれば、スキルが落ちている可能性があります。
基礎からよく復習しておくことをおすすめします。
合格のコツ|自信を持ってパフォーマンスをする
ダンスインストラクターのオーディションに合格するコツ2つめは、自信を持ってパフォーマンスをすることです。
オーディションは緊張しますよね。普段はダンサーとしてパフォーマンスを楽しくできていても、オーディションとなるとうまくいかないこともあるでしょう。
ダンススクールはダンスに自信のあるインストラクターを募集しています。なぜなら、生徒は自信がなさそうな人よりも、自信があるインストラクターから学びたいからです。
可能な限り堂々と踊ってください。「これでいいのかな…」と思っていると、それが表情や動きにあらわれてしまいます。
オーディションで間違えても、誰からも怒られません。とにかく堂々と自信を持ってパフォーマンスすることを意識しましょう。
姿勢をよくする、視線をまっすぐにして踊ることをおすすめします。
オーディションでお題が出されている場合は、自宅やスタジオで踊っている様子を動画に撮影して確認しましょう。暗く見えないか、自信が伝わるかなどチェックしてください。
合格のコツ|笑顔でパフォーマンスをする
ダンスインストラクターのオーディションに合格するコツ3つめは、笑顔でパフォーマンスすることです。
ダンスにテーマがない場合は、なるべく笑顔で楽しそうに踊りましょう。
笑顔のインストラクターと無表情のインストラクターがいたら、どちらのインストラクターからレッスンを受けたいですか。多くの方が前者と回答するでしょう。
ダンスインストラクターは接客業です。スクールはイメージも大切にしているため、笑顔の人のほうが採用されやすいのです。
緊張してなかなか笑えない人は、唇を突き出しプルプルと振るわせてください。手で頬をマッサージして顔の筋肉をほぐしましょう。深呼吸することもおすすめします。
ダンスが楽しいということを全身で表現してください。
合格のコツ|即興ダンスをいくつか想定しておく
ダンスインストラクターのオーディションに合格するコツ4つめは、即興ダンスをいくつか想定しておくことです。
オーディション会場で突然「では、今から即興で30秒ほどダンスを踊ってください。振り付けはすべてオリジナルでお願いします」と言われることがあります。
事前にある程度即興ダンスの振り付けを考えておくと、本番も落ち着いて対応できるでしょう。
合格のコツ|模擬レッスンを想定して練習しておく
ダンスインストラクターのオーディションに合格するコツ5つめは、模擬レッスンを想定して練習しておくことです。
模擬レッスンがあると事前に告知されていなくても、当日おこなわれる場合も考えられます。
模擬レッスンは事前に練習しておいて損はありません。
実際にダンスのインストラクターとして採用されれば、レッスンをすることがあるため、練習しておく必要があるのです。
またスクールによっては、採用後に模擬レッスンをして研修することもあります。
ダンス仲間に生徒役になってもらうこともおすすめです。ダンスレッスンを受けている方は、講師の動きや発言に意識をして、どうやってダンスレッスンを進行するのかお手本とするのもよいでしょう。
はじめてのインストラクター役の方は慣れないかもしれませんが、まずは演じるつもりで対応してください。
まとめ
ダンスインストラクターになるにはオーディションは必要か、オーディション内容や合格のコツを紹介しました。
ダンスインストラクターのオーディションの内容は、次のとおりです。
- 動画審査
- 対面実技審査
- 即興ダンス
- 模擬レッスン
オーディションに合格するコツは次の5つです。
- お題の練習をする
- 自信を持ってパフォーマンスをする
- 笑顔でパフォーマンスをする
- 即興ダンスをいくつか想定しておく
- 模擬レッスンを想定して練習しておく
合格のためには、事前準備や練習は欠かせません。ダンスインストラクターになりたい方はぜひしっかりと準備をしてオーディションに挑んでください。
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