2歳の習い事まだ早い?母子分離させる、させない?

2021年12月10日

習い事情報

考える女性

みなさん、こんにちは!

チアダンスの情報を集めたポータルサイト「チア★コミュニティ」を運営しているチアコミスタッフです♪

お子さんが2歳になり、できることも増え、「習い事をさせてみようかな」「まだ早いかな」とお悩みの保護者の方も多いのではないでしょうか。

今回は2歳の習い事まだ早い?母子分離させる、させない?について解説していきたいと思います。

まずはお試しで習い事をしてみたい方向けに、2歳児にオススメの習い事もご紹介します。

2歳の習い事まだ早い?

2歳をふくむ、就学前から習い事をする子どもは56.8%だそう。(学研教育総合研究所 「幼児の日常・学習に関する調査」

この調査結果では、半数以上の子どもが就学前からなんらかの習い事をしていることがわかります。

さっそく本題ですが、2歳児の習い事の必要性に関しては、かなり意見がわかれます。

【関連記事】2歳の習い事あえてさせない?!子どもの心を育てるために必要なこと

幼児期に習い事をさせるのはまだ早いという方の意見は、

発達にそぐわない関わりやアプローチによって子育てを難しくしてしまったり、発達のバランスがとれていないところを安易に「個性」と認めて接してしまったりしていることが、実は子どもの健やかな成長を阻害していた、というケースも少なくありません。

(引用記事:「幼児期の習い事」はまだ早い?子どもらしく育てるための順番とは

習い事を純粋に楽しめておらず、幼児にふさわしくないプレッシャーやストレスを与えていることであらわれてくる「本来の子どもらしくない」姿について相談を受けることも多く、「子どもが子どもらしく過ごせる子ども時代」を大切にしてほしいとおっしゃっています。

2歳児の習い事をオススメする意見の中には、

『母子分離』の習い事は、母親と離れて活動することで自立を促し、お友達とのかかわりあいを通じてコミュニケーション力を高め、協調性や社会性が育まれる、といった特徴があります。

(引用記事:2歳児の習い事!母子分離で親も子離れできるかも?

早期教育をおこなうメリットの中では、低年齢であればあるほど物事を吸収し、子どもの成長にプラスになるいわれています。

幼児期の習い事を通して、子どもの好奇心や得意分野を引き出せたり、「自分はできる」という自信がついたりするメリットがあります。

母子分離とは

2歳児の習い事は、親子で一緒に参加する習い事も多いですが、親と子がわかれて母子分離のかたちで参加する習い事もあります。

乳児が成長するにつれ、さまざまな外界との触れ合いを通して、いろいろな物に興味や関心を抱くようになってくると、次第に母親から離れても不安がらないようになってきます。この現象を「母子分離」ができてくると言います。

(引用記事:教育トピック:母子分離|学研 おやこCAN

2.3歳ころになると、日常生活の中では、母親と多少離れても平気になってきますが、長時間になるとまだ不安がるそう。

しかし、これは「母子分離不安」といって自然な現象なので、母親があせって心配することはないそうです。

母子分離の利点は、

  • ・母親も子どもから離れる時間ができ、リフレッシュできる
  • 身支度などが自分でできるようになる
  • 人見知りが軽減してお友達ができる

など。

母子分離は成長段階の通過儀礼といわれているもので、子どもが親と離れて新しい環境で過ごしていく際にはかならず通るものです。

2歳ころから習い事をはじめることで、「幼稚園入園前に母子分離の練習になった」という方もいます。

関連記事

【2歳・3歳】落ち着きがなく走り回ってしまう子どものための習い事選び

母子分離で気をつける事

母子分離で習い事をさせてみたいけど、「スムーズに離れられるかな?」「泣いてしまったらどうしよう」などの心配もありますよね。

ここからは母子分離をする上で気をつける事を紹介していきます!

早すぎる母子分離は逆効果

個人差はありますが、一般的に母子分離のタイミングは3歳が良いと言われています。

この時期までに充分な親子の愛情形成ができていないと、「分離不安」の症状が現れてしまう事があります。

具体的には、親の姿が見えなくなると、混乱して泣き叫んで暴れてしまったり、行動や発言がオドオドしてしまいます。

このような「分離不安」の症状が現れてしまう子どもは20〜15人に1人と言われており、意外と多くなっています。

親子の信頼関係を築いておく

「分離不安」は「親に捨てられてしまうのではないか」と子どもが無意識に感じる事で起きてしまう症状です。

年齢が上がれば、自然と分離不安の症状は見えなくなっていきますが、見えないだけで、消えるわけではありません。

子どもが大人になってから、「好きになった相手に嫌われたくない」、「見捨てないでほしい」と、トラブルの原因になってしまう事もあります。

そうならない為にも、日頃から沢山の愛情を与え、親子の信頼関係を築いておく事がとても大切です。

子どもと離れる時は安心感を与えておく

ふだんの生活のなかでも、「なぜ離れるのか」「どのくらいで戻るのか」などを事前に伝え、離れても必ず戻ってくる、ということを理解できれば、離れて過ごすことに抵抗を感じなくなるそうです。

また、習い事先で安心感を感じる事も子どもにとっては大切なので、教室を選ぶ際に先生との相性も大切にしましょう。

もし泣いてしまっても怒らない

先ほども述べたように、「分離不安」になってしまうのは、育て方が悪いわけでも、その子自身が悪いわけでもなく、無意識のうちに子どもが「捨てられたくない」と思う事で起こってしまう症状です。

泣いてしまった時に怒っても良いことは何もありません。

怒るよりも、「大丈夫だよ」と安心させて、母子分離への1歩を踏み出しましょう。

周りの子どもと比較しない

周りの子どもと比較しないことも大切です。
周りに母子分離ができている子がいる場合、不安になり、焦って子どもを責めてしまう場合があります。

しかし、子どもの成長スピードや性格は1人1人異なります。
雰囲気に慣れて、楽しさを感じることができるようになると、自然に母子分離できるようになっていくことが多いです。

焦らず見守ることも大事ですね!

それから、母子分離に限ったことではありませんが、徐々にステップアップすることが肝心です。

子どもと離れる距離や時間は少しずつ増やすようにしましょう。

初めて習い事をするというときには、まずは親子で参加できる教室に通うことを検討してみてもいいかもしれませんね!

母子分離をおこなうにあたってのステップと心構え

送迎サービス単発利用例

ここまでは母子分離をおこなう際の注意点を紹介しました。

いざ、母子分離をしてみよう!としたとき、しっかりと段階を踏んで行うことで母子分離がよりスムーズにできる可能性があります。

母子分離をする際のステップを、あらかじめ確認しておきましょう!

最初はスモールステップで始める

母子分離に限らず、子どもの学びに関してはすべて「スモールステップ」を心がけることが鉄則です。

1つのステップを完璧にしてから次へ行くのではなく、複数のステップの間を行ったり来たりしながら、少しずつ課題を解決していくことで母子分離がスムーズになります。

例えば、子どもを母親以外の誰かに預けた状態で、母親が同じ部屋にいる状態から徐々に部屋の中でも子どもから一番遠い距離に行けるようになる、というように段階を踏んでいきましょう!

子どもの預け先を選ぶ際のポイント

知能面・情緒面の発達が適切に進み、お母さんのことを気にかけず30分以上過ごすことができたら、母子分離を始めるベースが完成したと言っていいでしょう。

次に行うべきは預け先を探すことですが、ここで探す際のポイントが2点あります。

①子どもにとって有益な時間が得られること

②預ける相手は信頼できる毎回同じ人物であること

子どもが預け先で楽しい時間を過ごせないと、すぐお母さんのもとに帰りたがってしまいます。

子どもが楽しい時間を送れるか、という点は極めて重要です。

また、預ける相手はお母さんに代わり子どもの精神的な安全基地になります。

母子分離の不安を慣らすために、同じ相手に預けることが重要です。

預けると決めたらドライに徹する

週1回、30分から50分程度の母子分離が問題なくできるようになれば、毎日2時間~3時間程度お母さんから離れて過ごしても大丈夫でしょう。

ここまできたら、預ける際に子どもが泣いても動じないようにすることが大切です。

ポイントは、「別れの時間」という嫌な時間をなるべく短くするために、去り際は素早くさっさとその場から離れること。

子どもが泣いているからといつまでもお母さんがその場に残ってしまうと逆効果です。

そのうえで預けるのを中止してしまった場合には、泣いてグズれば希望が通ったという経験を覚え、その後もっと大泣きするようになります。

「行きたくない病」は一定周期で必ず訪れる

母子分離が完全に終わったあとにも、「行きたくない病」は一定周期で訪れます。

母子分離が完了しているのに「行きたくない」と駄々をこねられると当然心配してしまうでしょう。

しかし、駄々をこねる理由のほとんどは「お母さんと離れたくないから」です。

「何か嫌なことを見つければ行かなくて済むかもしれない」と期待し、預け先が嫌である理由を探して話してくることでしょう。

子どもを突き放すことなく、一緒にいる時間の愛情表現をより豊かなものにし、母子分離に不安を感じることのない段階にまで成長できるよう、サポートしてあげましょう。

2歳児が楽しめるオススメの習い事

2歳の習い事はまだ早いかなと思いつつも、実際にやってみないとわからない部分もありますよね。

そこで、はじめての習い事にオススメの2歳児が楽しめる習い事をご紹介します。

スポーツ教室

幼い頃からの全身運動は、その後の運動神経にもよい影響があるという話を聞いたことがありませんか?

かけっこやマット運動、さまざまな種類のスポーツを通して、基礎運動能力や筋力・体力などの向上が期待できます。

ボール遊びや、鉄棒・跳び箱などの道具を使用することもあるので、2歳のお子さんでもすぐに夢中になれるかもしれませんね。

スポーツ教室は、地域の体育館やコミュニティセンターなどで、地域の方によっておこなわれている教室もあります。

せっかくなら専門のコーチやインストラクターに指導してほしいという方は、スポーツクラブや体操スクールに通うことをオススメします。

親子で参加するクラス、2歳からでも母子分離で習うスクールもあります。

リトミック

リトミックは、楽しく音楽と触れ合いながら、基本的な音楽能力を伸ばすとともに、身体的、感覚的、知的にも、これから受けるあらゆる教育を充分に吸収し、それらを足がかりに大きく育つために、子どもたちが個々に持っている「潜在的な基礎能力」の発達を促す教育です。

(引用記事:リトミックとは|特定非営利活動法人 リトミック研究センター

音に合わせて歌ったり、楽器を鳴らしたり、踊ったりすることで、音楽的な能力を養うだけでなく、運動能力や知的能力など、さまざまな感覚を養っていくことを目的としています。

スクールにもよりますが、年齢別のプログラムがあり、2歳児はさまざまな活動の体験とグループ学習の素地づくりをしていくそう。

またリトミックは、みんなで同じ動きをするのではなく、耳に入ってきた音楽をそのまま感じてひとり一人が好きなように表現するので、子どもの自由な感性が育ちやすくなります。

人間にとって最も自然な表現である音楽を手段としているので、2歳児でも「習い事」というより、自然な感覚で参加できるかもしれません。

1歳~2歳児は、ほとんどの場合が親子で一緒に参加します。

幼児教室

幼児教室は、0歳~小学校就学前の幼児を対象として、さまざまな教育をおこなう教室です。

文字や数字を使った勉強もおこないますが、遊びを通じてコミュニケーション能力を身につけていきます。

子どもの社会性や協調性を養ったり、さまざまなことに興味を持つきっかけになったりして、将来の選択肢を増やしていけるようなメリットがあるといわれています。

スクールによっては、種類豊富な教材やプログラムを用意しているところもあるので、お子さんの得意分野に早期から気づくことができるかもしれません。

なかには、受験対策の幼児教室もあるので、お子さんの性格やご家庭の方針にあった教室選びが重要です。

どんな習い事もメリットがあればデメリットもありますので、まずは体験レッスンなどに参加して、お子さんの様子を見てあげてくださいね。

関連記事

2歳の習い事あえてさせない?!子どもの心を育てるために必要なこと

まとめ

子ども バレエ

今回は、2歳の習い事まだ早い?母子分離させる、させない?についてまとめました。

【関連記事】2歳の習い事あえてさせない?!子どもの心を育てるために必要なことの記事内でもご紹介していますが、習い事に通わなくても、家庭のなかで成長できることもたくさんあります。

2歳から習い事をさせるのは早いか?に関しては、ご家庭の方針や子育てで重要視したいことを、ご家庭のなかで明確にしておくことが大切ですね。

そして一番大切なことは、お子さん本人が習い事を「楽しい」と感じられることではないでしょうか。

子どもも、親も、楽しく笑顔でいられる選択をしてくださいね^^

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よくある質問

2歳の習い事はまだ早いでしょうか?

2歳の習い事にはメリットもデメリットもありますが、年齢にあわせた習い事をみつけることが大切です。

母子分離のデメリットはありますか?

お子様に不安を与えないことが大切です。親子で過ごす時間に信頼関係を築いておくことが必要です。

2歳の習い事は、親も参加できますか?

スクールの方針にもよりますが、保護者も一緒に参加できる習い事もあります。

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