ダンスのインストラクターをしていると、仕事で悩みを持つこともあります。これからダンスインストラクターになりたい方からすれば、どんな悩みがあるのだろう…と気になりますよね。
そこで今回は、ダンスインストラクターの悩みを体験談でご紹介します。
おすすめの解決策もまとめたので、これからダンスインストラクターになりたい方、今悩みを持っているインストラクターはぜひ参考にしてください。
目次
【体験談】ダンスのインストラクターの悩み(おとなクラス編)
ダンスのインストラクターの悩みについて体験談ベースで紹介します。
まずここでは、おとな向けレッスンをしているダンスインストラクターの悩みについて見てみましょう。
よくある悩みは次のとおりです。
- 注意しにくい
- 上達がわかりにくい
- 経験値に差がある
- 過去のインストラクターと比較される
注意しにくい
おとな向けレッスンをするダンスインストラクターの悩み1つめは、注意しにくいことです。
【体験談】
「おとな向けフラダンス教室のインストラクターをしています。時間帯的に主婦が多く、年齢層は40代から50代の方ですが、自分よりも年上の方ばかりで、注意しにくいことがあります。何度も同じことを注意するのは…と気が引けてしまいます。」
おとな向けクラスであれば、自分よりも年上の生徒に指導をすることもあり得ます。指導をする立場であるダンスインストラクターであれば、ときに生徒を注意する必要もあるのです。自分より年上の生徒だと、教えにくい、注意しにくいと感じるダンスインストラクターもいます。
上達がわかりにくい
おとな向けレッスンをするダンスインストラクターの悩み2つめは、上達がわかりにくいことです。
【体験談】
「バレエのインストラクターです。おとなバレエという言葉が流行り、おとなクラスにたくさんの人が入会しました。週1のレッスンを10年続けてくださっている人もいますが、どうしてもおとなからだと上達がゆっくりでわかりにくいことがあります。体力の衰えから、以前よりもできなくなる生徒さんもいて、なかなか変化が見られないのが悩みです。」
子どもと比較して、おとなは上達速度が遅い傾向にあります。上達にも個人差があるため、他の生徒と同じように指導をしても、なかなか変化が出ない人もいるでしょう。
生徒の上達は、ダンスインストラクターのやりがいの1つと言えるため、なかなか自分の生徒が成長しないという悩みを持つインストラクターもいます。
経験値に差がある
おとな向けレッスンをするダンスインストラクターの悩み3つめは、経験値に差があることです。
【体験談】
「おとな向けの社交ダンスのインストラクターをしていますが、まったくの初心者の生徒と、ブランクはあるものの10年間趣味でやっていた生徒が混ざっていて、生徒の実力差が大きく、同じクラスで指導がしにくいことが悩みです。」
子ども向けのダンスレッスンだと、クラス分け(レベルや年齢など)されていることが多いです。しかし、おとな向けのダンスレッスンでは、「おとなクラス」とひとまとめにされることが多く、初心者も経験者も混ざっています。
さらに、20代の若いおとなの生徒もいれば、体力の衰えが顕著に出る年代の生徒も同じクラスに在籍することもあり、どの生徒にレベルに合わせて指導をすればいいのか悩みを持つダンスインストラクターもいます。
過去のインストラクターと比較される
おとな向けレッスンをするダンスインストラクターの悩み4つめは、過去のインストラクターと比較されることです。
【体験談】
「カルチャーセンターでおとな向けのジャズダンスレッスンをしています。最近わたしのクラスに入った生徒さんから、『〇〇先生は、手取り足取り教えてくれた』と言われてショックでした。しばらくは様子見をして、強みと弱みを把握してからていねいに指導をするつもりでした。グループレッスンということもあり、この生徒さんだけ手取り足取り指導をすることも難しく、悩んでいます。」
インストラクターそれぞれに指導方針があります。グループレッスンの場合は、できない人に合わせすぎず、全体の進行を優先することもあるのです。
おとなの生徒だと、レッスン経験が豊富で、期待していた指導方法ではないとクレームを入れることもあり得ます。
【体験談】ダンスのインストラクターの悩み(子どもクラス編)
さて、ここからは子どもクラスを受け持つダンスインストラクターの悩みについて紹介します。
主な悩みは次のとおりです。
- 保護者対応がある
- レッスンに集中しない子がいる
- 発表会の対応が大変
保護者対応がある
子ども向けレッスンをするダンスインストラクターの悩み1つめは、保護者対応があることです。
【体験談】
「キッズダンススクールでインストラクターをしています。スクールでは保護者が送迎するように推奨していて、ほとんどの保護者がスクールに来ます。教室準備など作業をしながら、保護者にあいさつやその日にやった内容をお伝えする業務があるのが大変に感じています。保護者からの個別相談対応に長時間かかることもあり、悩んでいます。」
保護者対応もダンスインストラクターの業務の1つですが、会話が長引いてしまうこともあり得ます。また、「うちの子は〇〇ちゃんと仲が悪いようなのですが、普段どんな様子ですか」と子ども同士の様子などを心配して、保護者と個別で話すこともあるため、次の業務になかなか進めずに、困るインストラクターもいます。
レッスンに集中しない子がいる
子ども向けレッスンをするダンスインストラクターの悩み2つめは、レッスンに集中しない子がいることです。
【体験談】
「ヒップホップの小学校1~2年生クラスを担当しています。いつもお友だちに話しかけてしまう生徒がいて、話しかけられた子も反応しておしゃべりをしてしまいます。毎回『レッスン中におしゃべりはしないよ』と注意してもなかなか改善しません。他の子の集中力も落ちるのが悩みです。」
未就学児や小学校低学年の子どもの場合は、集中力が短く、レッスン中におしゃべりや別のことを始めてしまうこともあります。
スクールに通うことを嫌がって、教室の前でギャン泣きする子どももいるほどです。
集中しない子どもへの対応に悩むダンスインストラクターも少なくはありません。
発表会の対応が大変
子ども向けレッスンをするダンスインストラクターの悩み3つめは、発表会への対応です。
【体験談】
「子ども向けのバレエスクールでインストラクターをしています。発表会では上手な子にセンターポジション、ソロバリエーションと考えていても、保護者クレームへの懸念から差が出すぎないように配慮するのが大変で、これが悩みです。」
発表会の出演時間や立ち位置について、保護者からクレームを受けることもあり得ます。「我が子は頑張ってレッスンを受けているのに、どうして〇〇ちゃんが主役なのか」と保護者から指摘をされることもあるでしょう。
なるべく子ども同士に差が生じないよう、配慮しながら振り付けを考えるインストラクターもいます。
【ダンスのインストラクターの悩み】おすすめの解決方法
ダンスインストラクターの悩みについて、紹介してきました。悩みに対して、どんな対処法をすればよいのでしょうか。
ここではおすすめの対処法を紹介します。
対処法は次のとおりです。
- 先輩インストラクターや社員に相談する
- レッスン中は指導者だと意識する
- 万人受けする指導はないと理解する
- どんな仕事にも悩みはつきものだと理解する
悩み解決法|先輩インストラクターや社員に相談する
ダンスインストラクターの悩みに対するおすすめの解決方法1つめは、先輩インストラクターや社員に相談することです。
自分よりも指導経験が長い先輩インストラクターであれば、多くの困難を乗り越えているでしょう。悩みを持ち、それを解決した経験もあるはずなので、相談することをおすすめします。
また、悩みによっては、正社員スタッフや教室責任者にも相談しましょう。
自分で悩んでいては解決できないこともあります。悩みを持ったまま指導をしていると、レッスンクオリティが下がることもあるため、信頼できる人に相談することをおすすめします。
悩み解決法|レッスン中は指導者だと意識する
ダンスインストラクターの悩みに対するおすすめの解決方法2つめは、レッスン中は指導者だと意識することです。
ダンスのインストラクターの仕事は、ダンスの指導をすることです。たとえ生徒が自分よりも年上でも、お金をもらっているため、指導をしなければいけません。
レッスン中は指導者に徹しましょう。なかなか慣れない方は、ダンスインストラクターを「演じる」ことで、対応できることもあるので、実践してみてください。
悩み解決法|万人受けする指導はないと理解する
ダンスインストラクターの悩みに対するおすすめの解決方法3つめは、万人受けする指導はないと理解することです。
生徒には個性があり、それぞれに合った指導は異なります。そのため、万人受けする指導はないのです。グループレッスンを受け持つダンスインストラクターは、まずこのことを理解しておきましょう。
どこかで妥協も必要になるのです。
たとえばグループレッスンで、Aさん、Bさん、Cさん、Dさんがいて、Bさんだけダンス初心者だったとします。
Bさんをフォローしながらレッスンをする必要はありますが、クラス全体の指導レベルを完全にBさんに合わせてしまうと、残りのAさん、Cさん、Dさんが物足りなく感じるのです。
グループレッスンでは、生徒全員に合わせることは難しいと理解しておきましょう。
どんな仕事にも悩みはつきものだと理解する
ダンスインストラクターの悩みに対するおすすめの解決方法4つめは、どんな仕事にも悩みはつきものだと理解することです。
ダンスインストラクターの仕事に対して悩みを持つこと自体は悪いことではありません。悩みを持つことは、それだけ仕事に対して真剣に向き合っている証拠と言えるからです。
深く考えすぎると、プライベートに影響が出ることもあり得ます。心身に不調が生じる可能性もあるため、先輩に相談するなどをしましょう。仕事で悩むことは恥ずかしいことではありません。
まとめ
ダンスのインストラクターの悩みとおすすめの解決方法を紹介しました。
おとな向けダンスインストラクターの悩みでよくあるものは次の4つです。
- 注意しにくい
- 上達がわかりにくい
- 経験値に差がある
- 過去のインストラクターと比較される
子ども向けインストラクターの悩みは次の3つです。
- 保護者対応がある
- レッスンに集中しない子がいる
- 発表会の対応が大変
悩みはひとりで抱えず、相談しながら対処しましょう。
おすすめの対処法は次の4つです。
- 先輩インストラクターや社員に相談する
- レッスン中は指導者だと意識する
- 万人受けする指導はないと理解する
- どんな仕事にも悩みはつきものだと理解する
悩むことは恥ずかしいことでも悪いことでもありません。自分なりの方法で乗り越えることが大切です。
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